●投句箱8月18日~8月24日● 2013年8月24日 08:37 | Weblog ※好きな句の選とコメントを<コメント欄>にお書き込みください。 X Facebook はてブ LINE コメント 小口泰與 2013年8月18日 9:02 デイリー句会投句 ★コスモスやリフト静かに行き違う ★湯煙をふわり包みし霧におう ★石段や霧の下はう湯の煙 返信する 桑本栄太郎 2013年8月18日 17:34 デイリー句会投句 <盆帰省> ★星月夜眼下に灯りの道の駅 ★山里の赤き瓦の残暑かな ★発電のプロペラ止まり盆の風 返信する 多田有花 2013年8月18日 19:42 デイリー句会投句 初秋の風に吹かれて描きおり 夜明け前窓辺に虫の声を聞く 稜線にたたずめば風新涼に 返信する 川名ますみ 2013年8月18日 20:29 デイリー句会投句 夕暮れの空澄みゆきて遠花火 揚花火きれいな空に散りて落つ 音もなく月下に花火しだれけり 返信する 桑本栄太郎 2013年8月19日 7:24 好きな句 ★夕暮れの空澄みゆきて遠花火/川名ますみ 花火の美しさは老若男女、年齢を問わず誰でも心に残る美しさとして、自己のイメージを記憶の引き出しに持っています。夕暮れの微かに青さが残る空に遠く小さく花火が揚がり、暫くしてから音が聞こえる遠花火・・・、それは見る人それぞれの持つ人生の過去をひも解く想いにも似て、儚い哀愁にも通じ、詩情豊かにつづられました。 返信する 小口泰與 2013年8月19日 9:13 デイリー句会投句 ★秋の夜や雨の磴にも湯の煙 ★秋の夜や雨に包まる湯の煙 ★赤城より朝の冷気やとんぼ増ゆ 返信する 友田修 2013年8月19日 17:04 好きな句 ☆音もなく月下に花火しだれけり/川名ますみ 花火と月を遠くに見ている空間の広さを感じます。「音もない花火」といえば、実は追憶の中の花火かも知れないとも思います。空間的にも時間的にも奥行きを感じる句だと思います。 返信する 桑本栄太郎 2013年8月19日 19:26 デイリー句会投句 <盆帰省> ★丘上の昔語りや盆迎え ★父母眠る丘の上より盆の海 ★見晴るかす潮の流れや盆の海 返信する 小西 宏 2013年8月19日 20:34 好きな句 ★コスモスやリフト静かに行き違う /小口泰與 本来はスキー場のリフト。他の季節でも時を選んで動き、行き交っているのですね。そのゲレンデに今はコスモスが揺れている様子。いつも目を楽しませてくれる野の広さです。 返信する 小西 宏 2013年8月19日 20:36 デイリー句会投句 ★夕暮れて風ながれくる法師蝉 ★唇に触れ枝豆の夕の風 ★秋涼し街に小さな川花火 返信する 小口泰與 2013年8月20日 8:59 御礼 小西宏様 「コスモス」の句を好きな句にお選び頂き、素晴らしいコメントを有難う御座いました。 朝、一番でコスモスが咲き誇るゲレンデにむかうためリフトに乗った時のありのままの景を詠いました。句意をおくみとり頂き有難う御座います。 返信する 小口泰與 2013年8月20日 9:01 デイリー句会投句 ★虫の音や今朝の赤城は靄の中 ★芙蓉咲く赤城の風のやわらかし ★遠き日や名前刻みし椿の実 返信する 多田有花 2013年8月20日 16:29 デイリー句会投句 朝夕にほのかに秋の顔の見え 山すその稲田群れ飛ぶ赤とんぼ 秋口の風が揺らせるカレンダー 返信する 多田有花 2013年8月20日 16:32 好きな句 夕暮れの空澄みゆきて遠花火/川名ますみ マンションの部屋からごらんになった光景でしょう。 夕暮れの空の色、遠くにあがる花火、夏の名残を漂わせながら、しだいに秋へと季節が移っていくさまを美しく詠まれています。 返信する 桑本栄太郎 2013年8月20日 19:39 デイリー句会投句 <盆帰省より> ★水平線蒼き円みの盆の海 ★半島の入日真紅や盆の海 ★列車待つミンミン蝉の駅舎かな 返信する 小西 宏 2013年8月20日 20:54 好きな句 ☆秋口の風が揺らせるカレンダー /多田有花☆ 暦の上だけのように見える今どきの秋ですが、風は少しずつ涼しくなった来ています。