自由な投句箱/7月11~7月20日

※当季雑詠3句(夏の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
※★印の基準について。
「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。
主宰:高橋正子

今日の秀句/7月11日~7月20日

7月20日
※該当句無し

7月19日(1句)

★農道に日のいっぱいや花萱草/小口泰與
農道に夏の日が眩しいほどいっぱいに差し、橙色の萱草の花が日差しと競うかのように咲き誇っている。萱草の咲く農道が画家の描く画のように明るく力強い。(髙橋正子)


7月18日(1句)

★大の字の昼寝や風の通る部屋/桑本栄太郎
昭和の家族の風景を思い起こすような景色。思い切り身体を伸ばし、大の字になって寝ているのは、少年か。屈託なく、なんと頼もしい。(髙橋正子)

7月17日(1句)

★雲の峰遊覧船を運びけり/弓削和人
雲の峰が遊覧船を「運びけり」と、「雲の峰」を人とみなして、面白いとらえ方。雲の峰を背景に遊覧船が小さくなって航行する景色が思い浮かぶ。(髙橋正子)

7月16日(1句)

★ジェット機のいま飛び立ちぬ夏空へ/多田有花
滑走路からジェット機が飛び立つところ。飛び立ってゆくところは「夏の空」。夏空をどのようにイメージするかで句の印象が変わる。ジェット機が飛び立つ、夢と希望のあるスカッとしたショットだ。(髙橋正子)

7月15日(2句)

<忍野八海>
★泉あり空と立木を映しつつ/多田有花
忍野八海は富士山の裾野の、富士山の伏流水が湧き出た泉。泉に空と立木が映っている水景。「映しつつ」は、進行形で、泉が湧き続けている趣を伝えている。(髙橋正子)

★黒南風や孫ら来たりて恐竜展/桑本栄太郎
孫たちは老いの生活に少年の世界を持ち込んでくる。蒸し暑い盛り、風は吹くものの暑さなど気にせず恐竜展に一緒に出かける。俳句の句材が新しく、句が生き生き新鮮になる。(髙橋正子)

7月14日(1句)

★万緑と雲の間に河口湖/多田有花
富士山からの眺めか。富士五湖の一つの河口湖が、山々の万緑と雲の間から見える。小さな河口湖は富士吉田の登山口のあるところ。そこから登ってきたとの思いもあるか。(髙橋正子)
追記:有花さんから5合目からの眺めとコメントが入る。たしかに、「万緑」があるので、山頂からの眺めとは言えないだろうに。(髙橋正子)

7月13日(2句)

★風鈴の戯むる風や星の夜/小口泰與
星がたくさん出ている夜、風もよく吹いて、風鈴が風と戯れているように鳴る。風鈴と星とに癒される、いい夜だ。(髙橋正子)

★祇園会の準備すすみぬ四条かな/桑本栄太郎
祇園会については、京都にお住いの作者に説明してもらうのが一番だが、鑑賞の立場から感想を。七月の京都は祇園祭一色に染まる。中でも祇園四条は賑やかなところ。四条を通れば、祇園会の準備が着々と進んでいる様子をわくわくした思いで見ることができる。それを気取らずに詠んだ。(髙橋正子)

7月12日(1句)

★夏の雲次々消えて富士稜線/多田有花
水煙時代に「富士山頂俳句リーディングをしたが、このときは、私も有花さんに先導されて富士山に登った。そのときの印象が蘇った。富士山にはどこかに雲がかかっている。雲が消えて稜線があきらか見えると、富士山に登るうれしさが湧いてくる。(髙橋正子)
追記:俳句四季8月号の花冠創刊40周年記念の記事に、富士山頂で有花さん、岩本康子さん、私正子の3人が映った写真が載ります。編集者が選んでくれました。(髙橋正子)

7月11日(1句)

★土佐の夏アイスクリンに溺れけり/廣田洋一
土佐の夏は「南国土佐」と歌われただけに、暑い。昔なつかしい「アイスクリン」を溺れるほど食べた。「溺れる」とおかしいほど大げさなのが、この暑さと旅の開放感の中で愉快。(髙橋正子)

7月11日~7月20日

7月20日(5名)

小口泰與
駒草や尾根渉る風清清し★★★
サルビアや飛び込み台の小学生★★★
睡蓮の葉にすいと來し野鳥かな★★★

廣田洋一
琥珀色とろりと古き梅酒酌む★★★
朝日燦々風は変わらず土用入★★★
土用入熱きコーヒー啜りけり★★★

多田有花
干し物をくるくる回し夏の風★★★
夏の日や大学病院へ向かう★★★
トンネルを出れば白雨に出会いけり★★★

桑本栄太郎
涼風の入りて目覚むる窓辺かな★★★
身をすくめ何かを探す朝涼し★★★
じゅわじゅわと朝の序曲や蝉の声★★★

弓削和人
万緑に一路一門版画展★★★
夏帽を浮かべる夏の風一陣★★★
ハンカチの水含みたり丘の空★★★

7月19日(3名)

