8月21日-31日

8月31日

●小口泰與
逆光の数多のしずく稲穂かな★★★
笹を食む山羊や秋野の蒼き空★★★
田の面を白き腹見せ秋つばめ★★★★

●河野啓一
八月尽秋の雨をば憾みつつ★★★
秋の日を浴びて柿の葉揺れており★★★
秋澄めり島熊山のレストラン★★★★
島熊山(しまくまやま)は、大阪万博の開かれた千里丘陵にある一番高いところと聞く。今は住宅地として開発はされているものの、見晴らしのよいレストランからの眺望に「秋澄めり」をしっかりと感じ取られた。(高橋正子)

●多田有花
不揃いの産地直売梨を食ぶ★★★
朝空の青さを仰ぐ八月尽★★★
桃色の鶏頭囲む角の家★★★★
【添削】桃色の鶏頭の囲む角の家
【添削2】鶏頭の桃色が囲む角の家

●桑本栄太郎
青空の胡桃色づくバス通り★★★
いつせいに雀飛び翔つ稲田かな★★★
さわさわと溝の流れや彼岸花★★★★
彼岸花が溝川の流れに沿って咲いている景色はよく見かけるが、溝川の流れが「さわさわ」としているので、気持ちのよい句になった。さわさわと流れる水と、赤い彼岸花がよく季節を表している。(高橋正子)

●古田敬二
一葉だけ白樺落とす木曽初秋★★★
北へ行く列車に揺れる芒原★★★
秋海棠白磁の花挿し木曽の店★★★★

8月30日

●小口泰與
ひぐらしや鍬打つ婆の長き影★★★★
秋の闇畷の猫と小犬かな★★★
つれなくも忽ち過ぐる秋祭★★★

●河野啓一
稲干して古き時代を語りけり★★★★
刈りとった稲を干して、昔の稲刈りのことなど話たのであろう。今は刈りとりと同時に脱穀までしてしまうほど機械化されて、あっけない感じがする。昔ながらの方が、稲に対する思いが清らかなように思う。(高橋正子)

そよ風の林を抜けて涼新た★★★
木々の葉も朝日に映えて彼岸花★★★

●桑本栄太郎
秋雨の書を読むままに眠りけり★★★
うそ寒やカーテンふくれ小窓閉ず★★★★
日の高きうちに湯浴みや新酒酌む★★★

●黒谷光子
秋草に本丸跡とう碑の一つ★★★
湖を見に公園よぎる萩の風★★★
夕近き湖はにび色秋はじめ★★★★

8月29日

●小口泰與
逆光の稲田黄金の雫満つ★★★★
鬼やんま来しあと何も足湯かな
新走り届くやこの日休刊日★★★

●河野啓一
白雲の生駒発して水澄める★★★
たちまちに秋冷来る朝の風★★★
園児たち揃いて挨拶爽やかに★★★★

●多田有花
薔薇を描く窓辺に秋蝉のかすか★★★★
部屋に差す朝の光の秋めける★★★
蜂一匹窓を出入りす秋の昼★★★

●桑本栄太郎
底紅忌しかと夜半の雨となる★★★
ベランダの鉢に鳴き初むきりぎりす★★★
鳩吹くやうすく色づく庭の木々★★★★

●川名ますみ
底紅の紅いっぱいに見せひらく★★★
まだ空を向いて巻きたる花木槿★★★
入り梨の集荷へ走る午後三時★★★★

●小西 宏
カーテンに吹き上げられて秋の空★★★
蜩に昼なお暗き雨上がり★★★★
雨上がり紅萎めたる花芙蓉★★★

●高橋秀之
水平線の上は大きく高き空★★★★
絹雲の広がる空に鳥の群れ★★★
秋の日が照らす対岸駒ヶ岳★★★

●福田ひろし
霧の朝子はしんしんと眠りけり★★★★
「霧」は秋の季語。子は、秋となって、「しんしん」と静かに深く眠り、安らかである。特別なことではないが、平和な、いい生活がある。(高橋信之)

目の見えぬ老犬に降る銀河かな★★★
缶コーヒーあおりて染みる秋の空★★★

8月28日

●小口泰與
稲の花靄を被りし赤城山★★★
秋暑し何かと言いてよく食ぶる★★★
白波の立ちし榛名湖荻の声★★★★
榛名湖に白波を立たせて吹く風は、また荻を吹く風でもある。荻を吹く風はすでに秋のわびしさを感じさせる風なのだ。(高橋正子)

