12月1日(月)

晴れ
●午前、歯医者へ。午後、ゆうまくんの子守りにでかける。AIに相談して、ゆうまくんのクリスマスプレゼントを決めた。ネットで注文してもらう。今日まで、ブラックフライデーのセールで安くなっている。運よく間に合った。ベビードラムセットというもの。
元希くんには、英語の本がいいかと思いつく。これから探す。

●今日は、忙しいので、時間割を書いて、それに従い仕事を進めた。その時間が来たら、仕事を止め、次に移る。時間を気にしていると、うっかり時間が過ぎたり、集中力を欠く。これは正解だった。

●吉本ばななの『キッチン』で、会話の書き方のいろんなケースを調べる。俳句ばかりしていると、会話文は、ほとんど出てこない。会話文の扱いは難しい。

自由な投句箱/12月1日~12月10日

投句は、一日1回3句に限ります。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)

※★印の基準について。
「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。

今日の秀句/12月1日~12月10日

12月10日(2句)
★存分に陽を浴び落葉は地に憩う/多田 有花
光りの強さを受け取った落葉の充足感が、しずかに地に広がっている。地に戻るときのやすらかな憩いのときに、しみじみした想いがある。(髙橋正子)

 ヘルパーの黒猫
★冬灯夜を切り取りて黒猫来/川名ますみ
冬の灯のなかに、現れた黒猫。ヘルパーさんが連れて来た猫なのだが、その毛並みの黒さは、「夜」の黒さそのもの。黒く切り取られた猫のシルエットが絵になって、冬の夜を影絵のように楽しくしてくれている。(髙橋正子)

12月9日(1句)
寺の柚子洗う両手の赤らみぬ/土橋みよ(正子添削)
もとの句は、「寺の柚子洗う両の手色明し」。「色明し」が、実際とそぐわないので、添削した。
寺からもらった柚子がたくさんだったのだろう。洗っているうちに水が冷たいので手が赤らんだ、と言う句意。柚子を洗う情景がリアルに詠まれていて、句に力がある。(髙橋正子)


12月8日(2句)
★風なくも木々は落葉を急ぎけり/多田有花
落葉は風によって落ちるのではなく、落葉が自ら葉を落としている。自然の必然のように落葉する樹に、厳しい冬に向かう意思が見えるようだ。(髙橋正子)

★菰巻かる一本松の影の濃し/土橋みよ
菰が巻かれ、越冬に準備が整えられている。一本松の孤高の姿が、「影の濃し」と、力強く詠まれている。(髙橋正子)

12月7日(1句)
★初霜の薄く家並を覆いけり/多田有花
初霜の置く家並みの緊張感ときよらかさが、まっすぐな気持ちで詠まれているのがいい。(髙橋正子)

12月6日(1句)
冬いちご分け合う数の軽さかな/小口泰與
冬いちごは貴重なもの。旬の時期のようにたくさん食べるわけではない。少しずつ、みんなと分けて食べる。「数の軽さ」は、数が少ないことを言っているが、みんなと、貴重なものをわけあったときの、心持の軽さ表現している。(髙橋正子)

12月5日(2句)
★鴨増えて橋の上より弾む声/廣田洋一
川に日毎に、鴨が増えているのだろう。橋の上から、それを眺め、弾んだ声で、鴨が増えたことを話している。鴨を迎えて、人々の生活に彩りが出ている。(髙橋正子)

★あおぞらの高きに舞いぬ木の葉かな/桑本栄太郎
あおぞらと木の葉のみ。昨日の句、
★裸木のすっくと立ちぬ青き空/桑本栄太郎
と似た心境に受け取れる。(髙橋正子)

12月4日(1句)
★裸木のすっくと立ちぬ青き空/桑本栄太郎
裸木と青空のみが詠まれ、無駄なものがない。読後、爽快な気持ちになる。対象に直接、まっすぐに向き合っているのがいい。(髙橋正子)

