藤房
高橋正子
藤房に天の蒼さのありにけり
明治神宮
新緑の枝差し交わす神の杜
真っ直ぐな菖蒲のみどり湯が熱し
菖蒲の葉折ればかぐわし仕舞湯も
朽葉色の葉がよく真白き柏餅
ラベンダー紫混みて風にあり
ベランダにハーブ匂える五月来ぬ
プラチナの五月の光をベランダに
豆の花宙に雀が鳴いており
都忘れの花を思えば幾月ぞ
明るくて深い 現代語による俳句を。よい生活から よい俳句を。
藤房
高橋正子
藤房に天の蒼さのありにけり
明治神宮
新緑の枝差し交わす神の杜
真っ直ぐな菖蒲のみどり湯が熱し
菖蒲の葉折ればかぐわし仕舞湯も
朽葉色の葉がよく真白き柏餅
ラベンダー紫混みて風にあり
ベランダにハーブ匂える五月来ぬ
プラチナの五月の光をベランダに
豆の花宙に雀が鳴いており
都忘れの花を思えば幾月ぞ