ご挨拶/11月月例ネット句会を終えて

ご挨拶
例年になく暖かい立冬でしたが、しぐれがちな日のあとは、暦どおりに急に寒くなってまいりました。11月月例ネット句会にご参加いただき、ありがとうございました。13名の方にご参加いただきました。選とコメントをありがとうございました。入賞の皆様おめでとうございます。
皆様の日々の俳句精進のお陰でしょうか、このところ、総合俳誌から皆さんへの俳句の原稿依頼が続いております。ご自分のための俳句ですが、発表すれば、俳句はひとり歩きを始めます。ひとり歩きを始めた俳句を読むこともまた楽しみなことです。
これで、11月月例ネット句会を終わります。来月のネット句会は12月10日(日)になります。楽しみにお待ちください。

11月17日(金)

雨、午後晴れ
靄に透け富士の雪嶺の白きびし 正子
冬菊の茎切りわけて供えけり  正子
風呂上り蜜柑ひとつの水うまし 正子
●喪中はがきを用意。官製はがきの喪中用に印刷。
●11月月例ネット句会に終わりの挨拶。
●映画「第三の男」のあらすじの切り継ぎ場面を見る。「第三の男」は大学2回生のときだったか、購読の授業で読んだ。先生は上背のある軍靴の似合いそうな真面目な先生。そのときの印象は「なんて男っぽい話」と思ったくらい。1948年、英仏米ソがウィーンを四分割統治していたときに撮影が開始されたとのこと。モノクロの画面が傑作らしい。
ちょうどこの年だったか、学園祭のとき友達とはぐれ、どうしたものかと、校庭の木にもたれて目の前のフォークダンスを見ていた。そのとき、学園祭のリーダーらしい男子学生が近づいてくるや、無言で腕をつかんでフォークダンスの輪に放り込んだ。そのときのフォークダンスの歌がアントンカラスの「第三の男」。1965,6年の話。その場面を思い浮かべても、戦後は抜けたと思っていたが、貧しくて、悲しいほどダサい光景だ。そのころも戦後なのだ。

11月16日(木)

曇り、夜雨。
山茶花のこぼれし花の垣根沿い  正子
帰り花くれない色濃くいきいきと 正子
鵯も赤き小鳥に朝日浴び     正子
●合同句集の奥付ができる。
●現代俳句協会から電話とファックス。句美子に用事だったので、ファックスの内容を句美子にメールで転送。