2月26日(土)

★梅林の影あわあわと草にあり   正子
桜と違い梅はびっしりと花を埋め尽くすのではない。すっきりと伸びる花の枝と空間とのコンビネーションが美しい。日が差せば、花影は地の草に淡い濃淡を作るのであろうか。梅の季節に、地の草の陰影に目をやる姿に新鮮な驚きを感じます。(小西 宏)

○今日の俳句
淡雪のバス乗り継いで母を訪う/小西 宏
淡雪に象徴される母への思いがさりげなく詠まれている。バスを乗り継ぐことで淡雪の景色が広がっている。(高橋正子)

◇生活する花たち「水仙・三椏の花・竹林と白梅」(伊豆修善寺梅林)