自由な投句箱/6月11日~20日

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主宰:高橋正子・管理:高橋信之

コメント

  1. 小口泰與
    2021年6月11日 8:22

    自由な投句箱
    ★五月雨や庭のおちこち雀達
    ★山風のつれ来る夕立裾の町
    ★日盛りや隠り沼囲む草の丈

  2. 廣田洋一
    2021年6月11日 19:20

    自由な投句箱
    ★夏服の赤色似合ふ媼かな
    ★切株の窪みに白き梅雨茸
    ★切株の古きに生ゆる梅雨茸

  3. 桑本栄太郎
    2021年6月11日 20:17

    自由な投句箱
    ★足下に種の襤褸やさくらの実
    ★木洩れ日の梢眩しき青葉闇
    ★校庭のドッヂボールや夾竹桃

  4. 多田有花
    2021年6月11日 20:47

    自由な投句箱
    未央柳咲かせ細長き公園
    釣り船が夏の沖より戻りけり
    海青しボートがゆけば波白し

  5. 小口泰與
    2021年6月12日 8:54

    自由な投句箱
    ★片影を出づやつれなき日の光
    ★口ずさむ信濃の国や洗い鯉
    ★夕ずくや庭をにぎわす雨蛙

  6. 廣田洋一
    2021年6月12日 11:53

    自由な投句箱
    ★玉蜀黍咲きたる花の色付きぬ
    ★茄子の花茄子を見下ろしをりにけり
    ★茄子畑花と実を付け紫に

  7. 多田有花
    2021年6月12日 17:08

    自由な投句箱
    歩くにはやや緑陰の足りなき道
    犬連れし人が次々梅雨晴れに
    夏海に向かいリコーダーを吹く

  8. 桑本栄太郎
    2021年6月12日 18:18

    自由な投句箱
    ★群青の夜空と思う額あじさい
    ★青柿のあまた溝なる落果かな
    ★稲の間に山影映る青田波

  9. 小口泰與
    2021年6月13日 8:48

    自由な投句箱
    ★渓音に育つ青あか濃紫陽花
    ★犬諭す下校の少女梅雨の晴
    ★五月田や電車二輌を映しける

  10. 廣田洋一
    2021年6月13日 11:01

    自由な投句箱
    ★茄子の木の葉は紫に染まらざり
    ★マシュマロのごと白くふんわり梅雨茸
    ★切株やぽっかり白き梅雨茸

  11. 多田有花
    2021年6月13日 14:28

    Unknown
    入梅にスパイス利きしカレー食ぶ
    六月や米粉のたい焼きもっちりと
    夜もすがら鳴き続けたりほととぎす

  12. 桑本栄太郎
    2021年6月13日 18:51

    自由な投句箱
    ★午後からの雨の昼寝や爆睡に
    ★黄の百合のリリーと云うに相応しく
    ★梅雨闇の雨のひと日の暮れゆけり

  13. 小口泰與
    2021年6月14日 8:43

    自由な投句箱
    ★風鈴や風が音生み風が追う
    ★蜘蛛の子や木木の秀つ枝の沸き立ちぬ
    ★嶺雲やカーテンの生地変えにける

  14. 廣田洋一
    2021年6月14日 9:46

    自由な投句箱
    ★雨音に一人聞き入る五月闇
    ★鳥の声一声高く五月闇
    ★生垣の色の濃くなり五月闇

  15. 多田有花
    2021年6月14日 12:05

    自由な投句箱
    夏未明起き抜けにブラックコーヒーを
    梅雨晴れ間一買一捨を心がけ
    夏の蝶フロントガラスを横切りぬ

  16. 桑本栄太郎
    2021年6月14日 18:41

    自由な投句箱
    ★くつきりと筋目通すや青すすき
    ★合歓咲いて夢のようなる香りかな
    ★光るものすべてみどりに梅雨夕焼

  17. 小口泰與
    2021年6月15日 8:24

    自由な投句箱
    ★夏蝶を見据えて揺れし草の丈
    ★みすずかる佐久の水田の洗い鯉
    ★蒼天と湖の蒼さや雲の峰

  18. 廣田洋一
    2021年6月15日 17:00

    自由な投句箱
    ★鳥獣戯画の蛙飛び跳ね風薫る
    ★スカイツリー白く光りて五月晴
    ★昼時のカレーの香り五月晴

  19. 桑本栄太郎
    2021年6月15日 18:11

    自由な投句箱
    ★もろ肌の憂き身晒すやなめくぢら
    ★川べりの夕闇せまる合歓の花
    ★いつまでも鳴りて降る来ず梅雨の雷

  20. 多田有花
    2021年6月15日 18:25

    自由な投句箱
    短夜の短きうちに起きだしぬ
