◆ご挨拶/端午ネット句会(句会主宰:高橋正子)◆

端午ネット句会にご参加ありがとうございました。入賞の皆様、おめでとうございます。今年の連休は、はじめから終わりまでお天気に恵まれました。珍しいことと思います。5日の子どもの日、端午の節句は、朝夕の風はひんやりと心地よく、昼間は薫風が吹き抜けて、本当に気持ちの良い祝日を過ごすことができました。端午に合わせのご投句に、昔ながらの懐かしい生活や風景も詠まれて、いまもこうしたことが続いていて、嬉しくなりました。私の郷里では、柏の木がなく、山帰来の葉で柏餅を作っておりました。それもかしわ餅と呼んでおりましたが、佃さんの句に、そんなことなど思い出しました。このごろ粽が手に入らなくなったのが残念です。
連休最中の句会でしたが、14名のかたにご参加いただいて、よい句会になりましたことを、お礼申し上げます。来月のネット句会を楽しみに、ご健吟ください。これで、端午ネット句会を終わります。管理運営の信之先生、互選集計の洋子さん、大変お世話になりありがとうございました。

5月7日(木)

★白ばらの空気を巻いていて崩る  正子
白ばらの正に絢爛と盛りある咲きよう。空気の中に広がり、否、大きく巻き込んで濃密な一体となって在り、この期を逃せばあとはただ崩れ去るのみ。(小西 宏)

○今日の俳句
蒲公英の花せめぎあい光りあい/小西 宏
蒲公英が明るい日差しの中に、びっしりの咲いている様子。一つ一つの花は可憐でありながら、せめぎあうほどの花の力。せめぐだけでなく、また、互いに光りあっている。確かな目である。(高橋正子)

○ジャーマンアイリス(ドイツアヤメ)

[ジャーマンアイリス/横浜市都筑区ふじやとの道] 

★ドイツアヤメ咲く青年のジョギング/高橋信之
★学ぶ卓ドイツあやめの香が届き/仙石君子

ドイツアヤメ (Iris germanica) はアヤメ科アヤメ属の植物の一種。別名のジャーマンアイリスで呼ばれることが多い。本種は、アヤメ属の植物を交雑して作出されたもので野生のものはない。1800年代の初期にドイツ、フランスで品種改良され、その後、アメリカが多数の品種を出している。花期は5 – 6月ごろである。

◇生活する花たち「山躑躅・武蔵野きすげ・あやめ」(東京白金台・自然教育園)