7月29日(月)

●小口泰與
萱草の花や赤城のちぎれ雲★★★★
ざわざわとざわつく草や雷近し★★★
青蛙赤城より雨走り来る★★★

●桑本栄太郎
廃屋の屋根に盛りやさるすべり★★★
白花の朝の静寂ダリア咲く★★★★
小松菜の畝の数多や朝涼し★★★

●多田有花
夕立のあがりし街へ戻りけり★★★★
夕立が降った時はよその街にいたか。帰ってみると街は夕立があがって、さっぱりとした涼しさがある。洗いたての街はいいものだ。(高橋正子)

中空に高く日を浴び入道雲★★★
にわか雨あがれば蜩の森へ★★★

●高橋秀之
真ん丸い夕日の前に富士の山★★★
雨上がりの夏空夕日が染めあげる★★★★
浅漬けの胡瓜一皿夕の膳★★★

●藤田洋子
公園の木々を繋いで蝉の声★★★
一斉に蝉の沸き立つ山に入る★★★
少年ら蝉を鳴かせて手の中に★★★★


コメント

  1. 小口泰與
    2013年7月30日 8:51

    御礼
    高橋信之先生、正子先生
    7/29の投句に★印のご指導を賜わり厚く御礼申し上げます。今後ともよろしくご指導の程お願い申し上げます。

  2. 藤田洋子
    2013年7月30日 22:49

    お礼
    信之先生、正子先生、7/29の投句に★印の添削のご指導をいただき大変ありがとうございました。

  3. 多田有花
    2013年8月2日 17:53

    お礼
    信之先生、正子先生、
    「夕立のあがりし街へ戻りけり」に★印のご指導とご句評をいただきありがとうございます。
    六甲へ登って戻った夕方を詠みました。途中でぱらっと雨があり、姫路まで戻ると、路面に水溜りができていました。
    「さっぱりとした涼しさ」を堪能しました。