4月5日(金)

曇り
花冷えに辛夷は早も若葉して  正子
花冷えに花は白さを増しにけり 正子
桜咲く山に響けり子らの声   正子
●きのうより、冷え込んでいる。花冷え。桜は満開のところもあれば、三分のところも。めずらしい鳥が止まっているが、空が白く曇って鳥の色がよくわからない。農家の庭に、新緑の辛夷と八分咲きの桜。
●ドメイン一つを5月7日で解約する手続きを今日した。某ドメインはなかなかもらえないのだが、だれも利用しようとするものがいないのに、費用がかかるので解約。
●信之先生の納骨と一周忌の法事の準備をしなくてはいけない。食事はどうしようかと、町田のレストランを探す。小田急町田店の9Fの麦星by満点星のレトロ洋食店にしようかと思いつく。ホームページを調べて検討。
●句美子の子ども俳句の英訳の前書きが意外とスムースにできた。AIで英文をチェックした。英文についてAIの説明があったが、英文には問題ないようで、well done 。heart-felt な文だという。言いたいことがはっきりしているとも。けっこう査定をやってくれる。
A5では、余白がとれないので、サイズは177.8mm×230mmにする。本文は90㎏のマット紙。表紙はマーメイドの水色。まず、80冊印刷。白黒のカットを探す。俳画の場合と同じ方法で、カットを入れてみたら、うまく入った。
●『ぼくのドイツ文学講義』(池内 紀著・岩波新書)を読む。『ドイツの人々』リヒテンベルクの話が面白い。
●午後はテネシーワルツとか、綾戸智恵とかのジャズばかり聞いた。

4月4日(木)

曇り
●金蔵寺の桜は満開のようだが、いつものように明るさが足りない。やたら幹や枝が黒く目立つ。覆いかぶさるように花を咲かせるのが、いつもなのに、それほどでもない。5丁目の丘の公園の桜は三分から五分咲き。
●句美子の子ども俳句を、A5の横書きの本の体裁にして印刷してみた。A5では、小さいので、大きさは変えなければいけない。画が欲しい。最低でもイラストは欲しい。
それよりも翻訳。大体13シラブルを中心に訳している。5-7-5の運ぶ日本語の音の重さが、英語なら13~14シラブルになると私は計算している。これを機械で計測したいのだが、音響研究所とかでないと機械がないのだろう。
第1にシラブルをどうするか。第2にこれまで英語俳句ではシラブルの関係で冠詞やbe動詞を省略してきている。be動詞は理に適うが、冠詞の省略は、ニュアンスが違ってくるので問題。第3に行数。これらは、英語俳句の基本の問題なので、成功例を作るしかないだろう。
●『コレラの時代の愛』(ガルシア=マルケス)を昨日と今日でベートーベンを聞きながら読んだ。500ページだが、長編の感じが全然しなかった。たまたま「皇帝」と、田園と、7番とパソコンで流していたので、そのまま聞きながら読んだだけなのだが、この本にピッタリの音楽。感想は書くには、精神が疲れすぎている。ベートーベンのような本と言っておく。、
『コレラ』を『コロナ』と置き換えて、世紀末の時代を今に置き替えても成り立つ。電信技術、タイプライラ―がめずらしい時代。電信技術はITに、タイプライターはキーボードにちょうど平行移動している感じだ。変わらないのは「愛は愛である」こと。