●古田敬二
木曽音楽祭3句
秋雨に洗われ白樺いよよ白★★★
コンサート果てて薄暮に男郎花★★★★
弦楽の響き溢れて木曽は秋★★★

●桑本栄太郎
錦木の早やも紅差す秋の雨★★★
図書館へ向かうすがらや露しぐれ★★★

妻が寝てまだ書を読みし夜長かな★★★★
妻が寝てもまだ読み続けたい本がある。夜も長いことだし、ひとり本の世界に遊ぶ楽しみ。これこそ読書の楽しみではなかろうか。(高橋正子)

●小西 宏
窓多き家に雨降る秋の空★★★★
霧雨に蝉の音とおく消えゆける★★★
秋の蚊の追われて暗き部屋の隅★★★

●河野啓一
あわあわと散る百日紅雨の中★★★★
雨止んで苑の花畑ひろびろと★★★
軽やかに爪を摘む午後鳳仙花★★★

8月27日

●古田敬二
霧動き白樺静かに現われり★★★★
白樺と霧の実景に詩情がある。それを「静かに現われり」と、合唱の幕が徐にあがるように詠んだのが魅力。(高橋正子)

木曽は秋白き指弾くピチカート★★★
雨粒もひとつの花びら萩咲けり★★★

●小口泰與
秋蝉や老いの一徹鎌を研ぐ★★★★
稲妻や犬と散歩の田んぼ道★★★
稲の花もやの中より一嶺出づ★★★

●河野啓一
秋蝉の声気づかざるまま夜の明ける★★★★
マンション群ポプラ並木を見下ろして★★★
朝露に濡れし無花果そっと捥ぎ★★★

●多田有花
青空に翅きらめかせ赤とんぼ★★★★
青空にきらめく翅は、ガラスのように空の青さを透かせたイメージだが、そこに「赤とんぼ」が配されて、きらめく翅は、青い翅ではなかったと気付かされる意外性。青空を輝き飛ぶ一匹の赤とんぼだ。(高橋正子)

デラウェア食べつつ読めり遭難記★★★
掃除機の音を消したり秋驟雨★★★

●桑本栄太郎
秋雷の雲の彼方は日射しけり★★★
雨雲の街の空のみ秋の雷★★★
葉裏見せ花に雨降る葛嵐★★★★

●川名ますみ
店先の白木槿散り弁当屋★★★★
店先に木槿散らせし弁当屋★★★
笛の音のすこし寂しき盆踊★★★

●小川和子
花筒に供う竜胆青深む★★★★
秋暑し連山望む丘の墓地★★★
毬栗の青し甥らと義兄偲ぶ★★★

8月26日

●古田敬二
木曽へ来てなじみの店の今年そば★★★
新芋を塩つけて食う木曽の旅★★★★
恵那山は夏の名残りの雲が立つ★★★

●小口泰與
雨ながら朝顔けなげ色異(け)なり★★★
灯を透かす和紙の有り様長き夜★★★
新しき器となりて秋高し★★★★

●多田有花
雨音のやめばいつしか虫の闇★★★
情熱の落としどころやカンナ咲く★★★
雨あがり森に茸の色とりどり★★★★

●小川和子
時折は硬き音たて秋雨降る★★★★
秋雨の降る音を聞いておれば、静かな音のなかに、時折、硬くものを叩いて降る音が聞こえる。一様でない秋雨の降り方に、聞く心も心なし揺らぐ。高橋正子)

草むしる狗尾草を惜しみつつ★★★
萩の葉の雨滴にふるる蜆蝶★★★

●桑本栄太郎
手のとどく丈に椎の実弾け居り★★★★
幼いころ椎の実を食べた思い出のある作者だろう。手を伸ばせば届く位置に椎の実が弾けている。あまりの懐かしさに、また、この秋という感傷的な季節に、一句となった。(高橋正子)

耕衣忌の鉢の葱摘み味噌汁へ★★★
新駅の上はバイパス稲穂垂る★★★

8月25日

●小口泰與
秋雲の頓に形のかわりける★★★
秋の野や羨(とも)しむものに空の鳥★★★★
秋晴やこの頃とんと杖要らぬ★★★

●河野啓一
野の草をしとどに浸し秋出水★★★★
大雨のあとの川を除くと、出水が川辺の草を水草のように巻き込み、浸して流れている。災害をもたらすほどの雨でないのが幸いで、勢い流れる出水に「野の草をしとどに浸す」風情を見た。(高橋正子)

