自由な投句箱/10月21日~10月31日

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「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。
主宰:高橋正子・管理:高橋信之

コメント

  1. 小口泰與
    2022年10月21日 10:18

    自由な投句箱
    ★新走ぐいっと干して項かな
    ★波打てる群の芒を耘れり
    ★くさぐさの岩魚賜る夕べかな

  2. 多田有花
    2022年10月21日 17:04

    自由な投句箱
    <白金温泉 森の旅亭びえい>
    秋の朝白樺の立つ宿の前

    <十勝岳望岳台>
    十勝岳の紅葉仰ぐ望岳台

    山岳道路紅葉を縫い走る

  3. 桑本栄太郎
    2022年10月21日 17:36

    自由な投句箱
    ★浮世絵のような天なりうろこ雲
    ★見上げいる青空あおく鵙猛る
    ★天辺の赤くもみづる唐かえで

  4. 弓削和人
    2022年10月21日 19:57

    Unknown
    自由な投句箱
    小流れを囲む紅葉の静けさや
    朱を流す夕べの川の紅葉かな
    かの照葉三つ葉のどれか落ちゆけり

  5. 小口泰與
    2022年10月22日 7:47

    Unknown
    自由な投句箱
    ★老体の奇しき健啖落鰻
    ★裏戸よりお隣さんや秋茄子
    ★秋陰や見張センサー設置せる

  6. 多田有花
    2022年10月22日 9:48

    自由な投句箱
    北国の早き紅葉に車を停める

    <富良野「北の国から」ロケ地>
    黄葉に囲まれている丸太小屋

    ハロウィン近しかぼちゃのケーキ食ぶ

  7. 桑本栄太郎
    2022年10月22日 18:12

    自由な投句箱
    ★新藁のロール遺跡のやうに立つ
    ★三頭の秋蝶もつれ風をゆく
    ★干乾びて枝に垂るるや蘇芳の実

  8. 弓削和人
    2022年10月22日 21:00

    Unknown
    自由な投句箱
    立ちこめる雲や鶏頭穂の燃ゆる
    鶏頭の咲きたる通りを抜けて駅
    うねる葉や鶏頭の朱のゆきわたり

  9. 小口泰與
    2022年10月23日 9:25

    自由な投句箱
    ★急湍の此処に在りしや崩れ簗
    ★椅子深く紅葉の丘に熟寝せり
    ★秋山を妻運転や睡魔來る

  10. 多田有花
    2022年10月23日 10:44

    自由な投句箱
    紅葉する葡萄畑や十勝岳
    一両の車両がゆくや秋の野を
    秋高し占冠村の表示を仰ぐ

  11. 桑本栄太郎
    2022年10月23日 17:15

    自由な投句箱
    ★芳香の鋪道に散りぬ金木犀
    ★まるめろの日差しにかざし色づきぬ
    ★枸杞の実の日差しを透きて愛らしく

  12. 弓削和人
    2022年10月23日 22:35

    Unknown
    自由な投句箱
    実る柿破れ垣はるか晴れ晴れと
    南瓜の芽朝の厨にこぼれ居り
    歩に合わせブルーベリーを食ぶ秋や

  13. 小口泰與
    2022年10月24日 9:26

    自由な投句箱
    ★年訊かれ馬齢誇りし秋麗
    ★噴煙の浅間のすそ野紅葉かな
    ★山風の赤城の野末猫じゃらし

  14. 多田有花
    2022年10月24日 12:34

    自由な投句箱
    <新千歳空港>
    空港に白老牛食ぶ秋の夕

    霜降やガソリンスタンドまた閉店
    稲刈りする無人駅の隣にて

  15. 桑本栄太郎
    2022年10月24日 17:49

    自由な投句箱
    ★道端に香り散りばめ金木犀
    ★ひつじ穂の命をつなぐ稔りかな
    ★霜降や一気に色づく庭の木々

  16. 弓削和人
    2022年10月24日 21:55

    Unknown
    自由な投句箱