12月3日(1句)
★日を受けてしゃんと伸びたる冬木の芽/小口泰與
「しゃんと伸びたる」の「しゃんと」は口語だが、それが冬木にたいする親しみとなっているのがいい。日を受けて、「しゃんと」伸びた冬木の芽は、健康的で輝いて、親しみがもてる。(髙橋正子)

12月2日(3句)
★銀杏黄葉樹の膨らみて弾け散る/川名ますみ(正子添削)
もとの句は、膨らむの主語が曖昧になっていたので、「樹」を入れた。銀杏が葉を散らすぎりぎりまで黄葉を保ち、それから弾けるように散り急ぐ様が捉えられている。銀杏黄葉の樹の膨らみに注目したのは、あたらしい。(髙橋正子)

★かくれんぼ落葉の中に身一つ/上島祥子(正子添削)
もとの句は、「落葉に」としたったが、「に」だけでは弱いので、「中に」とした。「落葉」は冬の季語なので、もとの句にある「冬の」は削った。子どものかくれんぼを詠んだ句だが、象徴化されて
「身一つ」は、観察が鋭い。(髙橋正子)

★冬菊の紐あたらしく括られぬ(正子添削)
もとの句は、下五が「畑の隅」であったが、この意味はあまりない。添削は、冬菊を括る紐に注目した。冬菊が生き生きとして感じられるようになったと思う。(髙橋正子)

12月1日(1句)
★ひび割れし苅田に糠の山一つ/土橋みよ
苅田もすっかり乾いて、ひび割れが見られる。精米した後の糠が一山あるが、この糠は田んぼの肥料となるものだろう。収穫のあとの静かな田んぼの姿に注目した句。丁寧に見届ける姿勢がいい。(髙橋正子)

12月1日~12月10日

12月10日(6名)
多田 有花
芒枯れ日差しの中に揺れずあり★★★
存分に陽を浴び落葉は地に憩う★★★★
県境の遠嶺は雪の化粧して★★★

小口泰與
冬菊の畑浮かして風を呼び(原句)
冬菊の畑浮かびぬ風渡り(正子添削)

冬凪や池に舞い落つ葉一枚★★★
裏庭のおぐらき木木や寒雀★★★

桑本栄太郎
丸刈りの満天星つつじ冬の赤★★★
もくれんの早やも冬芽の毛玉かな★★★
綿虫の背ナの青さや舞い去りぬ★★★

廣田洋一
拍子木の高々響く夜番かな★★★
富士山の真上に浮かぶ冬の雲★★★
雨空にぱっと明るき冬椿(原句)
元の句のままでよいのですが、「ぱっと」が直截的なので、余情、余白に掛けます。添削句を参照してください。(髙橋正子)
雨空にふっと明るき冬椿(正子添削)
ふっと気づくと、冬椿の明るさが目に入った、と言う場合です。(髙橋正子)

川名ますみ
風なき日銀杏落葉を浴びゆかん★★★
 ヘルパーの黒猫と二句
冬灯夜を切り取りて黒猫来★★★★
冬の夜を切り取りしかに猫黒き★★★

土橋みよ
 太子の笠松3句
笠一つ松の枝広げ天仰ぐ(原句)
季語が要ります。「笠」は編笠が季語としてありますが、「笠」だけでは、季語になりません。「笠」を季語としている歳時記はありますか。(髙橋正子)
冬天へ笠松枝を広げたり(正子添削)

空晴れて笠一面に松葉冴ゆ(原句)
空晴れて笠一面の松葉冴ゆ(正子添削)

冬日受け球果どれも天を指す(原句)
「球果」は針葉樹一般の胞子嚢穂(松かさ)をさすので、具体的になんの球果が言ったほうが、(前書きにあっても)句のイメージがはっきりします。(髙橋正子)
冬日受け松毬どれも天を指す(正子添削)

12月9日(5名)
土橋みよ
大皿の鮃の尾跳ねる囲炉裏端★★★

寺の柚子洗う両の手色明し(原句)
寺の柚子洗う両手の赤らみぬ(正子添削)