秋の鮎粗塩ちらし焼き上げる★★★
白木槿ふと目が合いし片えくぼ★★★

●桑本栄太郎
長雨の朝の路地行き地虫鳴く★★★
鴨川に立ち込み釣りや秋の鮎★★★
新涼や女子運転の阪急線★★★★

●高橋信之
曙の空も地も露けしと思う★★★★
この数日、一時の猛暑に比べれば、すずしい日だ。とくに、曙であれば、すずしく、「空も地も露けし」感じを抱く。曙であるのがよい。(高橋正子)

遠くのことを近くと思う秋出水★★★
物思う此の頃多く秋暑し★★★

8月24日

●小口泰與
あけぼののコスモスの空深き蒼★★★★
曙光の空の蒼が、コスモスと取り合わせて、深々と詠まれている。(高橋正子)

十州の山にかこまる林檎かな★★★
朝顔や鉄路の遠音聞こえしよ★★★

●桑本栄太郎
 神戸の港湾
秋澄むや港湾跨ぎ大橋梁★★★★
港湾に架かる橋梁は硬質の力と美がある。大気が澄み、海の水も青さを増して、港湾の景色が魅力を増す。(高橋正子)

秋潮の河口につどう神戸かな★★★
台船の起重機うごき秋の潮★★★

●多田有花
秋蝉のボリューム少し落ちし朝★★★
フリスビー犬が捕らえし秋初め★★★★
熱々の稲荷寿司食ぶ秋涼し★★★

●佃 康水  
 広島土石流災害 2句
秋出水乾かぬ泥の匂い立つ★★★★
このたびの広島の土石流の災害は、まったく酷い。「泥の匂い立つ」が罹災された人たちの悲しみと、現場の生々しい惨状を伝えている。(高橋正子)

救援の作業阻むや秋驟雨★★★
ふと日差す寸時に処暑の風通す★★★

●小西 宏
外野走り明るい空よ秋の雲★★★★
みな色に染まり傾げる猫じゃらし★★★
西空に嶺くっきりと秋の暮★★★

●黒谷光子
紅萩も白萩も咲き池めぐる★★★★
甲羅干す亀池の辺の秋芝に★★★
秋雨に心残りの茣蓙たたむ★★★

8月23日

●小口泰與
稲の花雨の帳となりにけり★★★
とどまると帽子にとどむ蜻蛉かな★★★★
水滴の次から次と秋の雨★★★

●黒谷光子
子らの絵の行灯並び地蔵盆★★★★
地方によって地蔵盆の送り方はいろいろであろうが、光子さんの地方は、行灯に子どもが絵を絵を描き、それを幾灯も灯しているようだ。微笑ましい行灯の絵に囲まれた本当に子どものための地蔵盆だ。(高橋正子)

地蔵会の子供に分ける袋菓子★★★
地蔵会の読経にまじる子らの声★★★

●多田有花
つくつくぼうし鳴く下をゆく森の朝★★★★
秋口や窓に午後の陽入り初めし★★★
髪切ってうなじに処暑の風受ける★★★

●河野啓一
秋出水人智を超えし土砂一瞬★★★
秋の虹箕面の滝にかかりおり★★★
百日紅並木となりて苑の道★★★★

●桑本栄太郎
<広島土石流災害追悼>
山肌の明かり哀しや秋出水★★★
<神戸へ>
淀川の鉄橋あまたや秋澄める★★★
芦屋には想い出多く酔芙蓉★★★★

●小西 宏
蜩の風の涼しき森に入る★★★★
森に入れば、そこは蜩が鳴き、涼しい風が吹いている。蜩の風にさざめくような鳴き声が、すこし寂しさを帯びている。(高橋正子)

朝露を駆けて濡れたる犬の腹★★★
雨上がり先触れ太鼓秋祭り★★★

8月22日

●祝恵子
蝶のせて女郎花揺る万博の森★★★★
女郎花に蝶がのって揺れる可憐な姿は、山にある女郎花とは趣の違った、万博の森の女郎花。
女郎花は意外にも強い花だが、目にはいかにもしなやかだ。(高橋正子)

