12月21日(日)

晴れ
●お寺の寿餅会に出席。午前11時からだが、息子に成瀬の駅まで迎えに来てもらい、いっしょに参加。30分ほど早く着いたので、先に墓参。寿餅会のお経のあと、頂いたお餅、お萩、蜜柑をお墓に供え、すぐに下ろして持ち帰り、仏壇に供える。今日は列の一番目だったので、読経がはじまり10分もしないうちに焼香となり、30分もかからず終わった。成瀬駅から一人で帰宅。

●午後、夕方近くになったが、ゆうまくんの子守りに。一家みんな風邪をひいている。ゆうまくんは下痢が続いているが、治るのに2週間ぐらいかかるらしい。クマのプーさんを持っていっった。ゆうまくんとおなじくらいの大きさ。電話の真似をして「もしもしゆうまくんですか」「はい、ゆうまです。」に自分の事とわかってか、笑って喜ぶ。

●夜、花冠の入稿準備。明日朝、入稿の予定。27日が土曜日なので、年内にできるかどうか、心配だ。

自由な投句箱/12月21日~12月31日

投句は、一日1回3句に限ります。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)

※★印の基準について。
「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。

今日の秀句/12月21日~12月31日

12月31日
該当句無し

12月30日(1句)
★来る年を静かに待ちぬ水仙花/多田有花
「静かに待つ」が、年の瀬の喧騒とは対照的な、内面的な静けさを強調している。水仙の白さ・香り・寒気の中の凛とした姿が来る年を待つ姿勢として、美しい。(髙橋正子)

12月29日(1句)
★歳晩の歩きに出れば暮れ行けり/桑本栄太郎
歩くことを日々の習いとしている作者。いつものように歩きに出たものの、ほとんど歩かぬうちに日は早くも傾き、歳晩の気配が濃く迫ってくる。押し詰まった年の暮れの短日と、過ぎゆく一年を静かに惜しむ心が、歩くという行為のなかに自然に滲み出ている。(髙橋正子)

12月28日
該当句無し

12月27日(1句)
 <ギリシャの友人宅>
★リビングを聖樹の樅が占めており/川名ますみ(正子添削)
ギリシャのクリスマスの家庭の様子。大きな樅の木を切ってきて、家に飾るのだが、それがリビングを占めてしまうほどの大きさ。
祝祭の高揚感が感じられる。樅の木の枝の影や緑の陰翳も特別な時をもたらしてくれているようだ。(髙橋正子)

12月26日(1句)
★水鳥の岸辺に集いやすきなり/多田有花(正子添削)
「水鳥」は、鴨、鳰、ゆりかもめなどの冬の水上の鳥を総称していい、冬の季語となっている。「冬」を省いた結果の添削。水鳥の習性として、岸辺に上がって集まっている光景を目にするが、それを実景として句にした添削例。(髙橋正子)

12月25日(1句)
★冬の庭枯れ枝伝う明けの露/土橋みよ
冬の静止したような庭。しかし、枯れ枝には明け方の露が、伝って流れている。この小さな生き生きとした「明けの露」は、生命の姿と言ってよい。声を張らないところに品格の良さが見える句。(髙橋正子)

12月24日(2句)
★山茶花の水滴零し咲きみつる/桑本栄太郎
山茶花の水滴は、雨滴であろう。水滴をこぼしながら咲き満ちている華麗さとみずみずしさを捉えたところがいい。(髙橋正子)

★戸を引けば庭の土蹴る寒すずめ/土橋みよ
寒い朝、戸を繰ったときに、庭に雀がいた。雀は元気そうに、かわいらしい脚で土を蹴っていた。雀に蹴られた土の具合がリアルにみえる。観察がこまやかで、小さいものへの愛おしみがあるのがいい。(髙橋正子)

12月23日(1句)
★障子より夜明けのひかり四畳半/廣田洋一(正子添削)
「障子見て夜明けを知りぬ4畳半」が原句。添削の意図は、「見て・・・知りぬ」の説明を排し、実景の率直な把握を詩とするための添削。「ひかり」としたが、「あかり」との案も考えられる。作者の実感にどちらがより近いかで、選択されるといいと思う。
参考までに、「ひかり」は、自然光の清澄さ、外界から差し込むもの、「あかり」は室内の明るさ、生活の温度を帯びた語感がある。(
髙橋正子)

12月22日(1句)
★冬至かな淡く残りぬ朝の虹/多田有花
冬至という一年の節目の時。「淡く残りぬ」が巧みで、虹がすでに消えかけている余韻の時間が捉えている。雨上がりの消えゆく虹がすがすがしい印象だ。(髙橋正子)