小口泰與
山径に鳥声かすか独活の花★★★
えぞにうの名も無き沼に咲きにけり★★★
農道に日のいっぱいや花萱草★★★★

桑本栄太郎
目覚むれば早もうねりや蝉しぐれ★★★
落蝉の白き腹見せ仰のけに★★★
忽然と風のざわめき宵涼し★★★

弓削和人
炎天に広重ありぬ戸塚宿★★★
水撒きの店や朝より客を入れ★★★
炎天下ただただ直く人の列★★★

7月18日(4名)
小口泰與
合歓咲くや浮子ぴくぴくと山の沼★★★
山の沼日傘差したるカメラマン★★★
翡翠や沼耐えがたく暗くなり★★★

多田有花
離着陸する機見守り夏の日に★★★
吹き抜ける風よ梅雨明けもまぢか★★★
山門をくぐりて蓮に迎えられ★★★★

廣田洋一
仙人掌の花艶やかに棘白し★★★
十三時目覚ましかけて昼寝かな★★★
昼寝覚時の経つのは早きかな★★★

桑本栄太郎
祇園祭孫ら来る好し帰る良し★★★
大の字の昼寝や風の通る部屋★★★★
炎暑来る音の消え居り午後三時★★★

7月17日(5名)

小口泰與
鯉跳ねて奮い立ちたる夏の沼★★★
河骨や浮子動かざる山の沼★★★
亀の子を釣り上げたるや女の子★★★

廣田洋一
仙人掌の一球一花捧げをり★★★
海の日や豪雨の被害広がりぬ★★★
鮪づくしの鮨に合ひたる吟醸酒★★★

多田有花
<羽田空港三句>
夏の海の彼方に霞むスカイツリー★★★
キャラクターつけし飛行機梅雨晴に★★★
白南風を受けて飛び立ち航空機★★★

桑本栄太郎
<祇園祭山鉾巡行>
祇園会のくじ改めの背筋かな★★★
刀一閃結界ひらく稚児の顔★★★
巡行の祇園囃やコンチキチン★★★

弓削和人
ふやけたる手紙に筆や梅雨に入る★★★
アラームを入れ忘れたる熱帯夜★★★
雲の峰遊覧船を運びけり★★★★

7月16日(5名)

廣田洋一
棚一杯花仙人掌の花屋かな★★★
初蝉や人影の無き公園に★★★
パリ祭やシャンソン歌手の老ひたるを★★★

多田有花
<羽田空港三句>
梅雨晴の影濃く落とし航空機★★★
七月の翼が並ぶ滑走路★★★
ジェット機のいま飛び立ちぬ夏空へ★★★★

小口泰與
糸蜻蛉草の穂先に漂いし★★★
糸蜻蛉鯉は大きな口を開け★★★
水面の水輪三つや糸蜻蛉★★★

桑本栄太郎
<河原町四条通り界隈>
南座の大屋根灼ける青き空★★★
せせらぎ緑蔭なりぬ高瀬川(原句)
せせらぎは緑蔭なりぬ高瀬川(正子添削)
宵山の四条通りやコンチキチン★★★

弓削和人
鬼百合の橙雨に打たれけり★★★
蚊の声や寝起きを急ぐ朝まだき★★★
ある雨のそうびの二三残りけり★★★

7月15日(5名)

廣田洋一
裏窓の明るくなりて西日かな★★★★
大西日沈む地の果てアルジェリア★★★
仙人掌の花赤々と窓辺かな★★★

小口泰與
花合歓や沼を賑わす鳥の声★★★★
鳴きかわす沼の左右の牛蛙★★★
河骨やゆったり泳ぐ鯉の口★★★

多田有花
<忍野八海三句>
泉あり空と立木を映しつつ★★★★
いずこまで続く泉の底を見る★★★
泉囲みあまたの言葉飛び交いぬ★★★★

桑本栄太郎
黒南風や孫ら来たりて恐竜展★★★★
二棹の濯ぎもの干す梅雨晴間★★★
入日さす祇園祭の宵山へ★★★★

弓削和人
豪雨もて秋田を呑むる夏場かな★★★
梅干しのひとつ多めや炎天下★★★★
氷片の一片はじく夏料理★★★
※秋田の大雨、お住いのところは大丈夫でしょうか。(髙橋正子)
 
7月14日(5名)

小口泰與
香煙の犬を襲いし夏の暁(原句)
「襲いし」のあとに切れを入れると、イメージがしっかりしてきます。(髙橋正子)
香煙の犬を襲いぬ夏の暁(正子添削)

