自由な投句箱/1月1日~1月10日(2023年) 2023年1月3日 12:57 | Weblog ※当季雑詠3句(新年・冬の句)を<コメント欄>にお書き込みください。 ※投句は、一日1回3句に限ります。 ※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など) ※★印の基準について。 「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。 主宰:高橋正子・管理:高橋信之 X Facebook はてブ LINE コメント 小口泰與 2023年1月1日 10:08 自由な投句箱 高橋信之先生、正子先生 明けましておめでとうございます。今年もよろしくご指導の程お願い申し上げます。 ★噴煙の垂直に伸び初浅間 ★渓流の流れ清らや年新た ★朝風呂に髪膚委ねる初音かな 返信する 小口泰與 2023年1月1日 15:41 御礼並びにご報告 本日は素晴らし花冠第368号2023年1月と月例ネット句会の賞、素敵な商品を拝受いたしました。 有難う御座います。大変嬉しいです。 なお、花冠はこれから拝読させていただきます。 なお、ネット短信NO388は私のPCのせいなのか連絡が出来ませんので、ここで御礼のご連絡をさせて頂きます。 有難う御座います。 今年もよろしくご指導の程よろしくお願い申し上げます。 返信する 廣田洋一 2023年1月1日 17:55 自由な投句箱 高橋信之先生 正子主宰 明けましておめでとうございます。 本年も宜しくご指導の程お願い申し上げます。 ★初御空白き半月浮かびをり ★狛犬の口中紅く初詣 ★甘酒の味かみしめる初詣 返信する 桑本栄太郎 2023年1月1日 18:45 自由な投句箱 高橋信之先生、正子先生 明けましておめでとう御座います!!。 本年もお二人とも益々健やかにてご指導頂きますようお願い申し上げます。 ★紅白を終えて湯に入り除夜の鐘 ★東雲のうすき茜や初日の出 ★朝よりの年賀あいさつパソコンに 返信する 多田有花 2023年1月1日 19:17 自由な投句箱 高橋信之先生、高橋正子先生 明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願い申し上げます。 異郷にて年越すことの面白し 元朝の皇居の空は日本晴 ゴーカート連ねて走る新春に 返信する 弓削和人 2023年1月1日 23:09 Unknown 明けましておめでとうございます!本年も何卒よろしくお願い申し上げます。なかなか定期投句が難しいところではありますが、花鳥諷詠を心におけるひとときを大切にしてゆきたく思います。 自由な投句箱 みちのくで去年今年いま越えしかな 元日や湖水の果てを見晴らせり 人日や思い多くも言少し 返信する 小口泰與 2023年1月2日 10:35 自由な投句箱 ★庭隅の枝に鳥居る二日かな ★二日はや浅間へ没日鳥の声 ★鴛鴦の雄羽をひろげし二日かな 返信する 廣田洋一 2023年1月2日 14:58 自由な投句箱 ★初御空白く抜き取り富士の峯 ★数の子の景気良き音祝ぎの膳 ★節料理縁起良き品揃ひをり 返信する 桑本栄太郎 2023年1月2日 18:21 自由な投句箱 ★二日早やパンを所望の朝餉かな ★竹林の節の白さや淑気満つ ★凧揚げの子等の嬌声公園に 返信する 多田有花 2023年1月2日 21:14 自由な投句箱 DJポリス初詣客を誘導す 初春のビルの間にスカイツリー 東京の門松は色彩少なし 返信する 小口泰與 2023年1月3日 7:59 自由な投句箱 ★掃除機にかかる埃も三日かな ★三日はや山は吹雪いていたりけり ★背景に白き浅間や初写真 返信する 廣田洋一 2023年1月3日 10:05 自由な投句箱 ★朝採りの野菜を空路初荷かな ★初荷幟にぎにぎしくも新宿に ★寒鯉の群れてひしめく日向かな 返信する 多田有花 2023年1月3日 14:24 自由な投句箱 快晴に仰ぐ今年の東京タワー 餅花の揺れが映りし金屏風 フロントに鏡餅の飾られて 返信する 桑本栄太郎 2023年1月3日 17:03 自由な投句箱 ★三日はや小豆雑煮も飽きにけり ★あおぞらに銀杏冬木の煌めける ★凧揚げの親子三人走り居り 返信する 弓削和人 2023年1月3日 22:37 Unknown 自由な投句箱 初御空真白き連山重なれり お降りや湖水に深く沈みたり たづね来し客のやわらぐ淑気かな ★花冠と贈呈品が到着致しました。楽しみに拝読いたします。ありがとうございました。 返信する 多田有花 2023年1月4日 10:34 自由な投句箱 迎春の準備整う神社かな 門松や江戸前鮨の暖簾に添い 去年今年鳥居連なる道をゆく 返信する 小口泰與 2023年1月4日 10:41 自由な投句箱 ★朝礼に集ふ四日の顔と顔 ★楪や蔵に納まる武具の数 ★木の下へ雀舞い下る福寿草 返信する 廣田洋一 2023年1月4日 14:27 自由な投句箱 ★福寿草咲きたる庭や子らの笑み ★初荷旗なびかせ届くコンビニ店 ★ふと浮かぶ歳時記拡げ去年今年 返信する 桑本栄太郎 2023年1月4日 18:41 自由な投句箱 ★寒風のさざ波立つや水脈ゆらぐ ★にほ鳥の忽と潜きぬ静寂かな ★池の辺の風さえぎらず蘆枯るる 返信する 弓削和人 2023年1月4日 23:35 Unknown 自由な投句箱 年賀状妻に任せる月日かな 知らぬ人なれど春着や懐かしき 朝日より氷柱のしずく輝かむ 返信する 小口泰與 2023年1月5日 9:31 自由な投句箱 ★枯枝に群咲き動く雀達 ★風向きの変わり噴煙葱畑へ ★踏み石の浮きて寒犬声高し 返信する 廣田洋一 2023年1月5日 13:36 自由な投句箱 ★酒肴揃へて待ちぬ年賀客 ★子供の声先駆けしたる年始客 ★神門をくぐれば允つる淑気かな 返信する 桑本栄太郎 2023年1月5日 18:16 自由な投句箱 ★牛日の花見小路の着物かな ★せせらぎの水禽せせる高瀬川 ★桂川の中州占めたる真菰枯る 返信する 多田有花 2023年1月5日 20:54 自由な投句箱 初晴や目をこらし見る富士の山 タワーより見晴らす東京初景色 正月や踏ん張って立つ東京タワー 返信する 弓削和人 2023年1月5日 22:00 Unknown 自由な投句箱 初祓年を迎える人だかり 氷柱折り飾りたくなる夕べかな 買初の夜のしじまの静けさや 返信する 小口泰與 2023年1月6日 8:03 自由な投句箱 ★そういえば裸木ばかり寺の庭 ★凍滝の憤怒の巌や蒼き空 ★史記閉じて大欠伸せり置炬燵 返信する 多田有花 2023年1月6日 10:45 自由な投句箱 <鉄道博物館・三句> 0系の新幹線見る二日かな 新春を疾走してゆく新幹線 しめかざり展示の蒸気機関車に 返信する 廣田洋一 2023年1月6日 15:46 自由な投句箱 ★門松や竹の伐り口際立てり ★仕事始満艦飾の物干台 ★初夢や身に覚え無き場所に立ち 返信する 桑本栄太郎 2023年1月6日 18:05 自由な投句箱 ★馬日はや裏白反りて乾びけり ★里山のちりちり縮み寒に入る ★濡れそぼつ貌を振りつつ鳰浮ぶ 返信する 弓削和人 2023年1月6日 23:33 Unknown 自由な投句箱 降り積もる雪の段段深夜かな 新しき風や吹きゆく初祓 除雪車の過ぎて一条道ひらく 