楽しかった夏の日々を思い、子供たちは宿題の残りを案じ、カレンダーが気になる季節でもあります。そのカレンダーが秋の風に揺れています。 返信する 小西 宏 2013年8月20日 20:56 デイリー句会投句 ★白砂の波の碧にカヌー漕ぐ ★心地よき風に重たき石榴の実 ★一日の火照り遠きや秋入日 返信する 桑本栄太郎 2013年8月20日 23:19 好きな句 ★秋口の風が揺らせるカレンダー/多田有花 毎日残暑が厳しい日々ながら、この八月が終われば今年も4分の3が過ぎた事になる。我が家でも時折部屋を通る風が、カレンダーを揺らしています。限りあるカレンダーの如く季節も確実に移ろっているようですね!!。 返信する 祝恵子 2013年8月21日 8:01 デイリー句会投句 ★早暁の音に始まり鵙の音も ★畑の井戸囲んでおりぬ稲の花 ★ふとみれば白く咲かせて韮の花 返信する 小口泰與 2013年8月21日 8:57 デイリー句会投句 ★朝顔や雨後紺青の赤城山 ★薄野や風のもつれし山の裾 ★浅間嶺と望月久にま見えけり 返信する 多田有花 2013年8月21日 18:31 デイリー句会投句 夕焼けは背中に消えて宵月夜 熱き茶を汲み新秋の風の中 秋の陽の傾くままに描きおり 返信する 多田有花 2013年8月21日 18:34 お礼 小西 宏さま、桑本栄太郎さま、 「秋口の風が揺らせるカレンダー」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。 部屋はよく風がとおります。 風に少しずつ秋の気配が加わっているのを感じます。 日が暮れるのも早くなってきました。 返信する 多田有花 2013年8月21日 18:38 好きな句 朝顔や雨後紺青の赤城山/小口泰與 早朝の雨があがり、朝顔も赤城山も雨に洗われてみずみずしい表情をしていることでしょう。 清々しい空気が感じられます。 返信する 桑本栄太郎 2013年8月21日 19:09 デイリー句会投句 <故郷の海> ★夕凪の眼下はるけく盆の海 ★見晴るかす島根半島夕映えに ★いさり火の沖へつらなり盆の海 返信する 桑本栄太郎 2013年8月21日 19:15 好きな句 ★熱き茶を汲み新秋の風の中/多田有花 毎日、残暑とは思えないほどの暑い日々ですがそれでも朝夕には少し涼しい風が吹き、ほっと一息つく時です。涼しい風を感じながら熱いお茶を一服喫する、寛ぎのひと時ですね!!。 返信する 桑本栄太郎 2013年8月21日 19:23 好きな句 ★朝顔や雨後群青の赤城山/小口泰輿 毎日、猛烈な残暑の為あらゆる視界が霞んでいますが、雨上がりの赤城山は山容をくっきり露にして如何にも涼やかです。「雨後群青」との措辞が季語の朝顔と赤城山の両方にかかり、大変爽やかです。 返信する 小口泰與 2013年8月22日 8:34 御礼 多田有花様、桑本栄太郎様 「朝顔」の句を好きな句にお取り上げ頂き、それぞれ素晴らしいコメントを頂き大変に嬉しく読ませて頂きました。有難う御座います。 裾野の長い素晴らしい赤城山と毎日散歩時向かい合っている幸せに感謝しています。 返信する 小口泰與 2013年8月22日 8:37 デイリー句会投句 ★川風の起ちて影増す蜻蛉かな ★朝靄の中に聞こゆや木の実落つ ★露草や忽と消えたり赤城山 返信する 古田敬二 2013年8月22日 16:57 投句 残照の中に涼しき風気配 信号の赤の向こうの百日紅 猫じゃらし全てが風にカーブする 返信する 桑本栄太郎 2013年8月22日 17:36 デイリー句会投句 <高速道の深夜走行にて京都へ> ★出発は星の涼しき米子道 ★ほしづく夜はるか眼下に里灯り ★新涼の夜気に背伸びや仮眠あと 返信する 多田有花 2013年8月22日 17:42 デイリー句会投句 鮮やかな夕焼け明日も残暑の日 ときおりは雲に隠れて盆の月 燕去る空に高さの加わりぬ 返信する 多田有花 2013年8月22日 17:45 お礼 桑本栄太郎さま、 「熱き茶を汲み新秋の風の中」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。 