百舌鳥高音味噌汁の蓋高鳴りし★★★
翡翠や声を掛け合うカメラマン★★★

廣田洋一
沈みゆく西日を見つつ露天風呂★★★
ロマン香る歌の流れて巴里祭★★★
今日も見る着物の婦人名古屋場所★★★

多田有花
五合目より夏空戴く富士山頂★★★
梅雨晴間小御嶽神社に詣でけり★★★
万緑と雲の間に河口湖★★★★

桑本栄太郎
高校の朝の正門白木槿★★★
交差点の赤き尾灯や梅雨ぐもり★★★
植込みの刈込中や草いきれ★★★

弓削和人
暗雲の低く垂れたり花はちす★★★
短夜や潮鳴りやまぬ松の湖★★★
荒梅雨の庇に鳴きぬ子猫かな★★★

7月13日(5名)

小口泰與
外に出づや咲きほこりたる薔薇百本★★★
風鈴の戯むる風や星の夜★★★★
平らかな沼へ翡翠一直線★★★

廣田洋一
西日受け赤くきらめくビルの窓★★★
仙人掌の花を飾りて美容院★★★
公園に取残されし夏帽子★★★

多田有花
夏富士の五合目焼きたてめろんぱん★★★
富士五湖へ流れゆくかな夏の雲★★★★
夏料理富士の高嶺を望みつつ★★★

桑本栄太郎
薙刀の鉾立て進む大丸前★★★
祇園会の準備すすみぬ四条かな★★★★
今日もまた夕立来たる午後の五時★★★

弓削和人
垂れ下がる蛇の目玉や草の叢★★★
向き合うは展望台に夏嶺かな★★★
湖凪ぎて真帆のひとつや避暑便り★★★★

7月12日(4名)

小口泰與
忽然と谷蟇なくや時停止★★★
餌台の餌のたのもし夏雀★★★
翡翠や沼の魚を賜われり★★★

弓削和人
白蝶の降り昇りたる小雨かな★★★
夕立雲風のぬるみに立ち止まり★★★
青梅雨や野路のぬかるみ軽く避け★★★

桑本栄太郎
目覚むれば忽ち蝉の時雨かな★★★
リハビリを終えて家路の溽暑かな★★★
夕立去り忽ち風の夕涼し★★★

多田有花
<山梨県立富士山世界遺産センター三句>
和紙製の巨大な富士や梅雨晴間★★★
夏の富士バックに記念撮影す★★★
夏の雲次々消えて富士稜線★★★★

7月11日(3名)

 小口泰與
翡翠のぐいと飲み込む魚かな★★★
青鷺やドアの開きに翔けにける★★★
絵簾をくぐり女将の現れし★★★

廣田洋一
一斉に日傘開きて吟行会★★★
この頃は男もさせり黒日傘★★★
土佐の夏アイスクリンに溺れけり★★★★

桑本栄太郎
初蝉のわしやわしやと自己主張★★★
一陣の夕立ち風や午後の四時★★★
西山の入日あかねや蝉の声★★★

自由な投句箱/7月1日~7月10日

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主宰:高橋正子

今日の秀句/7月1日~7月10日

7月10日(1句)

★那智の滝注連縄揺らし落ちにけり/廣田洋一
滝は夏の季語。滝の冷気は特別である。那智の滝は、滝自体がご神体なので、その前に注連縄が張られている。落差133mの滝が落ちると、水飛沫や冷気の動きで風が起こる。(髙橋正子)

7月9日(1句)

★孫ら来る祇園祭のあといくつ/桑本栄太郎
遠く離れて住む孫が祇園祭にやってくる。あといくつ寝たら会えるのか、と素直な気持ちが詠まれているのがいい。孫たちも京都行を楽しみにしていることだろう。(髙橋正子)

7月8日(1句)

★冷麦の赤を取り合ひ昭和の日/廣田洋一
白い冷麦に赤や緑、黄色の色がついたのが、少し交じっていて、昭和の子供は色のついたのを当たりくじのように欲しがった。やっぱり赤が人気だったか。大勢で暮らした昭和が懐かしく思い出される。(髙橋正子)

7月7日(1句)

★青空へ紐を結びぬ竹簾/川名ますみ
竹簾を吊るすときに、実際は、窓枠の出っ張りなどに紐を結んで吊るすが、青空を見ながら吊るすと、「青空へ」紐を結んでいるかのように見える。夏の青空と簾が絵のように思える。(髙橋正子)

7月6日(1句)

★のっぱらやさやかに揺らぐ花菖蒲/弓削和人
「のっぱら」に切字「や」がついて、アンバランスな感じがしないでもないが、野原に花菖蒲が揺れているのが、目にさやかに映る。これは、箱根の仙石原にあるようなノハナショウブなのか。(髙橋正子)
7月5日(1句)