    菜園に返すひかりや秋の茄子
    鵙日和尾羽を定めて飛びゆけり
    虹立ちて架かるや黄の泡立草

  17. 多田有花
    2022年10月25日 8:11

    自由な投句箱
    背に秋陽浴びローカル線に乗る
    秋高し大手前通りを北へ歩く
    菊月の膳を囲めるいとこ同士

  18. 小口泰與
    2022年10月25日 8:51

    自由な投句箱
    ★裾原の白き絨毯蕎麦の花
    ★山風や秋ばらの私語土の私語
    ★消灯のベットライトや残る蠅

  19. 廣田洋一
    2022年10月25日 10:49

    自由な投句箱
    ★秋の雲空を覆ひて動かざる
    ★青空に一つ生まれし秋の雲
    ★果物籠に一つ残れり木通の実

  20. 桑本栄太郎
    2022年10月25日 18:09

    自由な投句箱
    ★日差し受くバスの窓より天高し
    ★ゑのころの風にうべない誘いけり
    ★バスターミナルの真中に立つや銀杏黄葉

  21. 弓削和人
    2022年10月25日 18:41

    Unknown
    自由な投句箱
    虫食いのあはれ紅葉や入日さし
    ソーラーのパネルを過ぎぬ秋の雲
    青空へ響かむ松の手入れかな

  22. 小口泰與
    2022年10月26日 8:52

    自由な投句箱
    ★信濃への道くさぐさや信濃柿
    ★草の戸に高枝はさみ鵙の贄
    ★鈴なりの柿や鴉と鳶の輪と

  23. 廣田洋一
    2022年10月26日 11:22

    自由な投句箱
    ★手の届く通草を見つつ通学路
    ★西天に一つ浮かべる秋の雲
    ★魔女の絵の筆致たくみなハロウィンかな

  24. 多田有花
    2022年10月26日 14:02

    自由な投句箱
    珈琲一杯話は尽きぬ秋の午後
    秋の蚊のしつこさに痺れをきらす
    秋の花弘法大師に供えおり

  25. 桑本栄太郎
    2022年10月26日 17:59

    自由な投句箱
    ★朝日透く桜紅葉の並木行く
    ★門扉より学校花壇の藤ばかま
    ★又一羽飛沫あがりぬ鳥渡る

  26. 弓削和人
    2022年10月26日 20:56

    Unknown
    自由な投句箱
    珈琲に今日は和らぐそぞろ寒
    珈琲や淹れてはじまる今朝の秋
    珈琲や香りに交じる秋の雲

  27. 多田有花
    2022年10月27日 9:29

    自由な投句箱
    コスモスや物干し棹のそばで揺れ
    畔に一列背高泡立草
    えのころや逆光なればなお光り

  28. 小口泰與
    2022年10月27日 9:59

    自由な投句箱
    ★高原の雲走りゆき馬肥ゆる
    ★参道へ天くつがえる秋の蝉
    ★白波の崩れて遠き天の川

  29. 桑本栄太郎
    2022年10月27日 16:34

    自由な投句箱
    ★大山の初雪報らす便りかな
    ★ひつじ田の遺跡のように藁ロール
    ★川べりの黄金明かりや泡立草

  30. 弓削和人
    2022年10月27日 23:38

    Unknown
    自由な投句箱
    稲を刈る人ありときに去る人あり
    竹を伐る音の恋しき夕べかな
    実柘榴や熟れえるまでは葉にひそめ

  31. 小口泰與
    2022年10月28日 8:28

    自由な投句箱
    ★背びらにて伝ふる仕草火鉢欲し
    ★鶺鴒や風のくれたる波紋にて
    ★眼間の山全容や銀杏散る

  32. 桑本栄太郎
    2022年10月28日 17:15

    自由な投句箱
    ★五色為す柿の紅葉や柿街道
    ★京なれや高貴な色のみむらさき
    ★秋日照る日蔭に居れば冬匂う

  33. 多田有花
    2022年10月28日 18:03

    自由な投句箱
    <姫路城ナイトイベント「シロノヒカリ」三句>
    月白亜の天守に映し「シロノヒカリ」
    秋の宵ひかり綾なす姫路城
    三日月を見送ってのち城に入る