    昼寝覚めこの世に戻る身と心
    梅雨雷深夜の町に轟きぬ

  21. 小口泰與
    2021年6月16日 8:42

    自由な投句箱
    ★夕映えの沼や水脈ひく残り鴨
    ★雄鶏の声の聞こゆる端居かな
    ★杏子もぎジャムとなりたる夕べかな

  22. 廣田洋一
    2021年6月16日 9:57

    自由な投句箱
    ★凌霄の花空に向かひて咲きにけり
    ★凌霄花ぽとりと落ちし砂場かな
    ★花火のごとぱつと開きし百合の花

  23. 桑本栄太郎
    2021年6月16日 18:15

    自由な投句箱
    ★山の端の雨雲途切れ梅雨寒し
    ★梅雨冷えや階段降りて夕刊を
    ★みどり濃き窓辺に居りぬ梅雨の空

  24. 多田有花
    2021年6月16日 18:20

    自由な投句箱
    雨音の中へ目覚める梅雨最中
    玉葱の皮もスープに入れにけり
    ヘッドフォンすれば途絶えし梅雨の音

  25. 廣田洋一
    2021年6月17日 10:44

    自由な投句箱
    ★口の中転がし遊ぶさくらんぼ
    ★脚立にて取り分けたるやさくらんぼ
    ★時鳥一声鳴きて夜明け前

  26. 小口泰與
    2021年6月17日 10:58

    自由な投句箱
    ★翡翠や雨の水輪の重なりぬ
    ★捩花の何事もなき庭の黙
    ★滔滔の田川や畦の立葵

  27. 多田有花
    2021年6月17日 12:42

    自由な投句箱
    水彩を流せる如し七変化
    明け早し朝日が部屋の奥深く
    梅雨晴れに精進料理を作りけり

  28. 桑本栄太郎
    2021年6月17日 18:29

    自由な投句箱
    <夏の京都市景観保全地区山陰街道>
    ★凌霄花や軒端擦りて路線バス
    ★バスの行く山陰街道日の盛り
    ★古民家の蔵の蕎麦屋や日盛りに

  29. 桑本栄太郎
    2021年6月17日 18:29

    自由な投句箱
    <夏の京都市景観保全地区山陰街道>
    ★凌霄花や軒端擦りて路線バス
    ★バスの行く山陰街道日の盛り
    ★古民家の蔵の蕎麦屋や日盛りに

  30. 小口泰與
    2021年6月18日 8:00

    自由な投句箱
    ★火口湖へ径すがらなり閑古鳥
    ★樫の木の瑞枝総立ち黒鶫
    ★自ずから光り放つや未央柳

  31. 廣田洋一
    2021年6月18日 9:30

    自由な投句箱
    ★短夜や謎とけぬ間に明けてをり
    ★仕上がらぬ論文抱へ明易し
    ★短夜やこむらがへりに襲われぬ

  32. 桑本栄太郎
    2021年6月18日 17:05

    自由な
    ★青梅と云えどほのかに紅の頬
    ★梅雨晴間みみず干乾ぶ鋪道かな
    ★塀を越え白き怒涛や筒あじさい

  33. 小口泰與
    2021年6月19日 8:48

    自由な投句箱
    ★梅雨の湖音無く波の去りにけり
    ★梅雨寒やすでに田川の満々と
    ★梅雨晴れ間梢の葉っぱ重く揺れ

  34. 廣田洋一
    2021年6月19日 9:53

    自由な投句箱
    ★竹林の高き空より時鳥
    ★自粛の夜未だ明けぬかと時鳥
    ★縁側の懐かしき声時鳥

  35. 多田有花
    2021年6月19日 13:16

    自由な投句箱
    雨音を通し夜明けのほととぎす
    たっぷりと降る青梅雨の中にあり
    シャツ一枚はおり机に梅雨寒し

  36. 桑本栄太郎
    2021年6月19日 19:26

    自由な投句箱
    ★雨囃す西施ヶ花や合歓の花
    ★あじさいの水色極め雨しとど
    ★咲きのぼり天に至りぬ立葵

  37. 小口泰與
    2021年6月20日 8:41

    自由な投句箱
    ★五月雨や庭のおちこち雀らは
    ★梅雨の夜や明り灯して独り酒
    ★五月晴湖畔に人の声聞ゆ

  38. 廣田洋一
    2021年6月20日 11:19

    自由な投句箱
    ★雨雲の薄くなりたり時鳥
    ★時鳥許可を得たりと学び舎に
    ★富士見ゆる坂道上り時鳥

  39. 多田有花
    2021年6月20日 16:37

    自由な投句箱
    父の日や本を読むのが好きだった
    朝焼けやはや鶯の鳴き始め
    蚊取線香渦のまま灰となり

  40. 桑本栄太郎
    2021年6月20日 18:13

    自由な投句箱
    ★底紅のあまた蕾や咲き初むる
    ★父の日の贈り物せし父も無く
    ★水べりの子ら喚声や夏の池