★あき缶の口に滲み入る岩清水/弓削和人
飲み干したあき缶に、岩清水を入れて飲もうというのだ。あき缶の小さい飲み口から滲みいる清水のつめたさは感激もの。岩清水のあたりの涼気が想像できる。(髙橋正子)
7月4日(1句)

★あおぞらの視界ぐるりと梅雨の晴れ/桑本栄太郎
ぐるりと見まわす視界のかぎり、青空が広がる。梅雨の晴れ間の力強く、涼し気な空の青。元気がでる。(髙橋正子)

7月3日(1句)

★終電の駅に降り立ち夏の星/廣田洋一
「夏の星」は、すずしそうな輝きが特徴である。終電まで乗り、疲れ気味に駅に降り立つと、空には涼しそうな星が輝いている。涼しそうな星の美しさに心が洗われる思いだ。(髙橋正子)
7月2日(1句)

★雨に似て水輪のひとつ糸蜻蛉/弓削和人
糸蜻蛉はあまりに姿がかすかなので、水面に生まれている水輪は、小さい雨の作る水輪と思ったが、よく見ると雨ではなく糸蜻蛉がいて出来た水輪だったということ。率直な見方に詩情がある。(髙橋正子)
7月1日(3句)

★一時の風の中なる油蝉/小口泰與
いかにも暑そうに鳴く「油蝉」と「風」の取り合わせがよく、一服の清涼剤のような風が吹き抜け、心まで涼しくなる句。(髙橋正子)

★丹沢の雲の晴れたり梅雨夕焼/廣田洋一

丹沢の山々にかかる雲が晴れて夕焼けが広がる。晴れ晴れとした梅雨夕焼に、新しい世界が目の前に広がるようだ。(髙橋正子)

★七月や早やも祇園を想う朝/桑本栄太郎
葵祭から祇園祭へと京都の夏は祭で賑わう。七月になれば、コンチキチが耳に聞こえ、やきらびやかな鉾や山車の姿が目に浮かぶということだろう。「祇園を想う」に祇園の街の華やぎや祭を心待ちにする京都人の思いをみる(髙橋正子)

