7月6日(日)

曇り
 
●「リルケと俳句と私」を書きかけて、また『マルテの手記』『リルケ』を読む。リルケは「見る人」「事物の人」として書きはじめた。「見る人」とはどういうことか、俳人の見方との違い、「事物の人」はどういうことか、ロダンとセザンヌをどう扱うか、根源俳句は何故行き詰ったかなどの考証をいれながら書けばかきやすいかもしれない。そして小見出しを付けた方がわかりやすいし、書きやすいと思った。出だしだけ書いて、就寝。

7月5日(土)

晴れ、時に小雨

冷房にお食い初めの石つややか   正子
甚平を着せられお食い初めの赤子  正子
お食い初め終われば行水させられし 正子

●お食い初めに招かれる。お食い初めのお膳には、梅干しと黒いつやのある石、蛤のお吸い物、赤飯、煮物、鯛がのっていた。両親と私で食べさせる真似をする。年上から始めるというので、私から。小さな行事だが、少し緊張もした。
あすは、写真屋さんに行くとのこと。

●7月号は、「リルケ」と「後記」の残してできたので、ここまでを印刷して校正をする。90ページになりそうなので、ページ数は良いとしても、無駄なところはないか、誌面の統一性を考えて検討しなければいけない。花冠も俳句の雑誌なので、俳句の趣旨にそった美意識が問われる。90ページをひとりで見るのはかなり集中力がいる。