4月10日(土)

俳句
柳青むふるさと遠く住みたれば  正子
うっすらと緑をおびた柳が風にそよぐさまは、その今ある美しさとともに、何故か、過ぎた昔を思い起こさせる力をももっているようです。先生方が松山を離れ、横浜に移ってこられたばかりの頃の作品かと記憶しておりますが、追憶と新たな決意とをともに強く感じておられたことでしょう。(小西 宏)
柳青む様子を見て、ふるさとの光景を思い出されたのでしょう。遠く離れたふるさとであればこその感慨があるのだろうと感じます。 (高橋秀之)
淡く青みはじめた柳がしなやかに揺れるさまは、見ていて心地よくふと、ふるさとの懐かしい景がよみがえったのでしょう。「柳青む」にとても郷愁を感じます。 (小川和子)

○今日、午前、花冠5月号をメール便で発送。松山のフェスに集まったかたには、手渡し済み。

○秀之さん、拙句へのコメントありがとうございます。
秀之さんの俳句ブログは、下記アドレスです。
http://blog.goo.ne.jp/suien48/

○和子さん、拙句へのコメントありがとうございます。
和子さんの俳句ブログは、下記アドレスです。
http://blog.goo.ne.jp/suien21/

○今日の俳句
蒲公英の種ふと浮び空の詩/河野啓一
野原の蒲公英の絮が、風が来て、ふっと空に浮かんだ。これから広い空を飛んでゆく、蒲公英の種子の旅がはじまる。その心は、「詩」と言える。蒲公英の種子の飛行は、「空の詩」であり、「空の歌」なのだ。(高橋正子)

○現代俳句一日一句鑑賞
http://blog.goo.ne.jp/kakan109/

◇松山の桜①(松山城西堀端)