7月1日~7月10日

7月10日(4名)
小口泰與
満緑や雲ひとはけの妙義山★★★
猫車芋いっぱいや夏の朝(原句)
涼しそうな句ですね。この句の主題は「芋」で「芋」の季語は秋で、「夏の朝」とは季重なりです。(髙橋正子)
日を返す咫尺の沼や時鳥★★★
廣田洋一
那智の滝注連縄揺らし落ちにけり★★★★
旅人の滝の行者と変身す★★★
冷麦をすいすい啜る真昼かな★★★
桑本栄太郎
初蝉の鳴き初めすぐに止みにけり★★★
舞い来ては躊躇い居りぬ揚羽かな★★★
坂道の石垣つづき苔茂る★★★
弓削和人
濃紫雨後に栄えたる鉄線花★★★
夏がすみ展望台の湖畔かな★★★
蜻蛉生まる野芥子に六肢つかまれリ★★★
7月9日(3名)
小口泰與
突然の雨や忽と雹となり ★★★
噴煙の棚引く先や二重虹★★★
郭公や丈夫の妻の頼もしく★★★★
廣田洋一
草取るや庭の黒土甦る★★★
鍔広の帽子かぶりて草を取る★★★
堰落ちる川に虹立つ朝かな★★★★
桑本栄太郎
雨上がり溽暑となりぬ河原町★★★
くちなしの花の朽ち来てなほ匂う★★★
孫ら来る祇園祭のあといくつ★★★★
7月8日(3名)
小口泰與
雷鳴や家ぬちの音絶ちにける★★★
草草や沼の谷蟇日を受けて★★★
翡翠の一亥だにも来ぬ小沼★★★
廣田洋一
冷麦の赤を取り合ひ昭和の日★★★★
なだらかな坂を下りて沙羅の花★★★
焼酎で乾杯したる夕べかな★★★
桑本栄太郎
涼風の吹き抜けるいたる雨の午後★★★
黒蟻の慌て走りぬ雨催い★★★
ひと仕事ごとに水飲む溽暑かな★★★
7月7日(5名)
小口泰與
上州の山の蒼さや鮎遡上★★★
あけぼのの只中の声翡翠よ★★★
忽然と蝦蟇の合唱沼の朝★★★
桑本栄太郎
日盛りやホースの水に鴉どち★★★★
くちなしの花の朽ちたる垣根かな★★★
星合の夕となれども雨催い★★★
廣田洋一
揚羽蝶晴れたる空を低く飛び★★★★
七夕や子らの健康願ひたり★★★
駅出でて短冊飾る七夕かな★★★
川名ますみ
①青空へ紐を結びぬ/竹簾★★★★
「竹簾を掛けようとして紐を結ぶときに、青空に簾を掛けるかのように高いところに紐を結んだ。」という行為の楽しさが詠まれている。
②青空へ紐を結びし竹簾
「高い青空に紐を結んだ竹簾」ですよ。竹簾が主題。
①と②とどちらが面白いですか。技術的にはどちらも同じようですが、読んで①と②とどちらが面白い、楽しそう、ですか。(髙橋正子)
窓拭けば遠き万緑迫りくる★★★★
受診日や寝間着にレース羽織り出づ★★★
青空へ紐を結びし竹簾
弓削和人
湖や街灯うるむ夕すずみ★★★
風青し無人のままのコンバイン★★★
石仏の背をおおいたる雲の峰(原句)
「おおう」は適切でしょうか。(髙橋正子)
石仏の背より湧きたる雲の峰(正子添削)
7月6日(3名)
廣田洋一
千切りの野菜を添へて冷し麦★★★
冷麦に一本の赤妻は亡く★★★
梅雨晴間草花香る楸邨忌★★★
桑本栄太郎
梅雨晴れや草の匂いと土匂う★★★
硝子戸の向こうに舞いぬ揚羽蝶(原句)
硝子戸の向こうを舞いぬ揚羽蝶(正子添削)
みどり為す龍田川とや夏の川★★★
弓削和人
遊泳のしきりのさきや黄泉の湖★★★
一息と床をしとねに午睡かな★★★
のっぱらやさやかに揺らぐ花菖蒲★★★★
7月5日(4名)
小口泰與
日を受けし翡翠沼の指呼に居り★★★
裂帛の鴉の鋭声夏木立★★★
沼の樹や翡翠の声聞こえきし★★★
廣田洋一
ビーチパラソル砂浜埋める家族連れ★★★
汗流れ拭ひもせずに鉾廻し★★★
ナイターや終わらぬうちに帰宅せり★★★
桑本栄太郎
午後よりの雨模様なる梅雨深し★★★
昨日とは嘘のようなり梅雨寒し★★★
荒梅雨や樋より垂るる音激し★★★
弓削和人
あき缶の口に滲み入る岩清水★★★★
桑の実の紅口つけてなつかしや★★★
遊覧船さゆらぐ旗の夏の湖★★★
7月4日(5名)
小口泰與
ご先祖へ朝の誦経や明易し★★★★
夕涼や祖母の手ずれの黄八丈★★★
翡翠の魚を獲りしやたまさかに★★★
多田有花
飛ぶために生まれし吾ぞ夏燕★★★
とうきびの花の仲良く背くらべ★★★
蓮咲けばそこに極楽浄土あり★★★
廣田洋一
鱧見つけ直ぐ注文の小料理屋★★★
山裾に枝を広げし合歓の花★★★
親水公園出水後しばし閉ざされぬ★★★
桑本栄太郎
朝なれば花びら赤く月見草★★★
あおぞらの視界ぐるりと梅雨の晴れ★★★★
耳奥の音の微かや初蝉に★★★
弓削和人
海開く埃を払う着替え小屋★★★
白き花アヤメの筋に黄ちらり★★★
垣の苔滴るたびにてかりけり★★★
7月3日(5名)

小口泰與
電線をつつと駆ける夏雀★★★
日盛や沼は黄金の面を持ち★★★
日を受けし翡翠沼の指呼にあり★★★

廣田洋一
夕焼けの残れる空に一番星★★★
終電の駅に降り立ち夏の星★★★★
松葉菊なだれ咲きたる門の前★★★

桑本栄太郎
バンザイの小枝両手に今年竹★★★
若竹の節の白さよ天を衝く(原句)
原句では、「天を衝く」の主語が「若竹の節の白さ」となっています。(髙橋正子)
天と衝く若竹節の真白さよ(正子添削)

山裾の鉄砲百合や山の畑★★★

多田有花
ほととぎす遠く近くに繰り返し★★★★
ひまわりやすっと背筋を伸ばし見る★★★
造成地に公園新し夏の朝★★★

弓削和人
キブシより小さき木漏れ日梅雨曇★★★
県民の森を標すは紫蘭かな★★★
朽ち果つる橋の新緑なりにけり ★★★
7月2日(5名)
小口泰與
確かなる山女の影や峡の子等(原句)
俳句の形式としては問題ないですが、「山女の影」と「峡の子等」の関係がわからないのが問題です。意味が通じることがまず大事です。(髙橋正子)
確かなる山女の影に峡の子等(正子添削)

