自由な投句箱/10月11日~10月20日

※当季雑詠3句(秋の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
※★印の基準について。
「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。
         🌰 🌰 🌰 🌰 🌰 🌰 🌰 🌰
        今日の俳句『現代俳句一日一句鑑賞』(髙橋正子著)より
  名前の右端に🌸の印が付いている句は、(現)または(元)花冠会員の句
     名前の右端に🍁の印が付いている句は、花冠に縁の深い方の句
 
10月20日
★朝霧の中に九段のともし哉        正岡 子規(まさおか しき)
10月19日
★天地ふとさかしまにあり秋を病む     三橋 鷹女(みつはし たかじょ)
10月18日
★大空に舞ひ別れたる鶴もあり       杉田 久女(すぎた ひさじょ)
10月17日
★秋ららあの山この山くっきりと      渡辺 酸美(わたなべ すいみ)🌸
10月16日
★安らいてみのりの秋にとりまかれ     川本 臥風(かわもと がふう)🍁
10月15日
★銀杏ちる深空あをあを澄みまさり     五十崎 故郷(いかざき こきょう)
10月14日
★柿の実の中より光りさすごとし      川本 臥風(かわもと がふう)🍁
10月13日 
★星空へ店より林檎あふれをり       橋本 多佳子(はしもと たかこ)
10月12日
★ある僧の月の待たずに帰りけり      正岡 子規(まさおか しき)
10月11日
  三十八番金剛福寺(高知)
★秋雲つぎつぎ寺の庇より離れ       髙橋 信之(たかはし 信之)🌸