部屋は風がよく通りこの猛暑にも冷房なしで過ごせるほどです。 夏もお茶は熱いものが美味しいですね。 返信する 多田有花 2013年8月22日 17:48 好きな句 出発は星の涼しき米子道/桑本栄太郎 ふるさとで楽しいひとときを過ごされ、日常に戻られます。 都会ではなかなか見ることもままならない星を仰いで出発されたのでしょう。 返信する 桑本栄太郎 2013年8月22日 17:50 好きな句 ★川風の起ちて影増す蜻蛉かな/小口泰輿 初秋の風には、蜻蛉の群れ飛ぶ光景がぴったりです。散策をしていて、人懐っこい蜻蛉がまといつくように編隊飛行している光景がありありと浮かび、心が和み素敵です。 返信する 桑本栄太郎 2013年8月22日 18:54 お礼 多田有花さま 「出発は星の涼しき米子道」の句を好きな句にお選び頂き、嬉しい素敵なコメントもお添え頂き、大変有難うございます。帰省時は京都から名神~中国道そして佐用インターから鳥取道と深夜を走りましたが、京都へは米子道~中国道~名神と何れも深夜走行でした。米子道には深夜0時過ぎに入りましたが、中国山地の高い所を走り、トンネルに継ぐトンネルです。時折はるか眼下に里灯りを眺め、涼やかな深夜走行でした。 返信する 桑本栄太郎 2013年8月22日 19:02 好きな句 ★ときおりは雲に隠れて盆の月/多田有花 今の時季は空模様も昼と夜では、がらりと変わりさすがに夜ともなれば、昼間の厳しい残暑を忘れ少し涼しくなります。お月様も知らぬ間に満月となり空に浮かび、時折思い出したかのように雲が遮っています。季節は少しづつ秋へと模様替えのようです。 返信する 小西 宏 2013年8月22日 21:58 好きな句 ☆出発は星の涼しき米子道 /桑本栄太郎☆ 貴兄の故郷にはまだ星空が残っているのですね。その美しい星々に送られて帰路に就く。「出発」に情感が深く伝わってきます。 返信する 小西 宏 2013年8月22日 22:00 デイリー句会投句 ★真っ白に花たかく澄み百日紅 ★丸刈に夏の終わりの優勝旗 ★残雲や西の明かりの法師蝉 返信する 小口泰與 2013年8月23日 8:56 御礼 桑本栄太郎様 「蜻蛉」の句を好きな句にお取り上げ頂き、その上、素晴らしいコメントを有難う御座いました。 この所、朝の散歩であぜ道を蜻蛉が元気に飛び回っている景を良く見ます。 返信する 小口泰與 2013年8月23日 8:59 デイリー句会投句 ★ひぐらしや山の湯煙りゆったりと ★あけぼのや風に遊びし牽牛花 ★田一枚影の越ゆるや鬼やんま 返信する 桑本栄太郎 2013年8月23日 16:28 お礼 小西 宏様 「出発は星の涼しき米子道」の句をお選び頂き、素晴らしいコメントも頂戴しまして大変有難うございます。高速道路の深夜走行は大変つかれますが、意外に空いていました。米子から中国道落合インターに繋がります米子道は大山及び中国山地の高い所を走り、サービスエリアから見る夜空は星で一杯です。そして眼下に眺める里灯りは郷愁を誘います。 返信する 桑本栄太郎 2013年8月23日 16:32 デイリー句会投句 ★風少し乾きを覚ゆ処暑の朝 ★処暑の日の雲の途切れや青空に ★秋蝉の午後ともなれば黙り居り 返信する 多田有花 2013年8月23日 17:44 デイリー句会投句 主旋律おーしつくつくばかりなり 秋の蝉したたか背にぶつかりぬ 処暑の風感じて山を歩く午後 返信する 多田有花 2013年8月23日 17:47 お礼 桑本栄太郎さま、 「ときおりは雲に隠れて盆の月」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。 日中の残暑は続いていますが、しだいに日が短くなり夜長を感じるころとなってきました。 月の光が澄んでくるのもこれからですね。 