9月22日(水)

★十五夜の箱根山道踏みおりぬ  正子
ドライブウエィーでなく細い山道かと思います。十五夜の頃であれば道の両側には薄も穂を出し月光に耀いていたことでしょう。それにしましても又とない体験をされたものと思います。
箱根山道のことが知りたくインターネットを見ましたら東京都内にも低い山で箱根山があるそうですが、そこのことかしら と思ったりしています。見当違いのことでしたら申し訳ありません。 (黒谷光子)

○今日の俳句
十五夜の光り差し込む青畳/黒谷光子
藺草の匂いもすがすがしい青畳に十五夜の月の光が差しむと、畳の上はきよらかな月光の世界。畳に踏む月光のすがすがしさと美しさを簡潔な句にまとめた。(高橋正子)

○十五夜ネット句会
昼間晴れていたが、夕方から曇り空となり、月は見えなかった。名月のころは、天気が落ち着かない。無月となる年も多い。

わが家路ゆく手に満月あおぎつつ  正子
菊蕾いきおいあって水はじく    〃
秋ばらの蕾の古色朝の日に     〃

◇生活する花たち「未草」(尾瀬ヶ原)