羅を無造作に着て確かなり★★★
時鳥田は蒼蒼と風を呑む★★★

廣田洋一
海紫陽花水辺の岩間に咲きにけり★★★
群をなし透き通りをり海月かな★★★★
黒潮に乗りて来たれる海月かな★★★

桑本栄太郎
藻の花やせせらぎ浅き高瀬川★★★
街角に祇園囃しの四条かな★★★★
日盛や外つ人ならぶラーメン店★★★

多田有花
雨上がりの靄の晴れゆく半夏生★★★★
七月や韓国料理を食ぶ夕べ★★★
夏の夕ぴりりと辛きキムチかな★★★

弓削和人
やわらかき羽出し発ちぬ天道虫★★★

雨に似せ水輪のひとつ糸蜻蛉(原句)
「似せ」と糸蜻蛉に主体をもたせるより、情景の写生の方が、イメージがはっきりし、句に品も生まれると思います。(髙橋正子)

雨に似て水輪のひとつ糸蜻蛉(正子添削)

青すすき揺れぬばかりの風吹きぬ★★★
7月1日(5名)

小口泰與
一時の風の中なる油蝉★★★★
会議終う麻の背広の皴の数★★★★
逞しき利根の流れや鮎育つ★★★

廣田洋一
七月や雨音高く始まりぬ★★★
七変化待ちたる雨を吸込みぬ★★★
丹沢の雲の晴れたり梅雨夕焼★★★★

多田有花
ねずみもちの花やまわりの田は失せて★★★
百合の香の庭の外まであふれ出す★★★
のうぜん花焼き板壁の家の前★★★

桑本栄太郎
いつまでも夢のつづきや夜立来る★★★
七月や早やも祇園を想う朝★★★★
降り止みて又も降りだす梅雨荒るる★★★

弓削和人
梅雨寒や熱き珈琲求めたり(原句)
「求めたり」とした下五は大事です。コーヒーを飲んだ時の感じが伝わるとよいと思います。(髙橋正子)
梅雨寒や熱き珈琲胃に落とす(正子添削例)

水切ってはや食膳の冷奴★★★★
香水をのこす車両や人の去り(原句)
「香水をのこす」では、香水瓶を残す意味になりかねません。正しくは「香水の香(り)」です。(髙橋正子)
香水の香りのこるや車両無人(正子添削例)

自由な投句箱/6月21日~6月30日

※当季雑詠3句(夏の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
※★印の基準について。
「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。
主宰:高橋正子

今日の秀句/6月21日~6月30日

6月30日(1句)

★ピーマンのつやつやと生り夏の朝/多田有花
「つやつやと」は、生きいき、みずみずしい様子。明けの早い夏の朝、緑の色も濃いピーマンがつやつやとしているのを目にして、野菜の「元気」を見た。(髙橋正子)
6月29日(1句)

★水打って空へはじける飛沫かな/弓削和人
「水打つ」は長く使われている季語だが、「空へはじける飛沫」は、若々しい感覚で、打水がより涼しく感じられる。(髙橋正子)

6月28日(1句)

★ひもすがら湖周を巡り夏あざみ/弓削和人
一日をかけて、湖周を巡ったのであろう。湖周の野の草に夏あざみを見つけ、ゆかしく、心惹かれた。「夏あざみ」の象徴性が生かされた句。(髙橋正子)

★水清きふるさとありて額の花/多田有花
ふるさとの水が清らかであるのは、一番うれしいことかもしれない。清らかな水を吸ったかのような額の花の水色。ふるさとの水の循環が思われる。(髙橋正子)

6月26日(1句)

★開け放つ窓辺の雲や夏なりき/弓削和人
開け放った窓によると雲が見える。その雲はまぎれもなく、夏の雲。確かに夏が来ていることを実感するときだ。(髙橋正子)
6月25日(2句)

★あじさいの川面に浸かる高瀬川/桑本栄太郎
高瀬川沿いのあじさいが川面の水に浸かって、あじさいも水も涼やかに思われる。(髙橋正子)

★水洗ひしたる網戸の風新た/廣田洋一
水洗いしてきれいなった網戸。その網戸を抜ける風はまた、風が新しくなったような涼しさ。さっぱりと涼し気な句。(髙橋正子)
6月24日(1句)

★打水に幟小さくはためけり/廣田洋一
この句の前に打水の句があるので、場所は神楽坂だろうと思う。打水をすると小さな風が立つ。坂を風が流れる。そんなときに、幟が小さくはためいて、路地も涼しくなる。(髙橋正子)
6月23日(1句)

★紫陽花の青かがやけり雨の橋/弓削和人
「青かがやけり」でこの句は決まった。その感動がはっきりしているのがいい。(髙橋正子)

6月22日(1句)