鹿おどし秋水ちろろと流れおり★★★
桔梗咲く茶屋に座れば風ぬける★★★

●小口泰與
荒れ畑の野鳥の声や野分晴★★★★
野分が去ったあとの、すっきりと晴れた空。その晴れた空の下に荒れた畑があるが、野鳥が嵐が去ったことを喜び鳴き交わしている。荒れた畑は野鳥たちの喜ぶ自然の野なのだ。(高橋正子)

D五一の罐のあかあか花カンナ★★★
講堂の真夜の外の面(とのも)の虫の声★★★

●小西 宏
山土を黄の濁流に秋の雨★★★
二の腕をくすぐり笑う猫じゃらし★★★
ガラス窓に遠く揺らめく稲光★★★★

●桑本栄太郎
神戸へ
静かなる淀の大河や秋日さす★★★
さるすべり煉瓦の町の芦屋かな★★★
新涼の清流眼下にモノレール★★★★

●河野啓一
秋の雲コバルトブルーの画布の上★★★★
芋虫と速さを競う杖歩行★★★
法師蝉積もる話に割り込んで★★★

●高橋秀之
静けさの吉野の山に法師蝉★★★
初秋の吉野の道を一人歩く★★★
南朝の都跡地に秋日差す★★★★

8月21日

●小口泰與
葛の花渦巻く瀞にとどこおる★★★
群蜻蛉あぜ道を閉づ如きかな★★★
大沼の景色ととのう蜻蛉かな★★★★

●多田有花
燕すでに去りにし空の飛行機雲★★★★
残暑の暑さに空を見るのを忘れていたが、空の燕はいつの間にか去って、さびしくなった空には飛行機雲が線を描いて伸びている。もう秋が来ているのだ。(高橋正子)

蜘蛛の巣が絡みつきたる残暑かな★★★
秋めきて白蓮ひとつずつ終わる★★★

●桑本栄太郎
濃く淡く高槻平野の稲穂波★★★★
爽涼の木蔭の坂に風立ちぬ★★★
あな惜しと煩悩更なり法師蝉★★★

●小西 宏
街の灯の清らに見ゆる秋の夜★★★★
まだ暑さが残る頃、昼間の空気は澄んでいるとは思えないが、夜になると、街にともる灯は、清らかに澄んで見える。街の灯がきれいな夜は気持ちも爽やかになる。(高橋正子)

がっしりと残暑が風をはねつける★★★
風動かぬ残暑の部屋に蟄居せり★★★


コメント

  1. 小西 宏
    2014年8月22日 12:00

    お礼
    高橋正子先生
    「街の灯の清らに見ゆる秋の夜」へのお言葉、たいへんありがとうございました。ここ数日、風のない残暑にぐったりとしています。それでも夜になると多少の風が生じ、澄明な街明かりにホッと慰められます。

  2. 桑本栄太郎
    2014年8月22日 16:20

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8月21日の投句「濃く淡く高槻平野の稲穂波」の句に
    ★印のご指導を賜り大変有難うございます。
    電車の車窓から眺めます、高槻平野は稲穂の出方に
    遅速があり、広い平野にもみどりの濃淡がありあます。
    いずれにしましても、みどり一色の稲穂の平野は、息を
    呑むほどの美しさです。

  3. 小口泰與
    2014年8月23日 11:22

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8月22日の投句に★印のご指導をいただき、その上、正子先生には「野分晴」の句に素晴らしい句評を賜わり厚く御礼申し上げます。今後ともよろしくご指導のほどお願い申し上げます。

  4. 桑本栄太郎
    2014年8月23日 18:06

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8月22日の投句「新涼の清流眼下にモノレール」の句に
    ★印のご指導を賜り大変有難うございます。昨日の朝、神戸に行きモノレールに乗りましたが、真っ直ぐ眼下に段堰のある清流が流れ、白い滝のような光景は大変涼やかでした。

  5. 河野啓一
    2014年8月23日 18:34

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8/22の投句「秋の雲」ほかに★印によるご指導を賜り、まことにあり誠にありがとうございました。うす雲を刷いた青い空が嬉しい季節になりました。今後ともご指導宜しくお願い申し上げます。

  6. 河野啓一
    2014年8月24日 9:55

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8/23の投句[百日紅」ほかに★印によるご指導をいあまわりまおとにありがとうございました。今後ともご指導宜しくお願い申し上げます。