  34. 弓削和人
    2022年10月28日 21:01

    Unknown
    自由の投句箱
    風鳴きて泡立草の遠く揺れ
    油点草もてなされたる夕餉かな
    よく来たと戴くよべの柿二つ

  35. 小口泰與
    2022年10月29日 8:29

    自由な投句箱
    ★紅葉なす成層火山まなかいに
    ★夕暮の風のみせばや恍惚と
    ★白粉花や雨後の水玉光芒と

  36. 多田有花
    2022年10月29日 10:22

    自由な投句箱
    集落のいずこの家も柿たわわ
    鵙高音仰げば頭上の電線に
    葦揺れる寺の勝手口を入る

  37. 廣田洋一
    2022年10月29日 11:07

    自由な投句箱
    ★懇親会そぞろ寒しと身ごしらへ
    ★お帰りと肩を叩きし団栗の実
    ★新米の香り立ちけり夕厨

  38. 桑本栄太郎
    2022年10月29日 17:43

    自由な投句箱
    ★天空は風のあるらし秋の雲
    ★色づくやピンクをかざす真弓の実
    ★秋水のよどみ潜む真鯉かな

  39. 弓削和人
    2022年10月29日 20:19

    Unknown
    自由な投句はこ
    目が合うとそらす夜寒の車両かな
    灯影ゆれ車窓ににじむ秋の雨
    行き先を知らずに乗りたし秋車両

  40. 小口泰與
    2022年10月30日 10:15

    自由な投句箱
    ★秋惜しむ山風の私語波の私語
    ★新蕎麦を奉げる如く女将かな
    ★鳶の輪の範囲の中の刈田かな

  41. 桑本栄太郎
    2022年10月30日 18:13

    自由な投句箱
    ★嶺の端に雨雲被う秋しぐれ
    ★稲滓火の煙真つ直ぐむらさきに
    ★秋茄子の煮浸し作る妻の留守

  42. 多田有花
    2022年10月30日 18:37

    自由な投句箱
    太平記を偲べる寺よ秋の日に
    家並みが途切れれば一面のコスモス
    コスモスや風の強弱伝えおり

  43. 弓削和人
    2022年10月30日 18:41

    Unknown
    自由な投句箱
    里芋や抜かれしままに軒の下
    照り返す水黒々と破れ蓮
    秋祭囃子聞こゆる私鉄線

  44. 小口泰與
    2022年10月31日 8:56

    自由な投句箱
    ★長き夜や森羅万象破壊せる
    ★鳥声の激しき庭や柿の秋
    ★好日の家族総出の林檎園

  45. 廣田洋一
    2022年10月31日 10:16

    自由な投句箱
    ★夜寒など気にもならずに癌病棟
    ★駅前のタクシーを待ちて夜寒かな
    ★新米の炊き上がりたる白さかな

  46. 多田有花
    2022年10月31日 10:28

    自由な投句箱
    黄葉して大邸宅の門前に
    フロントガラスの露を払いて出勤す
    集落に氏神の社秋気澄む

  47. 桑本栄太郎
    2022年10月31日 16:50

    自由な投句箱
    ★谷あいの色づき来たる山粧う
    ★秋茄子を又も買いたる無人店
    ★入日透き黄金のかつら黄葉かな

  48. 弓削和人
    2022年10月31日 19:22

    Unknown
    自由な投句箱
    むらさきや菊花びらは透き目濃し
    日あたりて黄菊空にゆだねたり
    雲よりも白き大輪菊咲けり