■7月月例ネット句会清記■

■7月月例ネット句会清記■
2023年7月9日
39句(13名)

01.初蝉と想いくすぐる耳の奥
02.植込みのつつつと伸びる青すすき
03.青蘆やさざ波立つる夕の風
04.峰雲の変化激しき蒼き空
05.日を受けて枝の翡翠妙なるよ
06.鷺草の天飛んで来し夢の間に
07.あき缶の口に滲み入る岩清水
08.水打って空へはじける飛沫かな
09.雨に似て水輪のひとつ糸蜻蛉
10.花蜜柑ゆっくり過ぎる蝶の時間

11.白紫陽花手折り置かれている手水
12.自転車の少女は風に立葵
13.地域猫見上げる先に七夕笹
14.フラミンゴ水浴びるとき夏日揺れ
15.にぎやかに母の友らと盆支度
16.ミストにて涼をとりたる神田明神
17.七夕や宇宙の旅を願ひたり
18.梅雨の蝶庭の草花巡りたり
19.一輪の向日葵に差す陽は東
20.梅雨晴れ間所狭しと洗濯物

21.来ては去り去っては戻る揚羽蝶
22.露草の一花だけの青を見せ
23.苦瓜の最初の花に受粉さす
24.ひまわりに話しかけてる今日は晴れ
25.山百合の花の大きく倒れ咲く
26.ふりあおぐ合歓よ真青き空の花
27.暑き日の水騒がせてかいつぶり
28.雲とれてしだいに大きく夏の富士
29.五合目より梅雨晴れの富士山頂
30.国籍あまた夏富士の頂へ

31.旧友とピッツァ分け合う薔薇の卓
32.雨上がり空みずいろに立葵
33.降り注ぐ滝音棚田に風わたる
34.伸びをしてプール開きのチャイム待つ
35.冷房のような夜風に沢音も
36.喜雨のなか色とりどりの傘集う
37.夏帽子さらりと洗われ色淡く
38.採れたての桃の硬さに音がする
39.朝採れのいんげん豆の青の濃さ

※互選をはじめてください。好きな句を5句選び、そのうちの一句にコメントをお願いします。

7月9日(日)

曇り
●中国地方は大雨がつづいているようだ。
●7月月例ネット句会を開催
投句
山百合の花の大きく倒れ咲く
ふりあおぐ合歓よ真青き空の花
暑き日の水にぎわせてかいつぶり
●四十九日の法要が済んだので、位牌を仏壇に収め、経机は法事のときだけ使うことにして、仏壇下にしまう。遺影も小さい写真に替える。大きい遺影は本棚の上に飾る。

7月8日(土)

曇り、ときどき晴れ
●信之先生の四十九日の法要。午後三時から自宅で、子供家族と。
住職から高野山の中だけで焚かれる線香と命日香をいただく。最近の線香は煙も匂いもすくないとこぼしておられた。うちのもそうだが、いただいた線香は、思い切り抹香臭く本堂の大伽藍を思い出されるような匂い。どこかのお寺で嗅いだことのある匂いだが、高野山中だけと言われれば、ちょっと違うかもしれない。
●初盆の伺いを立てる。月遅れのお盆にお経をお願いした。子供たちは平日で勤務があるので、私ひとりだけでよいと思うが、住職は大勢のほうがいい感じ。それで、日にちは未定。
●法事の参列者は老人は私ひとり。みんな若い。元希がいつもの柱で身長を測る。来た時、思いついたら測るが、最初は2017年の4歳のとき。今日は146cm。去年から10センチ伸びる。句美子が水素を発生させ、ロケットを飛ばす実験器具を買ってきていた。すぐやりたがる。
●友宏さんが、トランプのマジックを披露。みんな驚くが、元希の母親が一番面白がっていた。元希の学級にはマジック係がいて給食のとき盛り上げてくれるそうだ。元希も一つトランプマジックを覚えて帰った。