8月23日(火)

晴れ
●朝夕はかなり涼しい。松山で家庭塾をしていたときの教え子からメールが届いた。彼女が高校3年まで教えた。二十年近く前になるから、ひと年とっているのは確か。俳句が書き添えてあった。俳句を作るのが癖になっていると書いてある。いたんぽやわらびを取りに行ったときなど、自然に俳句を作るのだと言う。
こうした隠れた俳句を作る人が結構いるのではと思う。便りに必ず2、3句書いて来る人もいる。一度は私と一緒に俳句を作った人たち。俳句がどこかで、心の支えになっているように思う。

8月22日(月)

曇りときどき晴れ
鉦叩たたけばはっと峙つ耳  正子
鉦叩少し叩けり灯の陰に   正子
●夕方涼しかったので、コーヒーを買いに行くときに、信之先生を散歩に誘う。
暑いので散歩良い時間を見計らないといけないが、歩けば風が心地よい。
●諸家自選五句の信之先生宛の投稿葉書が遅れて今日届く。遅れた理由は不明。角川に広告を出すか出さないか、年鑑には出すとしても、迷うところ。
●結社俳句動向に正子も含めて9句掲載可能。誰の8句にするか書き出して検討する。俳句の巧拙よりも何年地道に俳句を作っているか、花冠に貢献してくれているか、を判断基準にする。

8月21日(日)

晴れ
●デザイナーの三宅一生さんが先日亡くなれた。私とは関係ないファッションの世界のことながら、晩年の意外にも柔和な表情と広島出身ということで、親しみを持った。テレビでLucieという陶芸家からプレゼントされた陶器のボタンを使った洋服を見た。一枚の切れを大きなボタンで留めてショールのような上着がなんとも魅力的で、モデルでなくても着れそうな服だった。
焼き物のボタンで思い出した。句美子が小さい時、オーブンで焼く焼き物でよく遊んでいたので、私はあまった材料で色とりどりのボタンをいくつも作った。その材料がなんであったか覚えていない。実際はなんだったのだろう。そのころは子供の洋服はよく手作りしていたので、そのボタンを洋服に付けた。
Lucieのボタンは、豆皿か箸置きとでもいう印象のもの。色は陶芸家らしい色でおどろかなかったが、そのボタンの大きさ。お皿かと思うほど大きいものもある。それを巧みに洋服に使って一枚の布を洋服として成り立たせている。さすがの二人。