3月10日(日)

晴れ
モーツアルト聞きっぱなして春の風邪  正子
一箱のティッシュ使うも春の風邪    正子
レタスの中なずなの花のよく育ち    正子
●3月月例ネット句会
12名参加
正子投句
杉の香の芬々として春の森
春耕の畑の傾斜がくろぐろと
紅梅を翔つとき鳥の羽透かし
●熱は夕方また高くなる。明日病院に行くことに。完全に風邪を引いている。コロナでないことを願うばかりだ。夕飯は葱だけの掛け蕎麦。府中の妹が最後の冬野菜だと言って送ってくれた葱が柔らかいので、美味。自分で焼いたパウンドケーキ、句美子に渡そうとしたのが、渡せないで、役立っている。2切れレンジで温めてミルクコーヒーと朝食に。仏壇からまた果物のお下がりをいただく。

■3月月例ネット句会清記■

◆句会での俳句の前書きについて◆
通常の句会では、投句に前書きをつけません。インターネットの句会なので、句会のでのお互いの情報が少ないこともあり、髙橋正子個人の考えで、前書きを許していますので、ご了解ください。
オフ句会をなさるときは、投句には前書きをつけないことを知っておいてください。
2024年3月10日
月例ネット句会主宰 髙橋正子

■3月月例ネット句会清記■
2024年3月10日
36句(12名)
01.ものの芽のわれさきの芽と競いけり
02.桟橋にひろがる紺や光る風
03.囀や拭き忘れたる窓ぼこり
04.一掬の水にも春の兆しあり
05.白鷺のゆたにたゆたに春の天
06.山山の雪解豊や木木の色
07.木々の枝のしずく歌いぬ春の雨
 <就職のため上京>
08.手荷物をチッキに春の出雲号
 <鳥取の田、舎日本海の追憶>
09.磯菜摘むはるか彼方や隠岐の島
10.白き富士くつきり浮かぶ春の海

11.着物着て大化けしたる卒業生
12.春の雪積もる間もなく雨と化し
13.絹さやの緑が妻のばら寿司に
14.春の闇ジャズの流れるヘッドフォン
15.日陰には日陰の白さ水仙花
16.安らぎを求める空よ芽吹く樹よ
17.手を延ばす今年も会えたつくつくし
18.見渡せば大地の恵み春の土手
19.答辞読むときおり声を詰まらせて
20.春なかば枝先のみな光りおり

21.春寒や光あかるきがゆえに
22.青麦の吹かれて日々に濃く太く
23.春雪の山より鳩来湯けむりへ
24.宝のごとひらくネーブル掛け袋
25.グーの手を突き出すかたち木瓜蕾
26.まなうらの色にかがやき春浅し
27.朝粥にあおき菜花の辛子和え
28.試験終え空の青さに白き梅
29.雨上がり雫を添えて白き梅
30.春雨や内勤仕事をじっくりと

31.杉の香の芬々(ふんぷん)として春の森
32.春耕の畑の傾斜がくろぐろと
33.紅梅を翔つ鳥羽を透かせけり
34.雛人形烏帽子に刀勇ましく
35.梅祭り琴の響きに梅が舞い
36.枝垂梅水面に褪せた色映し

※互選をはじめてください。5句選をし、その中の一句にコメントをお書きください。