11月7日(火)

雨のち曇り、強風
刈りこまれ茶垣にのぞく小さき白 正子
秋の暮大風竹を打ち鳴らす    正子
嵐吹き欅紅葉の散り急ぐ     正子
●合同句集の俳句部分の校正をみんなに送った返事が返ってくる。残り、3名。
●夕べは8時前就寝。途中で起きて編集の仕事をするつもりで、目覚めたのが今朝2時前。テレビをつけると「トラムの旅」でウィーンの街が映されているのを途中から見る。要所要所の建物などを見せてくれる。
<Zeit,Kunst,Kunst,Freiheit>の文字が読める建物があって、Kunstのuがvのように書かれている。どこかで見た感じがする。セセッション館(分離派会館)の入口上部の"DER ZEIT IHRE KUNST,DER KUNST IHRE FREIHEIT"(時代には芸術を、芸術には自由を)だった。この書き方は、あとで調べるとして、クリムトが書いたのかも。
●これを見ていて、芸術や文化を育てるには、いい批評家がいる。いい批評家がいなければ、芸術家は育たないとはっきり思った。
今、俳句に関しては、批評家と言える人がいるのか。メディアが、芸術ではなく、商売のために価値判断をしているくらいか。総合俳誌では、編集長が女性から男性へと代わったところがある四分の二ぐらいあって、新しい動きをなんとなくだが、感じる。機械になりやすい女性から、意思を貫きたい男性へ、と言うことかもしれない。

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