●投句箱4月11日~20日● 2014年4月20日 04:40 | Weblog ※好きな句の選とコメントを<コメント欄>にお書き込みください。 ※お礼などの伝言も<コメント欄>にお書きください。 X Facebook はてブ LINE コメント 小口泰與 2014年4月11日 9:05 デイリー句会投句 ★春風に帽子さらわる園児かな ★上州は山風荒む弥生かな ★花冷や足湯に浸る山の駅 返信する 河野啓一 2014年4月11日 10:06 デイリー句会投句 ★花韮のそよと揺れつつそこかしこ ★新樹へと霧吹き付けし庭の朝 ★ムスカリのかたまり青く日溜まりに 返信する 祝恵子 2014年4月11日 17:32 デイリー句会投句 ★青空や旧舎に桜影やさし ★知事室より望む叡山春の窓 ★友と居てふと振り仰ぐ楓の芽 返信する 多田有花 2014年4月11日 18:32 デイリー句会投句 駐車場いっぱいに散り花吹雪 楓の芽影成す頃となりにけり 日の当たる森ゆく花びら降る中を 返信する 小西 宏 2014年4月11日 20:41 デイリー句会投句 ★裏山の笛や燃え立つ桃の花 ★花蕊の色春長けて空の蒼 ★水音の棚田に近し雪柳 返信する 佃 康水 2014年4月11日 21:12 デイリー句会投句 ★夕映えの紅まんさくに立ちつくす ★厳島どの道行くも花の中 ★山日和一気に辛夷花開く 返信する 桑本栄太郎 2014年4月11日 21:25 デイリー句会投句 ☆リード解け歩む子犬や春の朝 ☆紅白の咲き分け源平桃の花 ☆さみどりの激しく光り木の芽風 返信する 古田敬二 2014年4月11日 23:23 デイリー句会投句 時告げに春の筍土破る 丈という高さへどんぐり芽を伸ばす 春の陽に走り根太く潜りけり 返信する 小口泰與 2014年4月12日 9:19 デイリー句会投句 ★子雀の横樋に落つ日照雨かな ★春蝉や名もなき山の松林 ★花冷の朝や榛名の嶺定か 返信する 古田敬二 2014年4月12日 10:25 デイリー句会投句 朝の陽に天井地上芽吹きけり 春蘭の寄りそいて咲く藪の奥 我が街の遠望に立てば桜散る 返信する 桑本栄太郎 2014年4月12日 17:52 デイリー句会投句 <同期会旅行高遠城跡の桜見物> ★花冷えの風に数多のつぼみかな ★空堀の浅きめぐりや草青む ★高遠の城跡をあとに花の雲 返信する 多田有花 2014年4月12日 20:41 デイリー句会投句 一羽また飛んで入りにし花の中 見渡せば山晩春の色を成す ため池に姿を映し桜並木 返信する 小口泰與 2014年4月13日 9:16 デイリー句会投句 ★ゆさゆさと千本桜風の中 ★桜蘂ふる山風荒き朝かな ★雉鳴くや長き裾野のとの曇 返信する 小西 宏 2014年4月13日 10:43 好きな句 ☆見渡せば山晩春の色を成す /多田有花☆ 桜の花の散るこの頃、山は新しい薄緑に覆われ始めます。まだ残る花の色がそこにアクセントを添える。遠望の風景に心癒されます。 返信する 小西 宏 2014年4月13日 10:52 デイリー句会投句 ★朝に座し浅利味噌汁白ご飯 ★一つまた桜花びら舞いきたる ★若き葉の内より躑躅吹き出ずる 返信する 桑本栄太郎 2014年4月13日 18:08 デイリー句会投句 <同期会旅行高遠~富士五湖めぐりより> ★上流の霞み立ちおり木曽大河 ★残雪の恵那山見上ぐバスの窓 ★ハイウェイの眼下みどりや春の田に 返信する 桑本栄太郎 2014年4月13日 19:52 好きな句 ★朝に座し浅蜊味噌汁白ご飯/小西 宏 白ご飯に、鯵の干物、お新香、浅蜊の味噌汁に、ぷりぷりとした新鮮な卵の卵かけご飯など。