孫来るや茶の福袋予約せし★★★

桑本栄太郎
バス道の冬の木立つづきけり★★★
不埒なる風にあらがう花八つ手★★★
山茶花の八重のピンクの垣根かな★★★

廣田洋一
友逝きぬ少し欠けたる冬の月★★★
氷りたる車の窓にやかんの湯★★★
煮返して旨味増したるおでんかな★★★

小口泰與
山中の雪の門前大わらじ★★★★
マスクして怒り抑えし男かな★★★
わらんべの焚火に芋を入れにけり★★★

多田 有花
穏やかに風無く晴れて開戦日★★★
街角に聖樹立ちたる城下町★★★
小春日和の西はりま天文台★★★

12月8日(3名)
多田 有花
風なくも木々は落葉を急ぎけり★★★★
不揃いの小さき蜜柑をいただきぬ★★★
冬川の上を飛び行く鷺の群れ★★★

廣田洋一
もぎ立ての冬柿数個頂きぬ★★★
夜明け前毛布一枚重ねけり★★★
牡蛎フライ揚がるを待ちて酒を酌む★★★

土橋みよ
菰巻かる一本松の影の濃し★★★★
参道に南天の房赤く垂る★★★
門前に友の笑顔や息白し★★★

12月7日(4名)
多田 有花
冬菊の日差しへ冬の虫の来る★★★
初霜の薄く家並を覆いけり★★★★
大雪や今日は町内一斉清掃★★★

廣田洋一
日を浴びてふくらみ見せる冬木の芽★★★★
冬の月天頂近く照らしおり★★★
地震の後復活したる牡蛎フライ★★★

小口泰與
遠き日の燃え立つ焔寒月光★★★
刻限をわきまう赤城颪かな★★★
このあたり猟師の里や囲炉裏端★★★

桑本栄太郎
あおぞらに雄々しく起ちぬ枯木かな★★★
籾殻のけぶり立ち居り冬日さす★★★
群がりて柿を食い居りすずめどち★★★

12月6日(4名)
小口泰與
雪浅間熔岩原へ風吹きにけり★★★
暖冬や素直に生きて山住まい★★★
冬いちご分け合う数の軽さかな★★★★

桑本栄太郎
あおぞらに鉄塔並ぶ冬の嶺★★★
葉を落とし冬芽くいくい青空に★★★
吹き溜まるいろは楓の落葉かな★★★

多田 有花
冬満月床をのべたる部屋にさす★★★★
がまずみの赤き実なりや十二月★★★
今宵一枚毛布加えて休む★★★

廣田洋一
地を覆う銀杏落葉のあでやかに★★★
マンションの灯りは消えて冬の月(原句)
マンションの灯りの消えて冬の月(正子添削)

賜りし冬柿食べるお八つかな★★★

12月5日(4名)
多田 有花
凩が夜更けの窓を叩きけり★★★
ランドセル駆ける落葉の公園を★★★
地を覆う銀杏落葉をそっと踏み★★★

廣田洋一
週末はおでんと決めし妻逝きぬ★★★
ゲートボール落葉掻きより始めたり★★★
鴨増えて橋の上より弾む声★★★★

小口泰與
四方山の支流飲み込む冬の利根川(とね)★★★
朝晩のどかっと襲う寒さかな★★★
庭の木木枯葉を鎧う風の中★★★

桑本栄太郎
満天星の緋色となりぬ寒波来る★★★
あおぞらの高きに舞いぬ木の葉かな★★★★
初雪の気付く朝や消えかかる
「の」が問題です。クセ?(髙橋正子)

12月4日(4名)
土橋みよ
直送の鮃こぶ締め囲炉裏端★★★
寺の柚子香の抽き出され化粧水★★★
店先に並ぶ樅木と鏡餅★★★
句材、目の付け所はいいです。あと一歩です。(髙橋正子)

