1月25日(火) 2011年1月25日 06:51 | Weblog:俳句日記 ★波立てば鴨の勇みて泳ぎけり 正子 池や川など穏やかな水面を、ゆっくりと浮きゆく鴨。けれど、風か獲物か、そこに波が起こる時には、鴨も勢い込んで泳ぐのですね。「勇みて泳ぎけり」の強さから、水と鴨が同時に動く、自然が一体となって力を発する瞬間が実感されます。(川名ますみ) ○今日の俳句 何もない寒空を昇ってゆく鳶/川名ますみ 何もない寒空は、雲さえも、音さえもないということ。澄みきった寒の青空に吸い込まれように昇る一羽の鳶が、静謐な寒青空を印象付けている。(高橋正子) コメント (1) X Facebook はてブ LINE