山本一力の小説の世界がほうふつされます。穏やかな朝餉の何でもなさそうでいながら、平安なる一日の始まりがうかがえ、好きな句です。 返信する 小西 宏 2014年4月13日 20:16 お礼 桑本栄太郎さま 「朝に座し浅利味噌汁白ご飯」にご講評を賜り、たいへんありがとうございます。鯵の干物、お新香、ぷりぷりとした新鮮な卵などがあればもっとよかったと、いささか悔しがっております。 返信する 高橋秀之 2014年4月13日 22:22 デイリー句会投句 ★手を合わす実家の仏前桜餅 ★車窓から東の大空春の虹 ★飯蛸が丸ごと露店のたこ焼き屋 返信する 古田敬二 2014年4月13日 23:03 デイリー句会投句 まみれんと桜落花に立ち止まる この一年も元気でいよう桜散る 桜散る空に蜂のホバリング 返信する 小口泰與 2014年4月14日 8:44 デイリー句会投句 ★ばらの芽のほどけてあえか風の中 ★白雲の棚引く山や桃の花 ★桜散る老後の貯えありしかな 返信する 河野啓一 2014年4月14日 9:34 デイリー句会投句 ★斑鳩の野にやさしきや 春の風 ★南国の海のほとりや豆の花 の花 ★ベランダに開く五色のチューリップ 返信する 桑本栄太郎 2014年4月14日 18:53 デイリー句会投句 <同期会旅行高遠~富士五湖めぐりより> ★天竜の大河に沿いぬ桃の花 ★春景の真中にながれ笛吹川 ★芽吹き初めうすき茶色やぶどう棚 返信する 桑本栄太郎 2014年4月14日 19:11 好きな句 ★斑鳩の野にやさしきや春の風/河野啓一 悠久の歴史をほこる奈良の斑鳩地方は、山もなだらかであり、見るものすべてがゆったりとしています。春風の吹く様までまでもが斑鳩の野に添うごとき優しさとは、大変共感を覚えます。 返信する 小西 宏 2014年4月14日 20:17 デイリー句会投句 ★樟の新芽が赤い囀りに ★タンポポがモンシロチョウを呼び止める ★庭よりは道に傾れて芝桜 返信する 多田有花 2014年4月14日 21:41 デイリー句会投句 桜散り野山全き明るさに 風通り過ぎればしばし花吹雪 一画に残りし大き山桜 返信する 多田有花 2014年4月14日 21:44 お礼 小西 宏さま、 「見渡せば山晩春の色を成す」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。 今頃の山の色は日ごと刻々と変わっていきます。 桜から若葉へといれかわる時期のその変化を心地よく楽しんでいます。 返信する 古田敬二 2014年4月14日 23:21 デイリー句会投句 リラの花仰げば香り降りて来る 残雪の御岳遠望友病めり 里桜薄暮に満開空に月 返信する 小口泰與 2014年4月15日 8:45 デイリー句会投句 ★桃咲くやいまだ目覚めぬぶとうの木 ★さえずりや等間隔の雨雫 ★雨後の朝ここのみ日矢の桃の花 返信する 祝恵子 2014年4月15日 12:51 デイリー句会 ★ふあっとくる水草の香りあたたかし ★春の池水に触れては魚を呼び ★中華街女子会と笑う春の卓 返信する 河野啓一 2014年4月15日 13:04 御礼 小西宏さま ☆遠霞花散り終えて山裾に、の の拙句に嬉しいお言葉を頂きながらおれいが遅くなっとりました。誠に有難うございました。 返信する 河野啓一 2014年4月15日 13:11 デイリー句会投句 ★トンネルをぬけて緑の能勢の 里 ★能勢街道花は吉野か嵐山 ★遅桜したがえ鄙の町役場 返信する 河野啓一 2014年4月15日 13:18 御礼 桑本栄太郎さま ★斑鳩の野にやさしきや春の風 の拙句に嬉しい共感のコメントを頂戴し誠に有難うございました。 