返信する 多田有花 2013年8月23日 17:52 好きな句 風少し乾きを覚ゆ処暑の朝/桑本栄太郎 今日はこちらも風があります。くもりがちで気温もいくぶん低目です。 風にようやく少しの秋らしさを感じる処暑です。 返信する 川名ますみ 2013年8月23日 18:41 お礼 栄太郎さま、有花さま、「夕暮れの」の句へご共感のコメントをお寄せ頂きまして、ありがとうございます。今年の夏は殊に視界がくもるようで、身近なはずの富士山も、音の近い花火も、よく見えない日が多かったのですけれど、この日は暮れるほどに空気が澄んで、自宅の窓から大きな花火を望むことができました。 修さまには、「音もなく」の句にすてきなコメントを頂戴しまして、嬉しく存じます。初秋ゆえでしょう、明かな月の下、花火のしだれ柳が胸に刻まれました。音が届いてからゆっくりと枝垂れたのか、耳に届かないほどの美しさだったのか ―― 思い返しましても、不思議と音のない夜空だった気がいたします。追憶に、視覚の想い出だけが残ったのかもしれません。 返信する 小西 宏 2013年8月23日 21:38 デイリー句会投句 ★葉に浮かぶ芙蓉の白の柔らかし ★忽ちに雨降り過ぎて涼新た ★丘の灯に風ゆるやかや虫の声 返信する 佃 康水 2013年8月24日 10:10 デイリー句会投句 ★月光へ牡蠣種垂らす瀬戸の海 ★笑む友の野良着の汚れ稲穂垂る ★盆法会媼は何時も聞き上手 返信する 佃 康水 2013年8月24日 10:23 好きな句 ☆新涼の夜気に背伸びや仮眠あと/桑本栄太郎 山陰へ里帰りされて夜を徹して帰路につかれた途中の様子がリアルタイムに表現されています。また久しぶりに身内や知人に合われ満ち足りた気持ちが「新涼」「背伸び」に表れている様に思います。 返信する 小口泰與 2013年8月24日 14:42 デイリー句会投句 ★青空を乗せ馳せ行けり秋の河 ★三山の靄の消えけり稲の花 ★あけぼのの靄の中より桔梗かな 返信する 桑本栄太郎 2013年8月24日 17:09 お礼 多田有花 「風少し乾きを覚ゆ処暑の朝」の句をお選び頂き、嬉しいコメントも頂戴しまして大変有難うございます。昨日の処暑の朝は、窓から入る風が少し涼しく感じられました。少しづつ秋の気配が増して来ましたね。 返信する 桑本栄太郎 2013年8月24日 17:10 お礼 多田有花様 「風少し乾きを覚ゆ処暑の朝」の句をお選び頂き、嬉しいコメントも頂戴しまして大変有難うございます。昨日の処暑の朝は、窓から入る風が少し涼しく感じられました。少しづつ秋の気配が増して来ましたね。 返信する 桑本栄太郎 2013年8月24日 17:18 お礼 佃 康水様 「新涼の夜気に背伸びや仮眠あと」の句をお選び頂き、素晴らしいコメントも頂戴しまして大変有難うございます。鳥取の田舎への盆帰省は、行きも帰りも高速道路を深夜走りました。意外に空いていて、スムーズに走れましたが夜間走行はかなり疲れもあり、途中のサービスエリアに手仮眠を取りました。仮眠あとは車外に出て、涼しい夜気に触れ、思いっきり背伸びをしました。 返信する 桑本栄太郎 2013年8月24日 17:25 デイリー句会投句 ★朝方は家事を手伝う秋涼し ★帰り来てすぐに湯浴みの残暑かな ★空覆う雲に歓喜や処暑の雨 返信する 多田有花 2013年8月24日 18:50 デイリー句会投句 <叔母三回忌> 秋の百合法要の朝の庭に白し 仏前に秋のくだものとりどりに 雨降って残る暑さをおさめけり 返信する 多田有花 2013年8月24日 18:55 好きな句 月光へ牡蠣種垂らす瀬戸の海/佃 康水 月の光を浴びて牡蠣がすくすくと育っています。 静かで穏やかで豊かな瀬戸の海の情景が浮かんできます。 返信する 桑本栄太郎 2013年8月24日 19:34 好きな句 ★丘の灯に風ゆるやかや虫の声/小西 宏 毎日、日中の残暑は厳しい日々ながら、夜ともなれば涼やかな風が立ち、ほっと和む季節です。日中の暑さを忘れたような虫の声も聞こえ始め、秋めいて感じますね!!。 