俳句
春月の光りにも触る午前二時 正子
ふと目覚めると午前二時、あまりにも美しい春月が手の届きそうに高階の窓に映っています。思わずその光りに触れるかのように少し窓をあけて仰ぎ見ます。女性ならではの感覚の美しい句ですね。(柳原美知子)
○今日の俳句
鶯の声に澄みゆく引き潮よ/柳原美知子
静かに引いてゆく潮が、鶯の声によって、ますます澄む。のどけく、透明感のある鶯の鳴き音と、瀬戸の引き潮が相呼応して、澄明な世界が詠まれた。(高橋正子)
○現代俳句一日一句鑑賞
http://blog.goo.ne.jp/kakan109/
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2010.04.20(火):10000 位(1398541ブログ中)、592(閲覧数)、162(訪問者数)