返信する 黒谷光子 2014年4月15日 17:03 デイリー句会投句 桜散る並木仰ぎつ通り過ぐ 花筏引っ切り無しに村を出る その上は決戦の地や桜散る 返信する 多田有花 2014年4月15日 17:54 デイリー句会投句 散る桜すでに日陰に座す頃に ランナーのあと一陣の花吹雪 躑躅咲く明るき尾根を登りけり 返信する 桑本栄太郎 2014年4月15日 18:14 デイリー句会投句 <同期会旅行石和温泉にて> ★花屑の水路に浮かぶ旅の宿 ★しみじみと湯に浸かりおり春薄暮 ★外つ人の按摩器つかう春の宿 返信する 佃 康水 2014年4月15日 19:39 デイリー句会投句 ★母の忌や勿忘草の零れ咲き 近所の農婦 ★朝な掘り春筍茹でる外かまど ★鋤簾より揚がる蜆の黄金色 返信する 小西 宏 2014年4月15日 21:00 好きな句 ☆遅桜したがえ鄙の町役場 /河野啓一☆ 大阪の地理には疎いのですが、能勢街道には今でも古い町並みを残す所があるのでしょうか。古びた町役場(失礼)に咲き遅れた桜が花の姿を残している。「したがえ」が情趣を伝えます。 返信する 小西 宏 2014年4月15日 21:03 デイリー句会投句 ★散る花の何処よりかな日の眩し ★チューリップ開き過ぎたる昼の眠 ★月昇る春ほのぼのと東空 返信する 古田敬二 2014年4月15日 23:57 デイリー句会投句 河馬は寝て池に動かぬ花筏 春泥を腹に乾かせ歩む犀 眩しげに春の陽仰ぐアシカかな 返信する 小口泰與 2014年4月16日 9:23 デイリー句会投句 ★うすうすとしかも定かや糸柳 ★中天にしきりに翔る揚ひばり ★わなわなと落花しきりや川速し 返信する 上島祥子 2014年4月16日 10:05 ディリー句会投句 次々と流れに加わり花筏 玄関の白に溢れて花水木 田に映る人影大きく春の夕 返信する 古田敬二 2014年4月16日 10:10 デイリー句会投句 水温む故郷を来し木曽の川 手を浸す木曽川確かに水温む 白鷺の大きな羽ばたき春の木曽川 返信する 桑本栄太郎 2014年4月16日 18:14 デイリー句会投句 <同期会旅行富士五湖めぐりより> <精進湖> ★残雪の親子富士見ゆ湖畔かな <西湖いやしの里> ★山風の吹くや西湖の桜芽木 ★春水の水車に流れ落ちにけり 返信する 河野啓一 2014年4月16日 21:30 お礼小西宏さま ★遅桜したがえ鄙の町役場 の拙句に 温かいお言葉を頂き誠に有難うございます。街とは名ばかりの田舎の風情を詠んだつもりです。 返信する 河野啓一 2014年4月16日 21:35 デイリー句会投句 ★花散りて街一面のみどりかな ★いっせいに街の銀杏の浅緑 ★あわあわと遠きを埋めレンゲかな 返信する 小口泰與 2014年4月17日 8:46 デイリー句会投句 ★まれに見る春雨しげき山路かな ★鳥鳴きて落葉松萌ゆる山路かな ★竹秋や利根の流れの滔々と 返信する 小西 宏 2014年4月17日 16:13 デイリー句会投句 ★色変えて森やわらかき木の芽色 ★山桜散りくる崖の空眩し ★少女らの汗のごとくに躑躅咲く 返信する 小川和子 2014年4月17日 16:25 デイリー句会投句 一抹の淋しさ残し散るさくら 岐路の目に濃き桃色の花蘇芳 朝空へ浅黄に解れハナミズキ 返信する 桑本栄太郎 2014年4月17日 19:20 デリー句会投句 「同期会旅行、富士五湖めぐり」 <精進湖> ★忽然と雲晴れ来たり春の富士 <西湖へ> ★陰雪の落葉松林のつづきけり <西湖、いやしの里> ★茅葺の村の水車や春の湖 返信する 桑本栄太郎 2014年4月17日 19:28 好きな句 ★色変えて森やわらかき木の芽色/小西 宏 春の景色が日ごとに進み、枯れ木山の枯色もすっかりさみどりとなって来ました。