3月29日(月)

雨のち曇
俳句
春雷のいなづま明かりを胸に受く  正子
自解:春雷は夜、寝についたころ、突然に鳴ることが多い。眠ろうと胸に手を置いていると、ガラス窓からカーテンを越して、いなづまが胸をさし照らす。胸に受け止めるしかない。

○昨夜から気温が下がり、午前11時でも5度。

○今日の俳句
残る鴨みずから生みし輪の芯に/川名ますみ
「残る鴨」なので、みずからが生んだ輪の中心にいるという事実が生きる。温んだ水が、しずかに輪を描き、その中心にいる鴨に、独りでいる意思が読み取れる。

○現代俳句一日一句鑑賞
http://blog.goo.ne.jp/kakan109/

◇生活する花たち「桜・ソケイ・パンジー」(横浜日吉本町)