2月9日(水) 2011年2月9日 11:34 | Weblog:俳句日記 ★春浅し立ちたる草の鳴りづめに 正子 立春間もない頃の風、つまり東風が枯れ色をしたままで立っている草に吹きつけ、枯れ草同士が擦れてカサカサと鳴っている。この音が新芽を促す音なのかも知れない。枯れ草の根元から少しづつ新芽が出て来る様なそんな気配を感じます。(佃 康水) ○今日の俳句 包み紙少し濡れいて蕗の薹/佃 康水 蕗の薹を包んでいる紙がうっすらと濡れている。朝早く採られた蕗の薹だろうか。蕗の薹の息吹であろうか。しっとりとした命の、春みずみずしさがある。(高橋正子) コメント (1) X Facebook はてブ LINE