10月17日(日)

渡り蟹まっかに茹り朝の家事   正子
渡り蟹記憶よみがえりつつ茹でる 正子
ガスの炎も灯もあわし栗を煮る  正子
●冬のような寒さ。渡り蟹を2つ買ったので、茹でる。大きい方が軽い。沸騰した湯にいれると大きい方がぷっかり浮く。多分、中身は空なのだろう。茹であがり甲羅を開けると、二つとも空に近い。月夜に獲った蟹なのか。身はわずか。渡り蟹を鑑賞するために買ったようなものだった。損した感じ。
●栗の渋皮煮を作る。皮が薄い栗のようで、渋皮に傷を入れないようにするのに神経を使った。灰汁を抜きすぎたようで、渋皮煮の色目がうすい。味は栗のほっくりした味が残っていて、こちらには満足。

コメント