返信する 小西 宏 2013年8月24日 20:27 好きな句 ☆月光へ牡蠣種垂らす瀬戸の海 /佃 康水☆ 牡蠣棚と言うのでしょうか。よく知りませんが牡蠣の稚貝を植えつけた柵を海に降ろしていく、あるいは垂らしてあるのでしょう。その棚を洗うさざ波が月光に照らされている瀬戸内海の風景を眼前に見せていただきました。 返信する 小西 宏 2013年8月24日 20:29 お礼 桑本栄太郎さま 「丘の灯に風ゆるやかや虫の声」に共感のお言葉をお寄せくださり、とても嬉しく感じております。どうもありがとうございました。 返信する 小西 宏 2013年8月24日 20:32 デイリー句会投句 ★柿の実のやや色づいた堅い四角 ★銀色に光る西瓜の種の穴 ★夕暮の窪地に入れば法師蝉 返信する 高橋秀之 2013年8月24日 22:00 デイリー句会投句 ★ドラえもん音頭で二重に踊りの輪 ★提燈のわが名を探し地蔵盆 ★秋の風提燈揺らし影も揺れ 返信する 桑本栄太郎 2013年8月24日 22:32 好きな句 ★月光へ牡蠣種垂らす瀬戸の海/佃 康水 牡蠣の推貝を海に垂らし、養殖を始めるのは今頃のようですね?広島の牡蠣は、月光が優しく照らす瀬戸の海で育つ為美味しいようですが、その光景を想うだけでも詩情が溢れていて素敵です。「月光へ垂らす」との措辞が素晴らしいですね!!。 返信する 佃 康水 2013年8月25日 9:04 お礼 多田有花様 小西 宏様 桑本栄太郎様 「月光へ牡蠣種垂らす瀬戸の海」の句へそれぞれ身に余るお言葉を頂き誠に有難うございます。牡蠣種はもう少し早い時期に付いているらしいのですが、今年は気象条件の影響で少し遅れている様です。成熟した牡蠣に並べてホタテ貝の殻を吊り下げて有るのですが、牡蠣が吹いた種がホタテ貝の殻に付着して推貝になります。その稚貝(牡蠣種)が今牡蠣棚に静かに吊るされて居る訳です。この稚貝は2~3年の内に立派な牡蠣として市場に出されます。成熟した牡蠣及び稚貝の育つホタテ貝の殻が吊り下げられているもの全体を牡蠣棚と言っている様です。 返信する
コメント
デイリー句会投句
★コスモスやリフト静かに行き違う
★湯煙をふわり包みし霧におう
★石段や霧の下はう湯の煙
デイリー句会投句
<盆帰省>
★星月夜眼下に灯りの道の駅
★山里の赤き瓦の残暑かな
★発電のプロペラ止まり盆の風
デイリー句会投句
初秋の風に吹かれて描きおり
夜明け前窓辺に虫の声を聞く
稜線にたたずめば風新涼に
デイリー句会投句
夕暮れの空澄みゆきて遠花火
揚花火きれいな空に散りて落つ
音もなく月下に花火しだれけり
好きな句
★夕暮れの空澄みゆきて遠花火/川名ますみ
花火の美しさは老若男女、年齢を問わず誰でも心に残る美しさとして、自己のイメージを記憶の引き出しに持っています。夕暮れの微かに青さが残る空に遠く小さく花火が揚がり、暫くしてから音が聞こえる遠花火・・・、それは見る人それぞれの持つ人生の過去をひも解く想いにも似て、儚い哀愁にも通じ、詩情豊かにつづられました。
デイリー句会投句
★秋の夜や雨の磴にも湯の煙
★秋の夜や雨に包まる湯の煙
★赤城より朝の冷気やとんぼ増ゆ
好きな句
☆音もなく月下に花火しだれけり/川名ますみ
花火と月を遠くに見ている空間の広さを感じます。「音もない花火」といえば、実は追憶の中の花火かも知れないとも思います。空間的にも時間的にも奥行きを感じる句だと思います。
デイリー句会投句
<盆帰省>
★丘上の昔語りや盆迎え
★父母眠る丘の上より盆の海
★見晴るかす潮の流れや盆の海
好きな句
★コスモスやリフト静かに行き違う /小口泰與
本来はスキー場のリフト。他の季節でも時を選んで動き、行き交っているのですね。そのゲレンデに今はコスモスが揺れている様子。いつも目を楽しませてくれる野の広さです。
デイリー句会投句
★夕暮れて風ながれくる法師蝉
★唇に触れ枝豆の夕の風
★秋涼し街に小さな川花火
御礼
小西宏様
「コスモス」の句を好きな句にお選び頂き、素晴らしいコメントを有難う御座いました。