小口泰與
寒夜読む俳句歳時記重きかな★★★
夜もすがら空風吹くや我が髪膚★★★
上州は四方山よりの空つ風★★★ 

桑本栄太郎
吹き晒す風のほほ過ぎ寒波来る★★★ 
裸木のすつくと立ちぬ青き空★★★★
バス道の片辺に寄りぬ落葉かな★★★

多田 有花
冬晴へいまだ黄金の銀杏あり★★★
書き物にふと手を止めれば日短か★★★★
木枯しに互いに吹かれているばかり★★★
「互いに」が誰と誰、あるは、何と何 がわからないので、おしいです。(髙橋正子)
木枯に我ら互いに吹かれいる(正子添削例)

12月3日(5名)
小口泰與
明け六つの寒さ刃の如きかな★★★
日を受けてしゃんと伸びたる冬木の芽★★★★
山の沼水潜りせる鴨一羽★★★

多田 有花
石蕗の花咲けばほのかに江戸情緒★★★
つと刷毛をふれるごとしや冬の雲★★★★
葉を落とす枝が触れたり冬の雲★★★

桑本栄太郎
吹き溜まり彩となりたる落葉かな★★★
葉を落とし冬芽ばかりの銀杏かな★★★★
尖りたる木々の梢や寒波来る★★★

廣田洋一
残業の憂さを晴らしぬおでん酒★★★
ICUに留まる友や冬の月★★★
白々と湧きては流れ冬の雲★★★

友田修
散る紅葉そぼ降る雨に濡れ光る★★★
青空やはらはらと舞う紅葉かな★★★
留まりや盛る紅葉の散りぬるを★★★

12月2日(6名)
川名ますみ
蜂蜜の色して銀杏散りそめる★★★
いっぱいに膨れて銀杏黄葉散る★★★

銀杏黄葉ふくれ弾けるごとく散る(原句)
銀杏黄葉樹の膨らみて弾け散る(正子添削)

上島祥子
指先に息吹きかける午後の冷え★★★

かくれんぼ冬の落葉に身一つ(原句)
かくれんぼ落葉の中に身一つ(正子添削)
「落葉」は冬の季語です。(髙橋正子)

冬芝に木立の陰が迫り来て★★★

桑本栄太郎
山茶花の咲き初めいたる八重一輪★★★
綿虫尾の手にとどまるや翅たたむ★★★
冬菊の括られ咲きぬ畑の隅(原句)
「畑の隅」では、景色が平凡になります。括られた冬菊の様子を表現するといいです。添削は、括った紐に注目しました。(髙橋正子)

冬菊の紐あたらしく括られぬ(正子添削)

廣田洋一
リサイタル終えし上野の月冴ゆる★★★★
コンビニのおでんの匂い昼餉時★★★ 
笑顔にて糶落としたる本鮪★★★

小口泰與
どっしりと長き裾野の冬赤城★★★
寒雀我が物顔に庭荒らす★★★
水槽の静かに暮れて冬目高★★★★

多田 有花
冬の夜の光の中の城仰ぐ★★★
ふるさとはすでに雪かも冬林檎★★★
冬の朝雲の並びへ陽の差しぬ★★★

12月1日(5名)
多田有花
彩や師走迎える玄関に★★★
古暦へなすべきことを書き加え★★★
師走入り風まだ優しき播磨かな(原句)
師走に入り風まだ優しき播磨かな(正子添削)
「師走入り」が日本語として、不自然にひびきます。
※12月1日の投句を更新したのですが、反映されていませんでした。失礼しました。(髙橋正子)

小口泰與
雨の中よくよく見たる寒牡丹★★★
冬晴れや三山見事稜線を★★★
赤城より襲い来たりし空っ風★★★

廣田洋一
句会場予約したるや師走入り★★★
冬柿や主亡き家に実りおり★★★
冬天に澄みたる声や園児達★★★

土橋みよ
境内の紅葉拾いて台湾へ★★★
ひび割れし苅田に糠の山一つ★★★★
雨降りて柿落葉載せる地蔵様★★★

桑本栄太郎
落葉掃くあとよりはらり落葉かな★★★
手のひらに乗せて綿虫撮りにけり★★★
小春日や吾が影追いて歩き居り★★★