12月21日(1句)
★図書室の冬灯数多の学ぶ人/上島祥子(正子添削)
図書室に出かけると、冬の灯の下で、たくさんの人が読書にあるいは、調べものに没頭している。学ぶ人の多さに驚く。図書室を覗かなければ、わからなかった社会の一面。(髙橋正子)

 

12月21日~12月31日

12月31日(4名)
小口泰與
天が下常に砲弾春を待つ★★★
あめつちの煽らる日日や空っ風★★★
月の灯を吸い込む冬の湖の彩★★★

桑本栄太郎
何時までも果てしなきかな年用意★★★
銀行へ行くのも一つ年用意★★★
ファミリーのかばん数多た冬休み★★★

多田 有花
流るるか逝くか去ぬるかこの年は★★★
旅支度整えている小晦日★★★
行く年の行き先を問うてみたくなる★★★

廣田洋一
ようやくに掃除を終えて大晦日★★★
宵寝して年越蕎麦に備えけり★★★
年越の蕎麦の産地に迷いけり★★★

12月30日(3名)
多田 有花
暖かき日差しの中へ門松立つ★★★
年詰まる昼の半月中天に★★★
来る年を静かに待ちぬ水仙花★★★★

小口泰與
空風の天伝う道赤城山から ★★★  
鳥声の甘ゆ鳴き声残り柿★★★
寒牡丹三つ咲きけり今朝も咲く★★★

桑本栄太郎
買物の追加は我や年用意★★★
レジの列前へ進まず年暮るる★★★
注連飾り妻の用意は終わりけり★★★

12月29日(4名)
多田 有花
それぞれの胸に感慨年の暮★★★
年歩む我も隣を歩むなり★★★
仰ぎ見れば空へ山茶花の白し★★★

廣田洋一
短日やしまい支度の洋品店★★★
くっきりと稜線見えて冬夕焼★★★
妻の忌に一つ供えし室の花(原句)
「一つ」の意味があまり感じられませんので、添削しました。
妻の忌に供えし明るき室の花(正子添削例)

小口泰與
水底の落葉掻き分け魚二匹★★★
空風にあおらる帽子上州路★★★
横雲に縛られ喘ぐ雪浅間山★★★   

桑本栄太郎
椅子に乗り上り下りや煤払う★★★
午後よりは髪のカットや冬日和★★★
歳晩の歩きに出れば暮れ行けり★★★★

12月28日(3名)
多田 有花
年の瀬やひとときゆっくり珈琲を★★★
惜年や宇宙の果ての話する★★★
冬の朝霧を払いて日の出かな★★★

桑本栄太郎
数え日や寸暇を惜しみ歩き居り★★★
冬晴の山に影なす雲走る★★★
山茶花と思えぬほどの大振りに★★★

小口泰與
冬日淡し利根の流れのあわあわし★★★
空風や山のあはいに鳥を呼び★★★
空奪う枯木林や鳥の数★★★

12月27日(6名)土橋みよ
 エアプラント
冬日差し赤き額より花一輪★★★
風受けてまだらに色づく寺の蜜柑★★★
雨樋の氷柱伝いて水きらめけり★★★

桑本栄太郎
山茶花の花びら散らす垣根沿い★★★
稜線の天の茜や冬の月★★★
数え日のひと日終わりや茜雲★★★

廣田洋一
短日や帰宅促すわらべ歌★★★

障子の間パソコンの音響きけり(原句)
パソコンの音の響けり障子の間(正子添削)

句座終えて忘年会へなだれこみ★★★

川名ますみ
看護師と小声でメリークリスマス(原句)
看護師とささやくメリークリスマス(正子添削)

胸元に光る聖樹のブローチを★★★

〈ギリシャの友人宅〉
リビングに樅の聖樹をいっぱいに(原句)
リビングを聖樹の樅が占めており(正子添削)

小口泰與
歳末に友訪ねけり居らぬなり★★★★
吾子の手に二枚重なる柿落葉★★★
冬入日子等たち我に歩合わせ★★★

多田有花
風強き日差しの中へ初雪か★★★
玄関を囲んで咲かせ冬の薔薇★★★
数え日の散歩に出れば花と会う★★★

12月26日(2名)
多田 有花
水鳥の冬の岸辺に集いけり(原句)
水鳥の岸辺に集いやすきなり(正子添削例)
「水鳥」は冬の季語です。(髙橋正子)

冬朝日遠き街並みを照らす(原句)
冬朝日照らすは遠き街並みを(正子添削)
原句は散文的なリズムなので、添削しました。(髙橋正子)

