●小口泰與
うすうすとしかも定かや糸柳★★★
中天にしきりに翔る揚ひばり★★★
わなわなと落花しきりや川速し★★★★
●上島祥子
次々と流れに加わり花筏★★★
玄関の白に溢れて花水木★★★
田に映る人影大きく春の夕★★★★
春の夕方田を巡って驚くこと自分の影だろう、人の影がやわらかく大きく映っている。 春の夕べの暖かさ、やわらかさである。(高橋正子)
●古田敬二
水温む故郷を来し木曽の川★★★★
手を浸す木曽川確かに水温む★★★
白鷺の大きな羽ばたき春の木曽川★★★
●桑本栄太郎
<富士五湖・精進湖>
残雪の親子富士見ゆ湖畔かな★★★
<富士五湖・西湖>
山風の吹くや西湖の桜芽木★★★
春水の水車に流れ落ちにけり★★★★
●河野啓一
あわあわと遠きを埋めレンゲかな★★★★
レンゲソウの薄桃色の花が遠い田を埋め尽くしている。遠いところだけに遥かなもの、淡きものへの思いが湧く。(高橋正子)
花散りて街一面のみどりかな★★★
いっせいに街の銀杏の浅緑★★★
コメント
御礼
高橋信之先生、正子先生
4/16の投句に★印のご指導を賜り有難う御座いました。今後ともよろしくご指導の程お願い申し上げます。
御礼
高橋信之先生、正子先生
4月16日の投句「春水の水車に流れ落ちにけり」の句に★印のご指導を賜り、大変有難うございます。西湖湖畔には昭和41年の台風の土石流災害により集落が消滅という惨事がありましたが、その後の復元茅葺民家の村落が「いやしの里根場(ねんば)」として再開しました。茅葺民家には古民具ぐなどもそのまま再現され、ほっとする雰囲気がありました。村落の中には茅葺の土産物店、喫茶店、食事処も沢山あり村の真ん中に水車小屋があり、実際に動いていました。
御礼
高橋信之先生、正子先生
「4/16の投句「あわあわと遠きを埋めレンゲかな」に★印のご指導と正子先生の貴重なご講評を賜り誠に有難うございました。デイケアへの送迎車の中から、まだ残っている田んぼにレンゲが遠望されます。
御礼
信之先生 正子先生
星印のご指導有難うございました。
3月から4月はすぎ花粉や黄砂で籠りがちでしたがようやく外に出られるようになりました。美しい季節に助けられながら俳句を作っていきたいと思っております。