春景の山野のさみどりも、もう間もなく新緑となりますね!!。 返信する 桑本栄太郎 2014年4月17日 19:35 好きな句 ★岐路の目に濃き桃色の花蘇芳/小川和子 蘇芳の花は蘇芳色とも言われ、趣豊かな独特の濃い赤紫ですね。 春景のあわあわとしたパステル色の中、はっとするほどの印象的な色彩を巧みに捉えられました。 返信する 黒谷光子 2014年4月17日 20:53 デイリー句会投句 一木のまわり紅色落椿 満開も葉を覗かせて桜かな ときどきは降る花を浴び池めぐる 返信する 多田有花 2014年4月17日 22:00 デイリー句会投句 八重桜見上げる空は薄曇り よく晴れて残花に風の心地よし 晩春の石段手をひかれおりる 返信する 古田敬二 2014年4月17日 22:46 デイリー句会投句 ( 春の陽に池面に揺らぐフラミンゴ 春の水こぼしてまどろむヒグマかな 貴婦人の歩み若葉のキリンかな 返信する 小西 宏 2014年4月18日 12:08 お礼 桑本栄太郎さま 「色変えて森やわらかき木の芽色」にお言葉をお送り下さり、たいへんありがとうございました。今、森は新たな芽吹きの様々な色合いに包まれて優しく爽やかです。 返信する 小西 宏 2014年4月18日 14:35 デイリー句会投句 ★海棠の咲く鉢ひとつ豪奢なり ★満天星の花に明るき葉の緑 ★大路なる空に銀杏の木の芽色 返信する 河野啓一 2014年4月18日 15:51 出入り句会投句 ★行く春を惜しむや風のうす緑 ★若緑立ちて四月を送るかな ★公苑の丘に遊べるニ羽の蝶 返信する 小口泰與 2014年4月18日 16:57 デイリー句会投句 ★ゆさゆさと古木の揺れし落花かな ★畑の雉鋭声を発し翔けりけり ★桃の花小犬もあくびしたまえり 返信する 桑本栄太郎 2014年4月18日 18:05 デイリー句会投句 「同期会旅行より」 <山中湖> ★遊覧船に乗るや湖上の春の風 <東名高速へ> ★さみどりの新茶輝く牧野原 <浜松> ★鰻食べ旅の果ており春の夕 返信する 古田敬二 2014年4月18日 20:30 デイリー句会投句 相生山散策 白秋さん今日枳殻が咲きました 遠く見ゆ枳殻薄暮に咲きにけり ヒメシャガの大木に沿い咲く薄暮 返信する 川名ますみ 2014年4月18日 20:30 デイリー句会投句 花ふぶき車に触るる音うれし 木の芽雨銀杏並木の吹き揃う 銀杏の芽すべての枝にあさみどり 返信する 小口泰與 2014年4月19日 6:28 デイリー句会投句 ★夕暮れの野川を駆ける落花かな ★借景に南アルプス桜咲く ★十州に連なる国や山桜 返信する 佃 康水 2014年4月19日 12:38 デイリー句会投句 厳島桃花祭 ご神能 ★神能の笛に燕の飛び交えり ★奉納の舞楽へ満たす春の潮 ★皐月咲く隣家に洩るる笑い声 返信する 桑本栄太郎 2014年4月19日 18:44 デイリー句会投句 ★からし菜の花菜明かりの中州かな ★釣り人の前に水脈曳く春の鴨 ★歩む子の写真メールや花は葉に 返信する 桑本栄太郎 2014年4月19日 18:58 好きな句 ★花ふぶき車に触るる音うれし/川名ますみ あれほど待ち焦がれた桜の開花もすでに落花盛んとなりました。風に散る花ふぶきの中に居ますと、車の中とはいえ、現世とは思えないほどの幻想的な光景と心情になりますね。お堀端の桜はその後、愛でられましたでしょうか? 