朝、一番でコスモスが咲き誇るゲレンデにむかうためリフトに乗った時のありのままの景を詠いました。句意をおくみとり頂き有難う御座います。
デイリー句会投句
★虫の音や今朝の赤城は靄の中
★芙蓉咲く赤城の風のやわらかし
★遠き日や名前刻みし椿の実
デイリー句会投句
朝夕にほのかに秋の顔の見え
山すその稲田群れ飛ぶ赤とんぼ
秋口の風が揺らせるカレンダー
好きな句
夕暮れの空澄みゆきて遠花火/川名ますみ
マンションの部屋からごらんになった光景でしょう。
夕暮れの空の色、遠くにあがる花火、夏の名残を漂わせながら、しだいに秋へと季節が移っていくさまを美しく詠まれています。
デイリー句会投句
<盆帰省より>
★水平線蒼き円みの盆の海
★半島の入日真紅や盆の海
★列車待つミンミン蝉の駅舎かな
好きな句
☆秋口の風が揺らせるカレンダー /多田有花☆
暦の上だけのように見える今どきの秋ですが、風は少しずつ涼しくなった来ています。楽しかった夏の日々を思い、子供たちは宿題の残りを案じ、カレンダーが気になる季節でもあります。そのカレンダーが秋の風に揺れています。
デイリー句会投句
★白砂の波の碧にカヌー漕ぐ
★心地よき風に重たき石榴の実
★一日の火照り遠きや秋入日
好きな句
★秋口の風が揺らせるカレンダー/多田有花
毎日残暑が厳しい日々ながら、この八月が終われば今年も4分の3が過ぎた事になる。我が家でも時折部屋を通る風が、カレンダーを揺らしています。限りあるカレンダーの如く季節も確実に移ろっているようですね!!。
デイリー句会投句
★早暁の音に始まり鵙の音も
★畑の井戸囲んでおりぬ稲の花
★ふとみれば白く咲かせて韮の花
デイリー句会投句
★朝顔や雨後紺青の赤城山
★薄野や風のもつれし山の裾
★浅間嶺と望月久にま見えけり
デイリー句会投句
夕焼けは背中に消えて宵月夜
熱き茶を汲み新秋の風の中
秋の陽の傾くままに描きおり
お礼
小西 宏さま、桑本栄太郎さま、
「秋口の風が揺らせるカレンダー」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。
部屋はよく風がとおります。
風に少しずつ秋の気配が加わっているのを感じます。
日が暮れるのも早くなってきました。
好きな句
朝顔や雨後紺青の赤城山/小口泰與
早朝の雨があがり、朝顔も赤城山も雨に洗われてみずみずしい表情をしていることでしょう。
清々しい空気が感じられます。
デイリー句会投句
<故郷の海>
★夕凪の眼下はるけく盆の海
★見晴るかす島根半島夕映えに
★いさり火の沖へつらなり盆の海
好きな句
★熱き茶を汲み新秋の風の中/多田有花
毎日、残暑とは思えないほどの暑い日々ですがそれでも朝夕には少し涼しい風が吹き、ほっと一息つく時です。涼しい風を感じながら熱いお茶を一服喫する、寛ぎのひと時ですね!!。
好きな句
★朝顔や雨後群青の赤城山/小口泰輿
毎日、猛烈な残暑の為あらゆる視界が霞んでいますが、雨上がりの赤城山は山容をくっきり露にして如何にも涼やかです。「雨後群青」との措辞が季語の朝顔と赤城山の両方にかかり、大変爽やかです。
御礼
多田有花様、桑本栄太郎様
「朝顔」の句を好きな句にお取り上げ頂き、それぞれ素晴らしいコメントを頂き大変に嬉しく読ませて頂きました。有難う御座います。
裾野の長い素晴らしい赤城山と毎日散歩時向かい合っている幸せに感謝しています。
デイリー句会投句
★川風の起ちて影増す蜻蛉かな
★朝靄の中に聞こゆや木の実落つ
★露草や忽と消えたり赤城山
投句
残照の中に涼しき風気配
信号の赤の向こうの百日紅
猫じゃらし全てが風にカーブする
デイリー句会投句
<高速道の深夜走行にて京都へ>
★出発は星の涼しき米子道
★ほしづく夜はるか眼下に里灯り
★新涼の夜気に背伸びや仮眠あと
デイリー句会投句
鮮やかな夕焼け明日も残暑の日
ときおりは雲に隠れて盆の月
燕去る空に高さの加わりぬ
お礼
桑本栄太郎さま、