★渓流のつり橋ゆれて水涼し/小口泰與
渓流にかかるつり橋の下を流れる水が、「水涼し」で目に見えるようになった。景色がすばらしい。(髙橋正子)
6月21日(1句)
★山頂へいたる新樹の鮮やかに/弓削和人
「新樹」はみずみずしい若葉をもった木のこと。山頂を目指す路に明るく、鮮やかな若葉が見られて、山登りの喜びがすっきりと詠まれている。(髙橋正子)

6月21日~6月30日

6月30日(5名)
小口泰與
夕焼や高処の奇岩雲拒む★★★
篁を染めし夕焼鳥の声★★★
雨蛙轍の中を進みけり★★★
廣田洋一
アスファルト継目に生えし草むしる★★★
乾杯や三年振りの暑気払★★★
夏帽子朝の気分で色を変え★★★★
桑本栄太郎
雨雲の峡駆け上がる六月尽★★★
底紅や日射し明るく雨上がる★★★
妻もどり田舎みやげの李((すもも)かな★★★
多田有花
青濃き紫陽花小さく裏庭に★★★
茄子紺をそのはじめより茄子は持ち★★★
ピーマンのつやつやと生り夏の朝★★★★
弓削和人
白鷺のますます細し夕の湖★★★
夏の虫いつのまにかの湯船かな★★★
丘陵を見渡しうなずく花菖蒲★★★
6月29日(5名)
小口泰與
雲の峰絶えず形を変えており★★★
沛然の名残りの薔薇のくびを下げ
「沛然の名残り」は無理があります。
翡翠や頭より魚を飲み込めり★★★
 廣田洋一
人知れず青梅育つ川辺かな★★★
川床の踊りを愛でつ舌鼓★★★
海外旅行4年振りの夏帽子★★★
多田有花
雨上がりうつむいて咲く茄子の花★★★
ほつほつと花南天の白咲けり★★★★
芋の葉やこぼし受けつつ梅雨の露★★★
桑本栄太郎
川べりのうたげ華やぐ合歓の花★★★
からももや故郷遠くなりぬべし★★★
手土産のすもも食べたり田舎より★★★
弓削和人
干し物に重なる蜘蛛の糸ひかり★★★
緑陰へ開けし道や通り雨★★★
水打って空へはじける飛沫かな★★★★
6月28日(5名)

小口泰與
青簾風のあわいに雀逃げ★★★

薫風や小沼の水輪二つ三つ(原句)
薫風や沼の水輪の二つ三つ(正子添削)
「小沼」の「小」は必要ですか。

利根川の岩の滑りや夏の雨★★★
「岩の滑り」の「滑り」が抽象的でわかりにくいです。(髙橋正子)
利根川の岩の滑るや夏の雨(正子添削)

廣田洋一
玄関前長靴干され梅雨晴間★★★
競ひては紅勝ちぬ立葵★★★
竹林の外に一本今年竹★★★

多田有花
廃屋に花の黄色き梅雨の朝★★★
青トマトこれより解毒して熟す★★★
夏の野へたんぽぽ旅立ちの準備★★★

桑本栄太郎
想い出のふるさと遠く杏の実★★★
梔子の花の朽ち居り八重の白★★★
メロディーの報らす濯ぎや梅雨晴間★★★

弓削和人
夏の灯や照らされたるは雨のいと★★★
ひもすがら湖周を巡り夏あざみ★★★★
夕蝉の鳴き嗄らしけり山の奥★★★
 
6月27日(4名)
小口泰與
河骨や沼をにぎわすがま蛙★★★
ぴちぴちとうぐい跳ねたる岸の上★★★
短夜や樋から水の溢れける★★★★
多田有花
ベゴニアの庭抜けだして路地に咲く★★★
水清きふるさとありて額の花★★★★
芋の葉や露こぼしまた露受けて★★★★
廣田洋一
駅前の幟はためく甘酒屋★★★
空の青共に食べたりさくらんぼ★★★★
毬の外一枚跳ねて額の花★★★
桑本栄太郎
カーテンを開けて茜の夏の空★★★
梅ジュース飲みて梅の実かじりけり★★★
雨上がり出入りしきりや蟻の穴★★★
6月26日(5名)

小口泰與
翡翠や狙い定めて一直線★★★
赤白黄と薔薇咲き揃う朝かな★★★
雨含みぽちっと落ちし庭の薔薇★★★

廣田洋一
ねじればなひょろひょろと伸びあがりけり★★★
木陰にて雨を待ちたる濃紫陽花★★★
六月なれど早くも咲きし凌霄花★★★

多田有花
紫陽花の小道抜ければ造成地★★★
青田面わずかに家を映しけり★★★
家々の裏路地をゆく夏の朝★★★★

桑本栄太郎
梅雨冷えや白き筋見せ青すすき★★★
くちなしの花の垣根や八重の白★★★
荒梅雨や慌て取り込む濯ぎもの★★★

弓削和人
開け放つ窓辺の雲や夏なら来
「夏なら来」の意味は?「夏なりき」ですか。(髙橋正子)
開け放つ窓辺の雲や夏なりき★★★★

老鶯や泉のありかを教えたり(原句)
老鶯や声は泉のあたりから(正子添削)

