8月31日
人の手に触るることより新豆腐 野田 ゆたか(のだ ゆたか)
この句は「より」の解釈に重点がある。冷たい水から掬う、あるいは手にのせることによって、今年の大豆で作られた豆腐は、できたばかりのほのかな匂い、柔らかな白い色、水に触れていた切り口などが、生き生きとしてくる。新豆腐を感覚的に捉えた作者の新境地と言える句。
『現代俳句一日一句鑑賞』(髙橋正子著/水煙ネット/2005年発行)より
雨
秋雨に電車の窓のみどりめく 正子
台風の雨に鏡のごとき鋪路 正子
雨に落ち青柿道に砕けたり 正子
●雨が上がったので、4時ごろ散歩に出ようとしたが、帽子が要りそうなので、部屋に取りに戻った。いざ、玄関に出ると、降り出した。かまわず散歩に出たが、300mほど歩くと雨があがった。信号を待っている間にすぐまた降り出した。雨は霧雨のように細い。5時過ぎからはずっと降っている。遠いところの台風のせいだが、台風は四国を横切るらしい。
●ネット短信No.422を発信。No.421は7月21日に発信しているから、一か月すぎてしまった。晃さんの『俳句の杜2025』の案内。自由な投句箱の再開、愛媛新聞の花冠No.371(7月号)の紹介記事のこと、の三点。
●目を使い過ぎたかもしれないので、パソコンも本もほとんど見ないようにして、一日過ごした。夕方は目の調子が良くなった気がしないでもない。