6月10日 俳句メモ5月14日~6月10日

 朴の花
高橋正子
 
朴の花わが身清めて芳しき
朴の花栃の花見てゆたけしや
せせらぎの波打ち流れ芹の花
オナガ来て新樹の中をよろこべり
卯の花の散りこぼるるも葉の上に
枇杷熟るる見えなきほどの雨がふり
葛飾は薔薇咲き風の吹くところ
葛飾を青葉の寒き日に訪ぬ  
時計草ほんの少しの青があり
夜空あり虚々実々の心太

茄子胡瓜露けく漬かり飯は白
時計草異人女性のこのむ花

6月10日(木)

朝影のみどりの深き夏ポプラ  正子

○信之先生、電子書籍で句集を作る時間を大いに費やす。花冠8月号の編集。

○インターネット俳句センターのアクセス解析、生ログを見ていると、ipadからの訪問がある。YOU TUBEの動画で、ipadを説明していたが、指の操作で書棚から本を取り出し、ページをめくれるなど、面白い。

○冷蔵庫の音声パネルの基盤を交換。2000年に買った冷蔵庫。

○今日の俳句
射干の咲いて空には雲もなし/河野啓一
射干(ひおうぎ)は、葉が檜扇に似て、橙色に斑のあるこじんまりと品のある六弁花を開く。雲もない夏空に、日本的な射干の花の色が印象的である。(高橋正子)