コメント

  1. 小口泰與
    2024年10月11日 12:26

    自由な投句箱
    ★蜻蛉のつんつん水面翔けにけり
    ★ひだるしの園児の競技秋の空
    ★人波のよれる如きや紅葉谷

  2. 多田有花
    2024年10月11日 14:04

    自由な投句箱
    流れ星ひとつ未明の南天に
    秋夕焼鴉続々ねぐらへと
    えのころや売りますとあり家の窓

  3. 桑本栄太郎
    2024年10月11日 16:29

    自由な投句箱
    ★あさがおの紫紺の色に君想う
    ★迫り出して垣根明るき泡立草
    ★枝ごとに遅速ありたり初紅葉

  4. 多田有花
    2024年10月12日 11:37

    自由な投句箱
    祭太鼓の練習続く夜長
    半月にバッティングセンターの音響く
    長き夜を走り去り行く終列車

  5. 小口泰與
    2024年10月12日 12:00

    自由な投句箱
    ★鈴の音のひときは高き秋の猫
    ★秋薔薇の終えて狭庭の静かなり
    ★落し水夕餉の酒の二三杯

  6. 多田有花
    2024年10月13日 11:16

    自由な投句箱
    晴れし朝残る燕の舞いにけり
    秋うららかぼちゃの種が芽を伸ばす
    鶏頭が見ゆ馬車道の修築碑

  7. 小口泰與
    2024年10月13日 12:05

    自由な投句箱
    ★舟波の穂へほんろうの黄鶺鴒
    ★樋からの一すじ溢る秋の雨
    ★利酒や立ち振る舞いの為人

  8. 廣田洋一
    2024年10月13日 15:36

    自由な投句箱
    ★スーパーの売場空きをり今年米
    ★我町の今年米炊く夕餉かな
    ★七五三の子に手を振る外国人

  9. 弓削和人
    2024年10月13日 21:28

    Unknown
    ●やや寒く網戸に寄せる小虫かな
    ●湖の紅葉ちらほら紺一望
    ●引越の荷をほどかざる冬仕度

  10. 小口泰與
    2024年10月14日 8:49

    自由な投句箱
    ★秋深むひと日ひと日の句作かな
    ★大利根の水のひとひら秋日かな
    ★濁り酒ひとえに句作つかれかな

  11. 多田有花
    2024年10月14日 11:44

    自由な投句箱
    コスモスや風の動きに忠実に
    長き夜にボールペンを使い切る
    きんもくせい香る街路を歩く夜

  12. 桑本栄太郎
    2024年10月14日 18:09

    自由な投句箱
    ★秋水の渇れて清らか沈下橋
    ★あおぞらの村の梢や鵙の声
    ★丹波なる実の大きさや栗ご飯

  13. 多田有花
    2024年10月15日 9:56

    自由な投句箱
    よく晴れて今日は一家で藷掘りを
    アベマキの木の実ゆっくり育ちけり
    見上げれば桜紅葉に触れる雲

  14. 桑本栄太郎
    2024年10月15日 18:23

    自由な投句箱
    ★降りそうで降らぬ朝や秋曇
    ★もみぢ葉の真紅ひときはアメリカ楓
    ★黄落となりし舗道やかつらの葉

  15. 小口泰與
    2024年10月16日 8:15

    自由な投句箱
    ★一筋の田の径長し星月夜
    ★星月夜空の深さよ偉大さよ
    ★釣りあがる秋鮎同じ大きさぞ

  16. 多田有花
    2024年10月16日 13:37

    自由な投句箱
    ぶらんこに座り見上げる後の月
    雲多き空となりたり栗名月
    十三夜明けて静かな雨となる

  17. 小口泰與
    2024年10月16日 15:13

    Unknown
    花冠年会費の件
    本日年会費振り込みました。
    ご確認ください。
    よろしくお願い申し上げます。

  18. 桑本栄太郎
    2024年10月16日 18:04

    自由な投句箱
    ★おとといの月は無月に後の月
    ★吟行の御所の庭なり十三夜
    ★桑の葉の少し濡れ居り秋蚕飼う

  19. 多田有花
    2024年10月17日 14:49

    自由な投句箱
    柿の実に今朝は目白が来ているよ
    うろこ雲流れてここに幾星霜
    鋏音高く秋園の花を切る

  20. 廣田洋一
    2024年10月17日 17:23

    自由な投句箱
    ★デザートの葡萄一粒かみしめて
    ★高々と鉄柱吊り上げ秋の空
    ★神職の白衣映えたる秋社

  21. 桑本栄太郎
    2024年10月17日 17:43

    自由な投句箱
    ★天辺の早やももみづる桜かな
    ★嶺の端のうすく棚引く秋かすみ
    ★新藁の青き匂いや日の香とも

  22. 弓削和人
    2024年10月17日 19:24

    Unknown
    ●池面(いけおも)に蓮の実垂れて動かざる
    ●烏瓜朱し実のこして蔓昇る
    ●秋の山障子をうつす廊下かな

  23. 多田有花
    2024年10月18日 12:39

    自由な投句箱
    秋天を真一文字の飛行機雲
    薄雲が満月淡く覆いけり
    すがる虫夜の散歩の道すがら

  24. 小口泰與
    2024年10月18日 13:26

    自由な投句箱
    ★草野球秋はひときわ打球音
    ★雨降りてひとへに冷える濁り酒
    ★団らんのひともし頃の秋の宿 

  25. 廣田洋一
    2024年10月18日 17:47

    自由な投句箱
    ★ふと匂う薬局前の金木犀
    ★爽やかな音たて湧きし法の池
    ★新堂の屋根の光れる初時雨

  26. 桑本栄太郎
    2024年10月18日 18:45

    自由な投句箱
    ★パリパリと新藁青く乾きけり
    ★ひよどりの赤き実零す奇声かな
    ★お茶漬けの昼餉終りぬ秋湿り

  27. 小口泰與
    2024年10月19日 11:23

    自由な投句箱
    ★落ち来たる甘柿ひとつ駐車場
    ★独り居てひとり飲む酒温め酒
    ★色鳥や日向くさしのかけ布団

  28. 多田有花
    2024年10月19日 13:39

    自由な投句箱
    金木犀香りのベールを町にかけ
    月に暈ありお天気は下り坂
    晩秋の雨の週末ゆっくりと

  29. 桑本栄太郎
    2024年10月19日 18:04

    自由な投句箱
    ★樋落つる滴に目覚む秋の雨
    ★早々と終いとなりぬ運動会
    ★雨降れど柿の色づく在所かな

  30. 小口泰與
    2024年10月20日 12:08

    自由な投句箱
    ★水澄むや日にけに浅間変わりける
    ★笹薮に隠れし鷺や鯉の鰭
    ★蜻蛉の急に消えけり今朝の沼

  31. 多田有花
    2024年10月20日 12:13

    自由な投句箱
    あけびひとつ蔓よりもいで食べにけり
    雨あがり強風となる夜寒かな
    強風のなかに響くや鹿の声

  32. 桑本栄太郎
    2024年10月20日 17:08

    自由な投句箱
    <京都四条大橋より>
    ★見晴るかす遥か比叡や秋気澄む
    ★秋水の石の河原や鴨川に
    ★外つ人の橋を行き交う秋日かな

  33. 桑本栄太郎
    2024年10月21日 17:14

    自由な投句箱
    ★ふるさとの大山想う直哉の忌
    ★秋冷や見るべきほどの事は見き
    ★どこまでも風吹き抜ける刈田かな