曇
注連飾掲げてよりは藁匂う 正子
●元希にお年玉を郵便局から送る。ゆうびんきょくから帰って、注連飾りを飾る。玄関に丑の張り子を飾る。信之先生の扇子「正月の花となりたる松の勢い」を飾る。明日、お花が届くので、お花を活けたら、玄関は出来上がり。
●私用硯箱が見えないので、この前から探していて、やっと見つかる。硯はともかく、筆と墨のほどんどが入っている。段ボール箱から見つかる。なんで、段ボール箱に?墨は法隆寺のもある。奈良の方にもらった。文明堂のも出て来た。中国のは青墨なので、どうかな。これは野中鉄斉さんの中国土産。
●昼間のお風呂に入り、指を温める。午後から、自由な投句箱の選とコメント。筆の練習。いまごろ練習しているようでは、間に合わない。しかたがない。メインは俳句だ。
●元が、時間がとれたら、スカイプをダウンロードするように言ってきた。
晴れのちくもり。
●午後、賞品用に俳句はがきを書く。決まらない。筆ペンがいけない気がする。近所の雅友堂で小筆を買う。娘さんが信州の林檎と三ケ日の蜜柑をおいしいですよとくれる。親戚がそこにあるらしい。
●夕飯を作りながら、マドレーヌを焼く。この前のレシピで3度目。温度は190℃で時間は12分。これで、ほぼ決定。わが家のオーブンでは、190℃12分がよいと決めた。天候によっては11分でもよいかもしれない。焼く前のから焼きは絶対必要。
●夕飯を作っていると、句美子がスポンジケーキを持ってきて、デコレートし始めた。チョコレートケーキにするつもりらしい。ところが、買ってきたのがカカオマス。ビターチョコ70%のような味に。いくらなんでもケーキとしては食べれない。カカオマスの成分に、糖分いくら、とあったので、砂糖がはいっていると思ったらしい。お薬です。途中で味見をしなかったのかと思うが。しょげているので、近所のケーキやさんに連れて行って好きなものを買うようにいう。キルシュケーキ、チョコケーキ、チーズケーキを選んだ。それらのケーキとマドレーヌを持たせる。マドレーヌを焼いていてよかったというもの。
晴れ。
●近所のKさんから電話。何事かと思うと、お礼だった。つまり、Kさんの俳句を私がこの日記に書いたこと。それを読んだかたがいて、Kさんに知らせてあげたらしい。日記とは言いながら、公になっている。
はじめは、どんな方々が見ておられるかわからなかったが、次第にお礼を言ってくださる方がいたり、美術関係の本を送ってくださったり、またご自身の著書を送ってくださる方がいて、そうなんだ、と知る。ネットにはやはり、力があるんだなあと、思う。
ベルリンの壁が壊れた翌年ドイツに家族で行った。ベルリンのタクシーに乗って街を走っている時、シーメンスの工場の傍を通った。「ここで何人働いているとおもうか」と聞かれた。私が「300人?」と言ったら、「6人だよ、はははっ。」ということだった。そのときは、まだウィンドウズ95はなかったのでコンピューターの威力が具体的に身近にわからなかったが、そのとき、私は、どういう計算をしたのか、「そうか、コンピューターは一台で50人分の仕事をする」と思ってしまった。ウィンドウズ95が出て、パソコンを使うようになって、花冠の人数はすくないけでど、このメンバー×50となるから、これで大丈夫と思ったことが蘇った。
●息子家族に正月はどうするか聞く。「やめておきます」の返事。年末のスキー旅行も取り消したらしい。新型コロナ変種が見つかたりしているので、
ますます感染はひどくなる気配。
●クリスマス。老人二人なので、クリスマスも忘れるほど。
マドレーヌを焼く。この前のレシピで2回目。180℃15分。これは、失敗といえる。少しクッキーのように固め。