返信する 桑本栄太郎 2014年4月19日 19:07 好きな句 ★神能の笛に燕の飛び交えり/佃 康水 奉納神事の舞楽は海の中の厳島神社で催されたようですね?厳粛な雰囲気の中にも、燕も飛び交い穏やかな初夏を思わせる光景が眼の前に見えるようで素敵です。 返信する 河野啓一 2014年4月19日 21:10 デイリー句会投句 ★春深し杖突き一歩外に出る ★展望台丘の辺にあり風光る ★街の灯の淡くにじみて朧かな 返信する 小西 宏 2014年4月19日 21:22 好きな句 ☆神能の笛に燕の飛び交えり /佃 康水☆ 厳島桃花祭の御神能には多くの能楽師が参集し、きらびやかな装束のもとに能・狂言が奉納されるのだそうですね。それだけでも歴史と季節のゆかしさが偲ばれますが、そこに燕の飛び交うさまは笛の音をいっそう趣深いものに感じさせてくれます。 返信する 小西 宏 2014年4月19日 21:33 デイリー句会投句 ★花摘んで湯に浮かべんと八重桜 ★晴朗にして鶯の長き声 ★午後の日の窓覆いたる藤の花 返信する 古田敬二 2014年4月19日 23:10 デイリー句会投句 木漏れ日の眩しき高みに木の芽採る 心地よき音たて木の芽採りにけり 水の音風の音だけ山笑う 返信する 小口泰與 2014年4月20日 8:12 デイリー句会投句 ★チューリップほぐれて七色明かりかな ★たんぽぽや井出に鳥鳴く夕まぐれ ★一村を紅に染めたり桃の花 返信する 佃 康水 2014年4月20日 8:19 お礼 桑本栄太郎様 小西 宏様 「神能の笛に燕の飛び交えり 」の句に素晴らしいお言葉を頂き誠に有難うございます。今年も桃花祭が4月15日に、そして16日、17日に午前、午後に能、狂言が交互に行われました。このお祭りは特別で神殿へ入るための入場(300円)が必要ですが一日居てもお能の拝観料は要りません。一日居れば満潮もまた大干潟も現れそれぞれの趣を体験出来ました。そんな中、燕は神殿の海を生き生きと飛び回っていました。 返信する 祝恵子 2014年4月20日 11:56 デイリー句会投句 ★溢れる花溢れる花人通り抜け ★学生も立ち寄り投句花の下 ★春風や二人で歩く水の街 返信する 小川和子 2014年4月20日 17:43 お礼 桑本栄太郎様 「花蘇芳」の句にコメントをお寄せ頂き 有難うございました。手に触れてながめました。 返信する 桑本栄太郎 2014年4月20日 19:01 デイリー句会投句 ★トンネルを抜けて高槻げんげ田に ★乗り換えの駅のホームや躑躅咲く ★何処より来たり留むや花の塵 返信する 多田有花 2014年4月20日 19:40 デイリー句会投句 吹く風を愛でし残花の花見かな おにぎりをもらう燕飛ぶ頂で ショー終わり春の夜道を戻りけり 返信する 小西 宏 2014年4月20日 20:05 好きな句 ☆チューリップほぐれて七色明かりかな / 小口泰與☆ 子供の頃に描いた端正なチューリップの花の姿。しかし、日の長けてみれば大きくほぐれて爛熟の姿を空に広げています。「ほぐれて七色明かり」に新鮮な写生を見ます。 返信する 小西 宏 2014年4月20日 20:07 デイリー句会投句 ★ベランダに躑躅の揺れる朝の光 ★池底に蠢めく黒き蝌蚪の群れ ★眠き眼に照る昼の色八重桜 返信する 高橋秀之 2014年4月20日 20:29 デイリー句会投句 ★風に揺れ消えては次のしゃぼん玉 ★うっすらと虹色光るしゃぼん玉 ★しゃぼん玉吹いて追いかけまた吹いて 返信する 小川和子 2014年4月20日 20:59 デイリー句会投句 豌豆の蔓のび白蝶舞うごとし 草笛の聴こえ来るかに麦青む 復活祭共にゆたかに愛餐す 返信する 古田敬二 2014年4月20日 23:29 デイリー句会投句 ★谷深しおちこち鶯鳴き交わす ★今落ちし椿に木漏れ日届きけり ★山路来れば一株なれど濃き菫 返信する