返信する 廣田洋一 2023年1月7日 10:21 自由な投句箱 ★七草粥一人で祝ふ昼餉かな ★兎の絵墨で描かれし年賀状 ★年賀状これが最後の挨拶と 返信する 小口泰與 2023年1月7日 10:48 自由な投句箱 ★福だるま雲の寄り合う榛名富士 ★枯枝に雀色時雀達 ★理不尽な数多の死者や冬の星 返信する 多田有花 2023年1月7日 14:40 自由な投句箱 <鉄道博物館・三句> 新玉の鉄道博物館の駅弁 新年やお召列車を引きし車両 広々と並ぶ車両やお正月 返信する 桑本栄太郎 2023年1月7日 17:55 自由な投句箱 ★飛び飛びの銀杏冬芽の光りけり ★くいくいと桜冬芽のあおぞらに ★探梅のような散歩や日差し居り 返信する 弓削和人 2023年1月7日 22:36 Unknown 自由な投句箱 瑞雲のたなびく空や街遠く 庇より垂るる氷柱に雪はしゃぎ 朝まだき真白き雪を踏みきしる 返信する 多田有花 2023年1月8日 9:17 自由な投句箱 <鉄道博物館ステンドグラス> 明の春過ぎゆくものこそ美しき <渋谷スカイ・二句> 渋谷スカイ地上230mの門松 新春の渋谷スカイ外国人数多 返信する 小口泰與 2023年1月8日 9:21 自由な投句箱 ★天狼や小犬の眼らんらんと ★寒風や赤城と利根の狭間にて ★老体を粉粉にせり空っ風 返信する 小口泰與 2023年1月8日 9:22 自由な投句箱 ★天狼や小犬の眼らんらんと ★寒風や赤城と利根の狭間にて ★老体を粉粉にせり空っ風 返信する 廣田洋一 2023年1月8日 18:20 自由な投句箱 ★水鳥の水脈きらめかせ番かな ★ベンチにて句作をしつつ日向ぼこ ★波除の茅の輪をくぐる寒日和 返信する 弓削和人 2023年1月8日 23:05 Unknown 自由な投句箱 真青なる空の氷柱に雪の玉 寝て眠りまどろむ夢や寝正月 みちのくの雪また雪に出逢いけり 返信する 小口泰與 2023年1月9日 8:27 自由な投句箱 ★虎落笛忽と飛び立つ雀達 ★霜の朝飛び來る雀庭を食む ★じんじんと床に這い入る隙間風 返信する 多田有花 2023年1月9日 13:06 自由な投句箱 <渋谷スカイ・三句> 林立すビルを一望おらが春 スカイツリー門松のごと佇みぬ 初春やビルの名前を指さして 返信する 廣田洋一 2023年1月9日 15:56 自由な投句箱 ★寒満月仰ぎ見とれる朝かな ★竹の花一目見ようと冬帽子 ★膨らみし腹を目当てに柳葉魚買ふ 返信する 桑本栄太郎 2023年1月9日 16:40 自由な投句箱 ★駅前に集う晴れ着や成人日 ★山あいのうつすら黒く冬がすみ ★沈みゆく我の記憶やかいつぶり 返信する 小口泰與 2023年1月10日 8:28 自由な投句箱 ★冬ばらの剪定終うや鳥は巣へ ★餌台の争う雀冬の朝 ★寒暁や朝日に騒ぐ足の指 返信する 多田有花 2023年1月10日 9:27 自由な投句箱 正月の混雑後に下りに乗る 寒四郎電気ケトルで湯を沸かす 老犬の眠りこけたり寒ぬくし 返信する 廣田洋一 2023年1月10日 16:25 自由な投句箱 ★寄り添ひて右に左に寒の鯉 ★寒鯉の留まる影や街の川 ★冬耕を終へし畑や寒日和 返信する 桑本栄太郎 2023年1月10日 19:32 自由な投句箱 ★陽射しても風の冷たき春待たる ★泣き声のように哀しき虎落笛 ★かいつぶり吾の溺るるこの世かな 返信する 弓削和人 2023年1月10日 23:11 Unknown 自由な投句箱 昇る日のみちのく白く照らしけり 風止むる田沢湖いまを鳥渡る 瑠璃色や湖面に映す吾の罪 返信する