「熱き茶を汲み新秋の風の中」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。
部屋は風がよく通りこの猛暑にも冷房なしで過ごせるほどです。
夏もお茶は熱いものが美味しいですね。
好きな句
出発は星の涼しき米子道/桑本栄太郎
ふるさとで楽しいひとときを過ごされ、日常に戻られます。
都会ではなかなか見ることもままならない星を仰いで出発されたのでしょう。
好きな句
★川風の起ちて影増す蜻蛉かな/小口泰輿
初秋の風には、蜻蛉の群れ飛ぶ光景がぴったりです。散策をしていて、人懐っこい蜻蛉がまといつくように編隊飛行している光景がありありと浮かび、心が和み素敵です。
お礼
多田有花さま
「出発は星の涼しき米子道」の句を好きな句にお選び頂き、嬉しい素敵なコメントもお添え頂き、大変有難うございます。帰省時は京都から名神~中国道そして佐用インターから鳥取道と深夜を走りましたが、京都へは米子道~中国道~名神と何れも深夜走行でした。米子道には深夜0時過ぎに入りましたが、中国山地の高い所を走り、トンネルに継ぐトンネルです。時折はるか眼下に里灯りを眺め、涼やかな深夜走行でした。
好きな句
★ときおりは雲に隠れて盆の月/多田有花
今の時季は空模様も昼と夜では、がらりと変わりさすがに夜ともなれば、昼間の厳しい残暑を忘れ少し涼しくなります。お月様も知らぬ間に満月となり空に浮かび、時折思い出したかのように雲が遮っています。季節は少しづつ秋へと模様替えのようです。
好きな句
☆出発は星の涼しき米子道 /桑本栄太郎☆
貴兄の故郷にはまだ星空が残っているのですね。その美しい星々に送られて帰路に就く。「出発」に情感が深く伝わってきます。
デイリー句会投句
★真っ白に花たかく澄み百日紅
★丸刈に夏の終わりの優勝旗
★残雲や西の明かりの法師蝉
御礼
桑本栄太郎様
「蜻蛉」の句を好きな句にお取り上げ頂き、その上、素晴らしいコメントを有難う御座いました。
この所、朝の散歩であぜ道を蜻蛉が元気に飛び回っている景を良く見ます。
デイリー句会投句
★ひぐらしや山の湯煙りゆったりと
★あけぼのや風に遊びし牽牛花
★田一枚影の越ゆるや鬼やんま
お礼
小西 宏様
「出発は星の涼しき米子道」の句をお選び頂き、素晴らしいコメントも頂戴しまして大変有難うございます。高速道路の深夜走行は大変つかれますが、意外に空いていました。米子から中国道落合インターに繋がります米子道は大山及び中国山地の高い所を走り、サービスエリアから見る夜空は星で一杯です。そして眼下に眺める里灯りは郷愁を誘います。
デイリー句会投句
★風少し乾きを覚ゆ処暑の朝
★処暑の日の雲の途切れや青空に
★秋蝉の午後ともなれば黙り居り
デイリー句会投句
主旋律おーしつくつくばかりなり
秋の蝉したたか背にぶつかりぬ
処暑の風感じて山を歩く午後
お礼
桑本栄太郎さま、
「ときおりは雲に隠れて盆の月」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。
日中の残暑は続いていますが、しだいに日が短くなり夜長を感じるころとなってきました。
月の光が澄んでくるのもこれからですね。
好きな句
風少し乾きを覚ゆ処暑の朝/桑本栄太郎
今日はこちらも風があります。くもりがちで気温もいくぶん低目です。
風にようやく少しの秋らしさを感じる処暑です。
お礼
栄太郎さま、有花さま、「夕暮れの」の句へご共感のコメントをお寄せ頂きまして、ありがとうございます。今年の夏は殊に視界がくもるようで、身近なはずの富士山も、音の近い花火も、よく見えない日が多かったのですけれど、この日は暮れるほどに空気が澄んで、自宅の窓から大きな花火を望むことができました。
修さまには、「音もなく」の句にすてきなコメントを頂戴しまして、嬉しく存じます。初秋ゆえでしょう、明かな月の下、花火のしだれ柳が胸に刻まれました。音が届いてからゆっくりと枝垂れたのか、耳に届かないほどの美しさだったのか ―― 思い返しましても、不思議と音のない夜空だった気がいたします。追憶に、視覚の想い出だけが残ったのかもしれません。
