6月2日(水)

夜空あり虚々実々の心太  正子
「虚々実々」という言葉が不思議な印象を与える句。その背後に何かドラマを感じさせ、想像力を刺激されます。つるんとした心太との取り合わせも絶妙です。 (多田有花)

○柳原美知子さんあて、「正岡子規」を郵送。レターパック。(最近はエックスパックといわず、こういう。500円と350円あり。)

○宮地祐子さんに、預かって帰った、全国俳句コンクールの優秀賞の賞状と副賞を送る。

○今日の俳句
青羊歯や谷ひたすらに明るくて/多田有花
青羊歯の育つ谷が夏らしい光に満ちあふれている。「ひたすらに明るくて」に作者の思いがある。(高橋正子)

◇生活する花たち「アジサイ・八重ドクダミ・アサギリソウ」(横浜日吉本町)

6月1日(火)

朴の花わが身清めて芳しき 正子
朴の花が香りが夏の訪れを告げますが、わが身清めての表現が温かくも厳しくその夏を捉えていると感じます。(高橋秀之)

○今日の俳句
遠き木に風立つ朝や衣更え/高橋秀之
衣更えをした朝は、ひんやりとして身も心も軽くなった感じがする。遠くに見える木にも新しい風が吹いている。それを見る心境がいい。(高橋正子)

◇生活する花たち「芍薬・額紫陽花・つつじと蜂」(横浜日吉本町)