唐芋の塩バター炒めや冬の昼★★★

桑本栄太郎
出掛け前の音にためらう虎落笛★★★
二回目の投函したり賀状書く★★★
みぞれ止み日差し明るく青き空★★★

25日(6名)
多田 有花
喜びは密かに小さくクリスマス★★★
山茶花の散りつつもまた咲き続く★★★

落葉を終えし銀杏のすっきりと(原句)
落葉終え銀杏すっきり立ち上がる(正子添削①)
落葉して銀杏すっきり立ちにけり(正子添削③)
季語としての「落葉」は、落葉している途中も、落葉したあとも含めます。「落葉して」は、完了をあらわしますので、
「終え」を用いないくてもその意味になります。ただ、「終え」を強調したい場合は、添削①のようになります。(髙橋正子)

小口泰與
味気なき風邪ひきの舌晩餐会★★★
冬の闇厚しかすかに星ひとつ★★★
心まで温もらぬとも炬燵かな★★★

廣田洋一
小ぶりなるケーキを一つ聖夜かな★★★
着ぶくれて大きな腹を隠しけり★★★
行く年や理髪の予約したりける★★★

桑本栄太郎
それぞれの想いで思い賀状書く★★★
着ぶくれて配達ものを受け取りぬ★★★
時雨れ降る早も暮れ行く午後の四時★★★

土橋みよ
冬の庭枯れ枝伝う明けの露★★★★
「明けの露」で情景がはっきりし、句が力強くなりました。(髙橋正子)

宛名書き見返す去年の年賀状★★★
椅子足らぬ市の蕎麦屋のクリスマス★★★

上島祥子
液晶の光に始まる冬の朝★★★
運転の指遊ばせる寒さかな★★★
アスファルト硬きを踏めば冷え強し★★★

12月24日(4名)
多田 有花
クリスマスリース華やか赤と金★★★
平日の公園静かに聖樹立つ★★★
手洗いに小さき聖樹と雪だるま★★★

小口泰與
夕日落ち冬鳥急ぎ軒下へ★★★
遠近に野鳥居りけり冬の森★★★
寒の水舌に転がし堪能す★★★

桑本栄太郎
時ならぬ雨のぬくきや時雨降る★★★
山茶花の水滴零し咲きみつる★★★★
故郷を遠くに想う懸大根★★★

土橋みよ
時雨止み玄関前にしゃがむ犬★★★
戸を引けば庭の土蹴る寒すずめ★★★★
冬の庭枯れ枝伝う水の糸★★★
{水の糸」を具体的に表現するといいと思います。漠然としています。(髙橋正子)

12月23日(5名)
多田 有花
津久見から届きし蜜柑を並べおり★★★
バロックを静かに流し冬なかば★★★
市川に鴨のつがいの浮かびおり★★★

小口泰與
一か所に数多集いし冬の鳥★★★
カメラマン息を殺して冬の朝★★★
枝々に数多の鳥や冬の庭★★★

廣田洋一
着ぶくれて電車の席をはみ出せり★★★
行く年の川の流れを見ておりぬ★★★
障子見て夜明けを知りぬ4畳半(原句)
障子より夜明けのひかり四畳半(正子添削)

桑本栄太郎
山茶花の赤の咲き満つ垣根かな★★★
山茱萸の枯木に赤き実のあまた★★★
鳴き交わす鳥の水面や蓮枯るる★★★

上島祥子
青空の一日続く冬至かな★★★★
帰り花朝より二つ増えており★★★
クリスマスオペラの歌声有線に★★★

12月22日(4名)
小口泰與
柿落葉表を上に流れけり★★★★
上州の風は鬼子や寒牡丹★★★
屁踊りの幕は下りたり冬の闇★★★

多田有花
冬至の鉢植えガーデンシクラメン★★★
冬至かな淡く残りぬ朝の虹★★★★
一陽来復西洋たんぽぽ旅立ちぬ★★★

桑本栄太郎
待合の無言の人よ冬ざるる★★★
中庭に落葉つもりぬ待合所★★★
診察の果てて挨拶年暮れる★★★

土橋みよ
冬雲の切れ間に青き空生まる★★★
柿の木の枝それぞれに寒雀★★★
冬バッタ枝を伝いて歩きけり★★★

12月21日(3名)
桑本栄太郎
白き実を晒す寒風アメリカ楓★★★
見た目にも華やぎあらぬ枇杷の花★★★
しぐるるや目鼻分かたぬ辻地蔵★★★

多田 有花
冬の陽の低しサングラスを掛ける★★★
大根の柚子浅漬けを作りおり★★★
冬の薔薇やわらかき陽に包まれて(原句)
やわらかき陽に包まれて冬の薔薇(正子添削)

上島祥子
図書室の冬灯数多に学び人(原句)
図書室の冬灯数多の学ぶ人(正子添削)
オリオンの南に位置する子の帰宅★★★
出入りを重ねる度に雨は冷え★★★