7月10日(水)


曇りのち晴れ。

●ここ数日、冷涼。こう涼しいと、ドイツとイギリスの夏を思い出す。
今朝、通勤途中の、白日傘の女性を見た。白い日傘の裏地はばらの模様があるようだ。淡淡とした涼しい夏の日差しに広げるパラソルは絵のようで、しばらく夏の日差しの透け具合を目で追い鑑賞した。

●近所の新築マンション、完成したようで、夜、通りすがると、二部屋ほど灯がともっている。

白日傘朝日の透けるすずしさは     正子
通勤の白き日傘に朝日透け       正子
夏桔梗青むらさきの丈低し       正子
夏桔梗湿りし土の色深く 正子
白猫の座る寡黙や夏桔梗        正子
鬼百合の朱に見らるるや角に来て  正子
ひまわりの黄のこんなにも透けており  正子
シェークスピアの家の夏庭ふと思い   正子
遠目かなし天人菊の咲きたれば   正子
特攻兵に捧げて天人菊の花       正子

7月9日(火)


曇り。さわやかですずしい。ドイツの夏のよう。

●2017年5月19日の高橋正子の俳句日記。著作権に触れる個所があるとgoo事務局から通知があった。それを思われる個所を削除。その個所は、唱歌「みかんの花」の歌詞の引用。作詞だれと明記している。この歌詞はずいぶん古いと思うが、著作権はいつまで?論文なら参考文献として記載すればよいはずだが。その個所を削除して、事務局に報告。それでOK。利用料を払って借りているので、gooのルールに従うが。それにしても、2年前の300万近いブログの中からの警告とは。結果を言えば、歌詞の引用がない方が、日記としてはいい。今日の朝日新聞。音楽教室の著作権利用問題。こうなると、自費出版は貴重だ。

朝土に散りし槿の花多き      正子
真向こうにいつも立ちたる花槿   正子
底紅の槿もの言うごとくあり    正子
玉ねぎを吊りて乾かす麻の紐    正子
山鳩声聞く夏山近く来て      正子
山鳩の声は夏山より出でず     正子
夏うぐいす人住む丘を縄張りに   正子
もくもくと登れば桑の実熟れており 正子
菜園の花とし大きく花南瓜     正子
よく見ればトマト房生るものばかり 正子