晴れ
春菊の太り始めてがんばれる 正子
春大根育たぬままのよき辛さ 正子
京みずな色浅ければざっくりサラダ 正子
●昨日と同じくらい冷え込む。句美子の句集『手袋の色』の第1章「貝がら」の英訳本につけるイラストを20ほどネット上からフリー素材を探した。探すだけなのに、緊張を強いられ、ひどい肩こりになった。9割ぐらいがそろった。2月中に印刷できるように頑張らねばならないだろう。去年の信之先生の一周忌に出す予定だった。
●旧友の朋子さんが、花冠に刺激されたと言って俳句を4句ショートメールで送ってきた。彼女は1年ぐらい俳句教室で勉強しているので、季語の使い方は定石通り。後で気づいたことを書きますと、返信した。返事はたとえ決まったとしても、一晩おいて返事をしないといけない。俳句のこわさがあるので、気をつけなければいけない。
●『マルテの手記』を読んでいる。ストーリーがあるわけではなく、聖書を読んでいる感じがする。リルケはこの300頁ばかりの本に6年かけている。読むほうも6年かけて、少しずつ読めばいいのではないかとさえ思えて来る。
●一日家で過ごす。卵が余ってきているのでプリンを作った。富澤でカラメルのタブレットを買っているので、すぐできる。夕飯はこの前の鶏肉を解凍して、親子どんぶりにした。妹が送ってくれた聖護院大根を甘酢に漬けていたのが、いい具合になった。子どものころ、甕いっぱいに蕪の酢漬けがあって、冬の間はこれがよく食卓にのぼった。ハリハリ大根もよく上った。麦ごはんだったと思う。