デイリー句会投句
★葉に浮かぶ芙蓉の白の柔らかし
★忽ちに雨降り過ぎて涼新た
★丘の灯に風ゆるやかや虫の声
デイリー句会投句
★月光へ牡蠣種垂らす瀬戸の海
★笑む友の野良着の汚れ稲穂垂る
★盆法会媼は何時も聞き上手
好きな句
☆新涼の夜気に背伸びや仮眠あと/桑本栄太郎
山陰へ里帰りされて夜を徹して帰路につかれた途中の様子がリアルタイムに表現されています。また久しぶりに身内や知人に合われ満ち足りた気持ちが「新涼」「背伸び」に表れている様に思います。
デイリー句会投句
★青空を乗せ馳せ行けり秋の河
★三山の靄の消えけり稲の花
★あけぼのの靄の中より桔梗かな
お礼
多田有花
「風少し乾きを覚ゆ処暑の朝」の句をお選び頂き、嬉しいコメントも頂戴しまして大変有難うございます。昨日の処暑の朝は、窓から入る風が少し涼しく感じられました。少しづつ秋の気配が増して来ましたね。
お礼
多田有花様
「風少し乾きを覚ゆ処暑の朝」の句をお選び頂き、嬉しいコメントも頂戴しまして大変有難うございます。昨日の処暑の朝は、窓から入る風が少し涼しく感じられました。少しづつ秋の気配が増して来ましたね。
お礼
佃 康水様
「新涼の夜気に背伸びや仮眠あと」の句をお選び頂き、素晴らしいコメントも頂戴しまして大変有難うございます。鳥取の田舎への盆帰省は、行きも帰りも高速道路を深夜走りました。意外に空いていて、スムーズに走れましたが夜間走行はかなり疲れもあり、途中のサービスエリアに手仮眠を取りました。仮眠あとは車外に出て、涼しい夜気に触れ、思いっきり背伸びをしました。
デイリー句会投句
★朝方は家事を手伝う秋涼し
★帰り来てすぐに湯浴みの残暑かな
★空覆う雲に歓喜や処暑の雨
デイリー句会投句
<叔母三回忌>
秋の百合法要の朝の庭に白し
仏前に秋のくだものとりどりに
雨降って残る暑さをおさめけり
好きな句
月光へ牡蠣種垂らす瀬戸の海/佃 康水
月の光を浴びて牡蠣がすくすくと育っています。
静かで穏やかで豊かな瀬戸の海の情景が浮かんできます。
好きな句
★丘の灯に風ゆるやかや虫の声/小西 宏
毎日、日中の残暑は厳しい日々ながら、夜ともなれば涼やかな風が立ち、ほっと和む季節です。日中の暑さを忘れたような虫の声も聞こえ始め、秋めいて感じますね!!。
好きな句
☆月光へ牡蠣種垂らす瀬戸の海 /佃 康水☆
牡蠣棚と言うのでしょうか。よく知りませんが牡蠣の稚貝を植えつけた柵を海に降ろしていく、あるいは垂らしてあるのでしょう。その棚を洗うさざ波が月光に照らされている瀬戸内海の風景を眼前に見せていただきました。
お礼
桑本栄太郎さま
「丘の灯に風ゆるやかや虫の声」に共感のお言葉をお寄せくださり、とても嬉しく感じております。どうもありがとうございました。
デイリー句会投句
★柿の実のやや色づいた堅い四角
★銀色に光る西瓜の種の穴
★夕暮の窪地に入れば法師蝉
デイリー句会投句
★ドラえもん音頭で二重に踊りの輪
★提燈のわが名を探し地蔵盆
★秋の風提燈揺らし影も揺れ
好きな句
★月光へ牡蠣種垂らす瀬戸の海/佃 康水
牡蠣の推貝を海に垂らし、養殖を始めるのは今頃のようですね?広島の牡蠣は、月光が優しく照らす瀬戸の海で育つ為美味しいようですが、その光景を想うだけでも詩情が溢れていて素敵です。「月光へ垂らす」との措辞が素晴らしいですね!!。
お礼
多田有花様 小西 宏様 桑本栄太郎様
「月光へ牡蠣種垂らす瀬戸の海」の句へそれぞれ身に余るお言葉を頂き誠に有難うございます。牡蠣種はもう少し早い時期に付いているらしいのですが、今年は気象条件の影響で少し遅れている様です。成熟した牡蠣に並べてホタテ貝の殻を吊り下げて有るのですが、牡蠣が吹いた種がホタテ貝の殻に付着して推貝になります。その稚貝(牡蠣種)が今牡蠣棚に静かに吊るされて居る訳です。この稚貝は2~3年の内に立派な牡蠣として市場に出されます。成熟した牡蠣及び稚貝の育つホタテ貝の殻が吊り下げられているもの全体を牡蠣棚と言っている様です。