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自由な投句箱
高橋信之先生、正子先生
明けましておめでとうございます。今年もよろしくご指導の程お願い申し上げます。
★噴煙の垂直に伸び初浅間
★渓流の流れ清らや年新た
★朝風呂に髪膚委ねる初音かな
御礼並びにご報告
本日は素晴らし花冠第368号2023年1月と月例ネット句会の賞、素敵な商品を拝受いたしました。
有難う御座います。大変嬉しいです。
なお、花冠はこれから拝読させていただきます。
なお、ネット短信NO388は私のPCのせいなのか連絡が出来ませんので、ここで御礼のご連絡をさせて頂きます。
有難う御座います。
今年もよろしくご指導の程よろしくお願い申し上げます。
自由な投句箱
高橋信之先生
正子主宰
明けましておめでとうございます。
本年も宜しくご指導の程お願い申し上げます。
★初御空白き半月浮かびをり
★狛犬の口中紅く初詣
★甘酒の味かみしめる初詣
自由な投句箱
高橋信之先生、正子先生
明けましておめでとう御座います!!。
本年もお二人とも益々健やかにてご指導頂きますようお願い申し上げます。
★紅白を終えて湯に入り除夜の鐘
★東雲のうすき茜や初日の出
★朝よりの年賀あいさつパソコンに
自由な投句箱
高橋信之先生、高橋正子先生
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
異郷にて年越すことの面白し
元朝の皇居の空は日本晴
ゴーカート連ねて走る新春に
Unknown
明けましておめでとうございます!本年も何卒よろしくお願い申し上げます。なかなか定期投句が難しいところではありますが、花鳥諷詠を心におけるひとときを大切にしてゆきたく思います。
自由な投句箱
みちのくで去年今年いま越えしかな
元日や湖水の果てを見晴らせり
人日や思い多くも言少し
自由な投句箱
★庭隅の枝に鳥居る二日かな
★二日はや浅間へ没日鳥の声
★鴛鴦の雄羽をひろげし二日かな
自由な投句箱
★初御空白く抜き取り富士の峯
★数の子の景気良き音祝ぎの膳
★節料理縁起良き品揃ひをり
自由な投句箱
★二日早やパンを所望の朝餉かな
★竹林の節の白さや淑気満つ
★凧揚げの子等の嬌声公園に
自由な投句箱
DJポリス初詣客を誘導す
初春のビルの間にスカイツリー
東京の門松は色彩少なし
自由な投句箱
★掃除機にかかる埃も三日かな
★三日はや山は吹雪いていたりけり
★背景に白き浅間や初写真
自由な投句箱
★朝採りの野菜を空路初荷かな
★初荷幟にぎにぎしくも新宿に
★寒鯉の群れてひしめく日向かな
自由な投句箱
快晴に仰ぐ今年の東京タワー
餅花の揺れが映りし金屏風
フロントに鏡餅の飾られて
自由な投句箱
★三日はや小豆雑煮も飽きにけり
★あおぞらに銀杏冬木の煌めける
★凧揚げの親子三人走り居り
Unknown
自由な投句箱
初御空真白き連山重なれり
お降りや湖水に深く沈みたり
たづね来し客のやわらぐ淑気かな
★花冠と贈呈品が到着致しました。楽しみに拝読いたします。ありがとうございました。
自由な投句箱
迎春の準備整う神社かな
門松や江戸前鮨の暖簾に添い
去年今年鳥居連なる道をゆく
自由な投句箱
★朝礼に集ふ四日の顔と顔
★楪や蔵に納まる武具の数
★木の下へ雀舞い下る福寿草
自由な投句箱
★福寿草咲きたる庭や子らの笑み
★初荷旗なびかせ届くコンビニ店
★ふと浮かぶ歳時記拡げ去年今年
自由な投句箱
★寒風のさざ波立つや水脈ゆらぐ
★にほ鳥の忽と潜きぬ静寂かな
★池の辺の風さえぎらず蘆枯るる
Unknown
自由な投句箱
年賀状妻に任せる月日かな
知らぬ人なれど春着や懐かしき