  7. 小西 宏
    2014年8月24日 10:29

    お礼
    高橋正子先生
    「蜩の風の涼しき森に入る」に嬉しいお言葉をお添え下さり、たいへん有難く思っております。残暑はまだまだ厳しい毎日ですが、ひとたび森に入り、秋風を受け、蜩の声を聞くと身も心も安らぎます。

  8. 桑本栄太郎
    2014年8月24日 16:34

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8月23日の投句「芦屋には想い出多く酔芙蓉」の句に
    ★印のご指導を賜り大変有難うございます。
    百貨店の現役の頃、外商も担当していまして商用にて
    良く芦屋を訪れました。
    瀟洒な街並みの芦屋には煉瓦造りの家も多く、先日
    神戸に所要で訪れた際の夕方には、酔芙蓉がとても
    美しく映えていました。

  9. 黒谷光子
    2014年8月24日 20:28

    お礼
    信之先生、正子先生
    23日の「地蔵盆」の句に★印のご指導をいただきまして、ありがとうございました。
    「子らの絵の行灯並び地蔵盆」の句にはコメントも頂戴し、ありがとうございました。
    子供たちの夏休み最後の楽しみも、何とか雨にも濡れずに終りました。

  10. 小口泰與
    2014年8月25日 10:49

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8月24日の投句に★印のご指導をたまわり、その上、正子先生には「コスモス」の句に素晴らしい句評を頂戴し、大変にうれしく感謝申し上げます。今後ともよろしくご指導の程お願い申し上げます。

  11. 佃 康水
    2014年8月25日 18:31

    御礼
    高橋信之先生 高橋正子先生
    8月24日の投句に★印のご指導を、又「秋出水乾かぬ泥の匂い立つ」の句に心温かいお言葉を賜り感謝もうしあげます。23日、災害の現場に近い場所に行って参りました。と言っても、大参事の場所には行けませんでしたが、その現地に近付くと泥の異様な匂いが立ち込めて居ました。彼方此方に石だらけ、泥だらけと行った景色です。毎日の様に雨が降り地の乾く暇が有りません。小さな流れは相変わらず続いて居り、様々な土石流は家の屋根まで積み重なっています。物見遊山の格好ではとて歩くのは気が咎めましたので
    早々に引き揚げましたが、その惨状は言葉には言い表せませんでした。時期を見て何らかの形でお手伝いをさせて頂こうと言う話が進んでいます。

  12. かつらたろう(桑本栄太郎)
    2014年8月25日 19:15

    Unknown
    高橋信之先生、正子先生
    8月24日の投句「秋澄むや港湾跨ぎ大橋梁」の句に
    ★印のご指導を賜り、嬉しい素敵なご句評も頂戴
    しまして大変有難うございます。
    先日所要にて、神戸六甲アイランドへ出掛けました。
    当日は珍しく大気も澄んでいて、島へと延びる大きくて
    真っ白な橋の上に、車がゆったり走るように望まれ
    秋めいた雄大なる眺めでした。

  13. かつらたろう(桑本栄太郎)
    2014年8月25日 19:16

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8月24日の投句「秋澄むや港湾跨ぎ大橋梁」の句に
    ★印のご指導を賜り、嬉しい素敵なご句評も頂戴
    しまして大変有難うございます。
    先日所要にて、神戸六甲アイランドへ出掛けました。
    当日は珍しく大気も澄んでいて、島へと延びる大きくて
    真っ白な橋の上に、車がゆったり走るように望まれ
    秋めいた雄大なる眺めでした。

  14. 河野啓一
    2014年8月26日 11:08

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8/25の投句「秋出]ほかに★印のご指導と正子先生の有難いご評を賜り厚く御礼申し上げます。じつは夕刻の狭庭の情景を、と思ったのですが、庭草ではあまりに印象が薄いかと存じ野の草と致しました。当地でも時間100mm近いい豪雨だったとあとでテレビに出ておりました。

  15. 桑本栄太郎
    2014年8月26日 18:17

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8月25日の投句「新涼や女子運転の阪急線」の句に
    ★印のご指導を賜り、大変有難うございます。
    先日の朝の外出にて、阪急の普通電車でしたが女性
    運転士が一人で立ったまま運転していました。初めて
    見る光景でしたが、きりっと爽やかな頼もしい印象でした。

