曇り
●夕方、花冠7月号(No.373)が届く。夕食後、封筒に入れて発送準備完了。一部レターバックで送るものは今夜駅前のポストに入れた。明日南日吉郵便局から送る予定。荷造りして、玄関にスタンバイ。郵便局が開いたらすぐ送り、その後、ハート内科の定期受診に出かける。
7月号は92ページになったので、いつもの封筒にぎりぎり入った。総重量も重くなった。キャリーに載せて運ばないといけない感じだ。表紙は銀ねずにしたので、ちょっと学術雑誌ぽいし、男性好みのものになった。紙の色見本がないので、一か八か、賭けである。しっぱいかもしれないし、成功かも知れない。受け取った人の受け止め方次第。
●明日発信するネット短信の原稿をかく。今回は重要伝達事項あり。
●夕方病気後はじめて買い物に八百屋へ行ったが、まだ本調子ではない。用心に越したことはない。ついでにリンドウを買い供えた。
曇り
●朝、暗いうちに目が覚め、吐き気もそれほどでなくなっていたので、入賞発表の原稿を書きすぐ発表した。コメントは後回しにしようと思ったが、おなじこと、一気にすれば済むと少しがんばる。
●印刷所から花冠7月号が印刷でき発送したと、メールが入る。明日18時以降に届く。発行予定日を20日にしていたが、出来れば早くとメモをいれていたので、3日早くしてくれた。発送の封筒などの準備はできている。
●夕方、少し元気になり、疲労感もかなり抜けてきたので、おにぎり一個とみそ汁を夕食にした。久しぶりの米粒。夜10時半ごろ、「自由な投句箱」の選とコメントを書いた。7日分溜まっていた。気分がよくなって、小澤征爾の「グレート」を聞いた。この演奏はいい。
雨
●句会の入賞発表の延期を皆に知らせたので、一安心して、一日休む。相変わらず、吐き気と胃から胸まで痛む。水は少し飲めるようになった。ビスケットを追加。倦怠感というか、疲労感が強い。それでも夕方には、椅子にかけてすごせるようになった。花冠のみなさんが、お見舞いの言葉をネット句会のブログに書いてくれているのが読めた。
●町内会のブロック長さんから電話。後期高齢者調査票を配ったが、あなたの年齢は知っているから書かないでよい、と言う。「元気?」と聞くから、「こうこうしかじかで、多分疲れからだろうが、臥せている。」と答えると、「なんであなたが疲れる?」と言う。みんな知らないんだ。私が仕事をしていることを。編集作業と同時進行でリルケの原稿書くなんてことは、非常に疲れることなのだ。いちおう、軽く説明したが、わからないだろうなあ。
雨のち曇り
●明け方、救急車を呼ぶか、よほど迷った。そのうち夜が明けるだろう、病院も開くだろうと時が過ぎるのを待っていた。ほんの少し眠ったらしく、起きたら、朝の10時。すぐに病院へ行く。途中の道の草が紫に見え、目の前が発光したように白んでいる。傘を杖にして100メートル先の病院へ行った。待つこと2時間。診察があり、もしやの疑いを確かめる再診察。点滴を打ってもらった。点滴を打てばすぐ回復するのに、全然回復しない。帰りは、傘を間違えられたが、それどころではなく、薬局に倒れ込んで薬をもらって帰った。つらさは、変わらず。夕方になり、ヘルシオでお粥を炊き、茄子だけの味噌汁で、今日の食事にした。少し水が飲め、食事がとれるようになった。
●夕方7月月例ネット句会の入賞発表を延期することを、やっと書き込む。吐き気がして、足元がふらふらして危ないので、家の中さえも用心して歩いている。書き込みを友宏さんが見たのか、句美子から見舞いの電話。病院へ行ったので大丈夫だと伝える。子どもたちに電話やメールするのもしんどかったので、知らせないままになっていた。
晴れ
●病気の主な症状は相変わらず。日曜日で病院は休み。ビオフェルミンを飲んでおくしかない。水と食事がほどんどとれないので、OS1ゼリーがあったので冷やして飲む。水筒に氷水を入れ枕元におき、和三盆の落雁を口にしながら水を飲む始末だった。白湯がいいが、白湯は吐き気がして飲めない。なるべく眠るようにして過ごす。かなり苦しい状態。
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7月20日(2句)
★酒蔵に桔梗咲き初め夏深む/多田有花
酒蔵に桔梗の取り合わせが涼しげ。桔梗は秋の七草に数えられ、秋の季語である。花は、おもに八月から九月にかけて咲く。この句は季語(季題)から発想してつくられた句ではないので、このような捉え方になる。「夏深む」なかにも秋の気配があるということ。(髙橋正子)
★蝉時雨大樹が続く朝の径/上島祥子
この句の蝉時雨は、「大樹が続く」「朝の径」に降り注ぐ蝉の声を詠んでいる。大樹の並木は木陰をつくり、朝の径は涼しい。蝉時雨がすずやかに聞こえる。(髙橋正子)
- 7月19日(1句)
- <西国二十六番・法華山一乗寺>
★千年の塔億年の山盛夏/多田有花
- 千年の塔と、億年の山は誇張ではなく、実際に近い表現でスケールが大きな句。それぞれが夏真盛りの季節に風格を増している。(髙橋正子)
- 7月18日(2句)
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- ★手も足も透ける泉へ鳥の声/
- ★川風に浮かび群れ居り夏あかね/
7月17日(1句)
★松落葉ふわりと踏みし石畳/廣田洋一
石畳の敷かれている庭。松の落葉が降り積もって踏むとふわりとした感触がある。季語「松落葉」の品を活きている好句。(髙橋正子)
7月16日(1句)
★向日葵の日の出の向きに咲き揃う/上島祥子
透明感のあるきらきらした句。日の出の方へ向日葵が一せいにさいているのだ。向日葵は当然、上ったばかりの日を受けている。朝も早い時間がいい。(髙橋正子)
7月15日(1句)
★大笹を傾けて置く星祭/川名ますみ
星祭の笹が、まっすぐ立てられるのではなく、大笹ゆえか、傾けて置かれている。さらさらと鳴る笹の葉に、短冊も色とりどりに下げられるだろう。七夕の景色がいい。(髙橋正子)
7月14日(1句)
★玄関に転がされている甜瓜/多田有花
玄関に転がされているのは、畑からも出で来た胡瓜であろう。とりあえず玄関に転がしてある。形も不揃いだろうが、そこに俳味がある。(髙橋正子)
7月13日(1句)
★明日開く蕾隣に蓮開く/多田有花
あすは開きそうな蕾の隣に今日の蓮が開いている。大きな蓮の葉の台(うてな)に蓮の花が次々に咲く季節が巧みに詠まれている。(髙橋正子)
7月12日(1句)
★釘を打つ音の続けり夏真昼/多田有花(正子添削)
夏の真昼というのに、釘を打つ音が止むことなく続いている。どこか家が建つのだろうか。夏の真昼が静謐に受け止められる句だ。(髙橋正子)
7月11日(1句)
★昇り来る強き夏月上つ枝(ほつえ)越ゆ/小口泰與
「強き夏月」は赤々と輝いている夏の月。その月が飛び出ている枝などを越え昇っているのだ。涼しげな景色がいい。(髙橋正子)