朝日より氷柱のしずく輝かむ
自由な投句箱
★枯枝に群咲き動く雀達
★風向きの変わり噴煙葱畑へ
★踏み石の浮きて寒犬声高し
自由な投句箱
★酒肴揃へて待ちぬ年賀客
★子供の声先駆けしたる年始客
★神門をくぐれば允つる淑気かな
自由な投句箱
★牛日の花見小路の着物かな
★せせらぎの水禽せせる高瀬川
★桂川の中州占めたる真菰枯る
自由な投句箱
初晴や目をこらし見る富士の山
タワーより見晴らす東京初景色
正月や踏ん張って立つ東京タワー
Unknown
自由な投句箱
初祓年を迎える人だかり
氷柱折り飾りたくなる夕べかな
買初の夜のしじまの静けさや
自由な投句箱
★そういえば裸木ばかり寺の庭
★凍滝の憤怒の巌や蒼き空
★史記閉じて大欠伸せり置炬燵
自由な投句箱
<鉄道博物館・三句>
0系の新幹線見る二日かな
新春を疾走してゆく新幹線
しめかざり展示の蒸気機関車に
自由な投句箱
★門松や竹の伐り口際立てり
★仕事始満艦飾の物干台
★初夢や身に覚え無き場所に立ち
自由な投句箱
★馬日はや裏白反りて乾びけり
★里山のちりちり縮み寒に入る
★濡れそぼつ貌を振りつつ鳰浮ぶ
Unknown
自由な投句箱
降り積もる雪の段段深夜かな
新しき風や吹きゆく初祓
除雪車の過ぎて一条道ひらく
自由な投句箱
★七草粥一人で祝ふ昼餉かな
★兎の絵墨で描かれし年賀状
★年賀状これが最後の挨拶と
自由な投句箱
★福だるま雲の寄り合う榛名富士
★枯枝に雀色時雀達
★理不尽な数多の死者や冬の星
自由な投句箱
<鉄道博物館・三句>
新玉の鉄道博物館の駅弁
新年やお召列車を引きし車両
広々と並ぶ車両やお正月
自由な投句箱
★飛び飛びの銀杏冬芽の光りけり
★くいくいと桜冬芽のあおぞらに
★探梅のような散歩や日差し居り
Unknown
自由な投句箱
瑞雲のたなびく空や街遠く
庇より垂るる氷柱に雪はしゃぎ
朝まだき真白き雪を踏みきしる
自由な投句箱
<鉄道博物館ステンドグラス>
明の春過ぎゆくものこそ美しき
<渋谷スカイ・二句>
渋谷スカイ地上230mの門松
新春の渋谷スカイ外国人数多
自由な投句箱
★天狼や小犬の眼らんらんと
★寒風や赤城と利根の狭間にて
★老体を粉粉にせり空っ風
自由な投句箱
★天狼や小犬の眼らんらんと
★寒風や赤城と利根の狭間にて
★老体を粉粉にせり空っ風
自由な投句箱
★水鳥の水脈きらめかせ番かな
★ベンチにて句作をしつつ日向ぼこ
★波除の茅の輪をくぐる寒日和
Unknown
自由な投句箱
真青なる空の氷柱に雪の玉
寝て眠りまどろむ夢や寝正月
みちのくの雪また雪に出逢いけり
自由な投句箱
★虎落笛忽と飛び立つ雀達
★霜の朝飛び來る雀庭を食む
★じんじんと床に這い入る隙間風
自由な投句箱
<渋谷スカイ・三句>
林立すビルを一望おらが春
スカイツリー門松のごと佇みぬ
初春やビルの名前を指さして
自由な投句箱
★寒満月仰ぎ見とれる朝かな
★竹の花一目見ようと冬帽子
★膨らみし腹を目当てに柳葉魚買ふ
自由な投句箱
★駅前に集う晴れ着や成人日
★山あいのうつすら黒く冬がすみ
★沈みゆく我の記憶やかいつぶり
自由な投句箱
★冬ばらの剪定終うや鳥は巣へ
★餌台の争う雀冬の朝
★寒暁や朝日に騒ぐ足の指
自由な投句箱
正月の混雑後に下りに乗る
寒四郎電気ケトルで湯を沸かす
老犬の眠りこけたり寒ぬくし
自由な投句箱
★寄り添ひて右に左に寒の鯉
★寒鯉の留まる影や街の川
★冬耕を終へし畑や寒日和
自由な投句箱
★陽射しても風の冷たき春待たる
★泣き声のように哀しき虎落笛
★かいつぶり吾の溺るるこの世かな
Unknown
自由な投句箱
昇る日のみちのく白く照らしけり
風止むる田沢湖いまを鳥渡る
瑠璃色や湖面に映す吾の罪