  16. 桑本栄太郎
    2014年8月27日 18:16

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8月25日の投句「手のとどく丈に椎のみ弾け居り」の
    句に★印のご指導を賜り、嬉しい素敵なコメントも
    頂戴しまして大変有難うございます。
    近隣の公園に椎の木があり、買物のがてらに回り道
    をして様子を見に行きました。すでに椎の実は殻が弾け
    黒い実が覗いていました。少し手を伸ばせば届く丈
    にあり、一粒を食べてみました。懐かしい味です。

  17. 小川和子
    2014年8月27日 18:23

    お礼
    信之先生、正子先生、26日の投句にご指導を頂き「時折は硬き音たて秋雨降る」の句には四つ★と正子先生よりご句評を頂きまして有難うございます。当地では被害はないものの、秋雨の降り方に尋常ではないものを感じました。お言葉どおり、この一様ではない秋雨の降り方を表現できていれば幸いです。

  18. 桑本栄太郎
    2014年8月28日 17:52

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8月27日の投句「葉裏見せ花に雨降る葛嵐」の句に
    ★印のご指導を賜り、大変有難うございます。
    先日の外出からの帰宅途中、少し散策していましたら
    途中から空の雲行きが怪しくなり、急激に風と雨が
    降り出しました。葛の葉と花が風に煽られているのを
    横眼にみながら、そそくさと帰宅の足を速めました。

  19. 小川和子
    2014年8月28日 21:27

    お礼
    信之先生、正子先生、27日の投句に★印のご指導を頂き有難うございました。励みにさせて頂きます。

  20. 河野啓一
    2014年8月29日 11:34

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8/27と8/26の投句、それぞれ「秋蝉」と[百日紅」ほかに★印によるご指導を賜り、誠に有難うございました。今後ともよろしくご指導賜りますようお願い申し上げます。

  21. 多田有花
    2014年8月29日 17:29

    お礼
    信之先生、正子先生、
    「青空に翅きらめかせ赤とんぼ」にご指導、ご句評をいただきありがとうございます。
    今年はぐずついた天気が多く、なかなかからっと晴れ上がった日になりません。
    それでも時々は青空が現れることがあり、高くなった空を背景に、飛び交う赤とんぼをみかけました。

  22. 川名ますみ
    2014年8月29日 20:19

    お礼
    信之先生、正子先生、27日の投句に★印のご指導を賜りまして、ありがとうございます。励みにいたします。

  23. 桑本栄太郎
    2014年8月30日 17:58

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8月28日の投句「妻が寝てまだ書を読みし夜長かな」の句に★印のご指導を賜り、素敵なご句評も頂戴しまして大変有難うございます。
    さすがに日々に日が短くなりました。元々歴史題材の本が好きな小生ですが、今回は中国の春秋戦国時代を題材にした宮城谷昌光著「草原の風」を一気に読了しました。
    又8月29日の投句「鳩吹くやうすく色づく庭の木々」の句に★印のご指導も頂戴しまして大変有難うございます。
                                       

  24. 桑本栄太郎
    2014年8月31日 18:49

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8月30日の投句「うそ寒やカーテンふくれ小窓閉ず」の
    句に★印のご指導を賜り大変有難うござます。
    ここ数日夜になりますと、涼しさを通りこえ肌寒さを
    感ずる日が多くなりました。今年は本格的な秋の到来
    が早くなりそうです。

  25. 桑本栄太郎
    2014年9月1日 18:49

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8月31日の投句「さわさわと溝の流れや彼岸花」の句に
    ★印のご指導を賜り、過分なるご句評も頂戴しまして
    大変有難うございます。先日、天候も落ち着いた中
    彼岸花の様子を見るため、散策に出掛けました。
    いつも群生している場所は今年は草刈で全くなく、他の
    溝川沿いに咲いていました。今年は例年よりかなり早い
    ようです。

  26. 多田有花
    2014年9月2日 15:39

    お礼
    信之先生、正子先生、

    「桃色の鶏頭囲む角の家」を

    【添削】桃色の鶏頭の囲む角の家
    【添削2】鶏頭の桃色が囲む角の家

    と添削いただきありがとうございます。
    原句になにかしっくりしないものを感じて、それが何かわかりませんでした。
    こうして添削をいただくと、それがはっきりわかりました。

  27. 河野啓一
    2014年9月3日 10:27

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    8/31の投句[秋澄めり]ほかに★印によるご指導を賜り有り難うございました。
    また正子先生には「嶋熊山」を題材にした舌足らずのにご懇篤なご句表評を賜りお礼の言葉もございません。今後ともご指導宜しくお願い申し上げます。