8月7日(水)

●小口泰與
赤城から朝の大気や秋近し★★★
新刀の反りや夜涼の星の数★★★
朝涼や赤城の肌の浅葱色★★★

●多田有花
空蝉の数多落ちたる山の道★★★
護摩堂より香の流れ来る原爆忌★★★
朝の日の壁に差しけり秋に入る★★★

●桑本栄太郎
炎ゆれ鐘に黙祷原爆忌★★★
突風の吹けば忽ち雷雨かな★★★
和菓子屋の帰省みやげの混雑に★★★

●小西 宏
水色の海に櫂おき熱帯魚★★★★
「海に櫂おき」で、この句が軽くなった。そのため、熱帯魚の動きも、作者の心も軽やかになった。沖縄の水色の海だろうか。熱帯魚の泳ぐ海が楽しい。(高橋正子)

栗毬の青く小さく今日の秋★★★
立秋の我が家のカレー五穀米★★★


コメント

  1. 小口泰與
    2013年8月8日 8:32

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8/7の投句に★印のご指導を賜わり有難う御座いました。今後ともよろしくご指導のほどお願い申し上げます。

  2. 小西 宏
    2013年8月8日 12:28

    お礼
    高橋正子先生
    「水色の海に櫂おき熱帯魚」にご講評をお送りくださり、たいへんありがとうございました。先月末に、孫たちと沖縄に遊びに行ってきました。句はカヌーを漕いで珊瑚礁に近づいたときのものです。