NEW3月28日(土)

チェロ
髙橋正子

チェロが背負われて行く。
革靴がきゅっきゅつと
同じテンポで
春の夜道を歩いていく
チェロは背負われて
帰っていく

チェロは背中で
光っていた。
チェロケースのプラスチックが
紺いろに光っていた。

夜の道を
男に背負われて
帰っていく。

ああ、ここは都会だ。
田舎では チェロさえ見なかった。
見たとしても、
いや、見たことはなかった。

セロ弾きのゴーシュが
ほんとうに下手なのか、
知らない。

チェロがどんなものなのか、
それが男のものなのか、
女のものなのか。

ときどき見る
電車のなかに運び込まれる。

へえー と思って見る。
田舎では見なかった。

ここは都会なのだ。

 

NEW3月27日(金)

晴れ
●きのうご夕方には雨が小降りになっていた。今朝は晴れた。

●ゆうまくん、きょうは、産後ケアをする人が来て世話をしてもらったのがいいが、私が行ったとき、すこし拗ねているような感じ。赤ん坊にしてこれかと思う。帰る頃になって、笑い声がでるようになった。いつもなら、バイバイが言えて手を振るが、今日は帰ろうとすると泣いた。