緋鯉の尾ゆるりたゆたう禅の寺★★★
6月25日(4名)

多田有花
玄関の空間広し梅雨の晴れ★★★
青柿や陽を照り返す葉の中に★★★★
梅雨晴や蜂蜜かけてチーズピザ★★★

廣田洋一
水洗ひしたる網戸の風新た★★★★
網戸より良き風入る夕間暮★★★
草刈りて空晴れ渡る丘の上★★★

小口泰與
滝音に鳥声まざる山の沼★★★
「山の沼」をもってきたので、内容が多すぎる結果になりました。「滝音に鳥声まざる」がよいです。(髙橋正子)

紫陽花や空さま弾け至りける★★★
夏めくや芭蕉俳句を諳んずる★★★★

桑本栄太郎
せせらぎを涼風渡る高瀬川★★★
あじさいの川面に浸かる高瀬川★★★★
叡山の遥か彼方に夏がすみ★★★
6月24日(4名)

小口泰與
雀来て木葉に隠る朝曇★★★
五月晴雀つぎつぎ餌台へ★★★
渓谷の木道二本四十雀★★★

廣田洋一
打水の神楽坂行く下駄の音★★★
打水に幟小さくはためけり★★★★
さくらんぼ匂ひ立つごと光りをり★★★

桑本栄太郎
集会へ急ぐ朝や夾竹桃★★★
凌霄花の火炎と云うも疑わず★★★
推敲の途中に寝落つ昼寝かな★★★

弓削和人
かきつばた赤むらさきに雨上がり★★★
滝落ちる音の遠くや杉木立★★★★
見上げると夏空ばかり日照り雨★★★★
6月23日(5名)

小口泰與
大沼へ忽と日照雨や蟇蛙★★★
出るやいな蚯蚓は鳥に啄ばまれ★★★
雷鳴や小犬は居場所定まらず★★★

多田有花
雨強くのうぜんかずらの朱を打てり★★★
病む人に癒えたる人に百合大輪★★★
梅雨冷やエスプレッソの豆を挽く★★★

桑本栄太郎
水滴の白き葉筋や青すすき★★★
あじさいの色褪せ来たる小雨かな★★★
凌霄花の火炎と云うも疑わず★★★

廣田洋一
雀鳴くキューガーデンや青葉風★★★
青葉して異国の旅や老二人★★★
川べりの公園散歩梅雨晴間★★★

弓削和人
もてあますときに寄る寺青葉雨★★★
傘もてどささず夕べの夏時雨★★★
紫陽花の青かがやけり雨の橋★★★★

6月22日(4名)

小口泰與
渓谷の大吊橋や時鳥★★★
犬の子の三匹生まれ明け急ぐ★★★
渓流のつり橋ゆるる水涼し(原句)
渓流のつり橋ゆれて水涼し(正子添削)

多田有花
鮨を食ぶ四方山話に花咲かせ★★★★
銀の匙添え食後のアイスクリーム★★★
夏至の日の曇りて午後より降り始む★★★

桑本栄太郎
夜立ち来るトイレの窓の音激し★★★
白雨止み午後より日差し来たりけり★★★
凌霄花の火炎と云うも疑わず★★★

弓削和人
みるみると点から一面梅雨走り★★★
紫陽花や街角はやと雨曇★★★
すもももぐ幸のこりたる指のさき★★★
6月21日(4名)

小口泰與
柿の花上毛三山雲の中★★★
樹洞よりひこと顔出しし四十雀★★★
老鶯やへら鮒釣の漆竿★★★

桑本栄太郎
夏至の日の程なく雨の午後となる★★★
つぶつぶの色香を囲み四葩咲く★★★
凌霄花の火炎と云うも疑わず★★★

弓削和人
玉苗の水田雲や浮くばかり(原句)
玉苗の水田や雲の浮くばかり(正子添削)

山頂へいたる新樹の鮮やかに★★★★
さくらんぼぎゅっとかたまり柄ははじけ★★★

多田有花
わが城はいつも白亜や万緑に★★★★
紫陽花に足止め城を仰ぎおり★★★
箸揃え小さき茄子の前菜に★★★

自由な投句箱/6月11日~6月20日

※当季雑詠3句(夏の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
※★印の基準について。
「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。
主宰:高橋正子