★夏まつりのふうせん浮かせ子ら眠る 正子
子供達にとっての夏まつりは、屋台店をあれこれ回って見るのが何よりの楽しみ。一番人気が有るのがふうせんの様で、遠くから色鮮やかなふうせんを見つけておねだりをしています。買って貰ったふうせんを家に持ち帰り、おまつりの心地良い疲れにうとうと眠ってしまいます。安らかな寝息を聞いて居るかの様にふうせんは子供達のそばに高く浮いています。そんな様子を見守っていらっしゃるご家族の温かい眼差しが見えて参ります。(佃 康水)
○今日の俳句
作務僧も素麺流しの竹を組む/佃 康水
寺での素麺流しであろうか。作務僧も出て、素麺を流す青竹を組み、境内での素麺流しがいかにも涼しそうである。(高橋正子)