7月11日(月) 2011年7月11日 00:53 | Weblog:俳句日記 ★蕗の灰汁つきたる指のきしみがち 正子 蕗のすじを剥くと灰汁に染まりますが、そこを一歩踏み込んで指先が捉えた感覚を「きしみがち」と詠まれたところが観察の鋭さでしょうか。季節の食材を楽しまれ、その生活の中から生まれた句は素敵ですね。(後藤あゆみ) ○今日の俳句 ひたすらに編む独り居の涼しさよ/後藤あゆみ 平明な句に、生活の中の「涼しさ」が快く詠まれている。独り居の静かでたのしい時間を「ひたすら」好きな編み物で過ごす時間は至福の時。その心が「涼しさよ」となった。(高橋正子) ◇生活する花たち「百合・しもつけ草・青ぶどう」(横浜日吉本町) コメント (1) X Facebook はてブ LINE