7月8日(月)

★子が去りしことも静かや夏の歯朶  正子
帰省中のお子さまが帰られた後の静けさでしょうか。ふと目に映る夏の歯朶が鮮やかなみずみずしさです。一抹の寂しさの中に、母としての安らかな充実さが感じ取れます。(藤田洋子)

○今日の俳句
雨雲の山を離れて合歓の花/藤田洋子
合歓の花を的確に捉えている。愛媛の久万高原などに出かけると、垂れていた雨雲が山を離れていって、合歓の花があきらかに浮かびあがってくるが、このようなところに合歓は自生する。(高橋正子)

○ピーマンの花

[ピーマンの花/横浜市緑区北八朔]

ブログ「ベランダ菜園」より: 
ピーマンの花咲く/2010/05/24 (月)
 5月1日に定植したピーマン。風が強い日があったり寒くなったりとの散々の天候が続いていましたが、無事一番花が咲きました。支柱がなかったので、とりあえず割り箸で代用。一番花から下の脇芽は取るということなので、早めにせっせと取ました(葉もピーマンの香りがします)。今ピーマンのプランターの隣には、去年から育てている万能ねぎの収穫が次々と出来ます。食べた後の根をパックに植えただけなのに食べても食べてもどんどん収穫させてくれます(収穫のペースが落ちたら新しい根をまた植えます)。狭いベランダでも簡単に収穫できるし、節約にもなるし、万能ねぎはベランダ菜園のエースですね(でもアブラムシはよくつきます)。  
 話をピーマンに戻すと、その後残念ながら一番花は、黄色くなって落ちてしまいました。 でも、花が次々と咲きます。よく見ると白くてとても可憐な花です。もう中心には、ピーマンらしき緑色のものが見えます。
 では、観察してみます。次々花が咲きます(5月17日)2日後には萎れます(5月19日) 4日後、花びらの下から小さなピーマンが出現 。ピーマンらしきものが(5月21日)。 7日後。あまり変化がないような…。ピーマンの大きさは、約1.5センチ。少し大きくなっているかなぁ??(5月24日)
 心配なことは、若芽にアブラムシが付き養分を吸っているためなのか大きな立派な葉に成長しません。毎日アブラムシチェックはしているのですが、どこから来るのでしょう??また全体的に主枝が細くヨワヨワしいです。 定植してから24日目。約17センチ成長して、高さは40センチになりました。ピーマンの収穫は花が咲いてから15~20日。無事収穫出来て欲しいです。40センチに成長しました(5月24日)
 
ウィキペディアより:
 ピーマンはナス科の一年草、およびその果実。学名はCapsicum annuum L. ‘grossum’ であり、トウガラシの栽培品種に分類される(’ ‘は栽培品種を表す)。果肉は種子以外ほとんど空洞である。日本の店頭で食用として販売されるものは、明治初頭にアメリカから伝わったイスパニア種を品種改良した中形で緑色のものが多いが、近年はカラーピーマンも出回っている。緑色は未成熟の果実のためであり、成熟すると一般的なものは赤色のほか黄色、橙色に変わるものもある。北米では大形の成熟した様々な色のものが流通する。その他に、未成熟で白色や、黒色(濃い紫色)、紫色のものもある。加熱すると緑色に変化し、熟すると橙色、赤色に変わる。英語では「Green pepper」、「Red pepper」、「Yellow pepper」などと呼ばれる。
 日本語における「ピーマン」の由来は、フランス語の「piment」あるいはスペイン語の「pimiento」とされ、いずれも狭義のトウガラシを指す[要出典]。なお、ピーマンを意味するフランス語は「poivrons」である。

7月8日(月)

●小口泰與
野放図に杏実らせ鳥の声★★★
朝日射す縹の赤城青りんご★★★
遠雷に遠まなざしのチワワかな★★★

●佃 康水
大き夢七夕電車載せ走る★★★★
七夕の日の電車。電車に乗っている子どもも、大人もみんな夢や願をもっている。みんなの夢や願が詰まった七夕の電車が大きく膨らむ。(高橋正子)

昼灯しゴーヤ日除けの理髪店★★★
蛍灯に見立てし和菓子目の前へ★★★

●迫田和代
島の空大きく横切る天の川★★★★
島の空に、島よりもはるかに大きくかかる天の川。天の川の果ては海の向こうに。島の空が快く涼しい。(高橋正子)

傍らに静かに咲ける月見草★★★
七夕の願い山ほど竹撓る★★★

●桑本栄太郎
学び舎の赤き煉瓦や炎暑来る★★★
山の背の峰雲育て天王山★★★
梅雨明けと聞けば四条のコンチキチン★★★

●多田有花
炎昼にリヤカーをひく男あり★★★
梅雨明けの部屋開け放ち風入れる★★★
青空へ風は吹きぬけのうぜん花★★★

●河野啓一
朝顔の紫紺の色を筆につけ★★★★
紫紺の朝顔を描こうとして、その色の絵の具を筆に含ませた。水彩画や墨彩画であろう。筆に含んだ紫紺の色が生き生きとして、涼しそうだ。(高橋正子)

烏賊釣りの船に揺られて若狭湾★★★
打ち水をすれば空にも風流る★★★

●小西 宏
梅雨明けて白輝けるビルの列★★★
蜻蛉生まれ白雲高く羽ばたける★★★
軽鳧の子の水面かすめて初飛行★★★

●小川和子
雷一声街を響かせ土砂降りに★★★
ひたひたと泉水河骨に充てり★★★
蓮池を覆う蓮の葉日を透かす★★★