コメント
デイリー句会投句
★春風に帽子さらわる園児かな
★上州は山風荒む弥生かな
★花冷や足湯に浸る山の駅
デイリー句会投句
★花韮のそよと揺れつつそこかしこ
★新樹へと霧吹き付けし庭の朝
★ムスカリのかたまり青く日溜まりに
デイリー句会投句
★青空や旧舎に桜影やさし
★知事室より望む叡山春の窓
★友と居てふと振り仰ぐ楓の芽
デイリー句会投句
駐車場いっぱいに散り花吹雪
楓の芽影成す頃となりにけり
日の当たる森ゆく花びら降る中を
デイリー句会投句
★裏山の笛や燃え立つ桃の花
★花蕊の色春長けて空の蒼
★水音の棚田に近し雪柳
デイリー句会投句
★夕映えの紅まんさくに立ちつくす
★厳島どの道行くも花の中
★山日和一気に辛夷花開く
デイリー句会投句
☆リード解け歩む子犬や春の朝
☆紅白の咲き分け源平桃の花
☆さみどりの激しく光り木の芽風
デイリー句会投句
時告げに春の筍土破る
丈という高さへどんぐり芽を伸ばす
春の陽に走り根太く潜りけり
デイリー句会投句
★子雀の横樋に落つ日照雨かな
★春蝉や名もなき山の松林
★花冷の朝や榛名の嶺定か
デイリー句会投句
朝の陽に天井地上芽吹きけり
春蘭の寄りそいて咲く藪の奥
我が街の遠望に立てば桜散る
デイリー句会投句
<同期会旅行高遠城跡の桜見物>
★花冷えの風に数多のつぼみかな
★空堀の浅きめぐりや草青む
★高遠の城跡をあとに花の雲
デイリー句会投句
一羽また飛んで入りにし花の中
見渡せば山晩春の色を成す
ため池に姿を映し桜並木
デイリー句会投句
★ゆさゆさと千本桜風の中
★桜蘂ふる山風荒き朝かな
★雉鳴くや長き裾野のとの曇
好きな句
☆見渡せば山晩春の色を成す /多田有花☆
桜の花の散るこの頃、山は新しい薄緑に覆われ始めます。まだ残る花の色がそこにアクセントを添える。遠望の風景に心癒されます。
デイリー句会投句
★朝に座し浅利味噌汁白ご飯
★一つまた桜花びら舞いきたる
★若き葉の内より躑躅吹き出ずる
デイリー句会投句
<同期会旅行高遠~富士五湖めぐりより>
★上流の霞み立ちおり木曽大河
★残雪の恵那山見上ぐバスの窓
★ハイウェイの眼下みどりや春の田に
好きな句
★朝に座し浅蜊味噌汁白ご飯/小西 宏
白ご飯に、鯵の干物、お新香、浅蜊の味噌汁に、ぷりぷりとした新鮮な卵の卵かけご飯など。山本一力の小説の世界がほうふつされます。穏やかな朝餉の何でもなさそうでいながら、平安なる一日の始まりがうかがえ、好きな句です。
お礼
桑本栄太郎さま
「朝に座し浅利味噌汁白ご飯」にご講評を賜り、たいへんありがとうございます。鯵の干物、お新香、ぷりぷりとした新鮮な卵などがあればもっとよかったと、いささか悔しがっております。
デイリー句会投句
★手を合わす実家の仏前桜餅
★車窓から東の大空春の虹
★飯蛸が丸ごと露店のたこ焼き屋
デイリー句会投句
まみれんと桜落花に立ち止まる
この一年も元気でいよう桜散る
桜散る空に蜂のホバリング
デイリー句会投句
★ばらの芽のほどけてあえか風の中
★白雲の棚引く山や桃の花
★桜散る老後の貯えありしかな
デイリー句会投句
★斑鳩の野にやさしきや
春の風
★南国の海のほとりや豆の花
の花
★ベランダに開く五色のチューリップ
デイリー句会投句
<同期会旅行高遠~富士五湖めぐりより>
★天竜の大河に沿いぬ桃の花
★春景の真中にながれ笛吹川
★芽吹き初めうすき茶色やぶどう棚
好きな句
★斑鳩の野にやさしきや春の風/河野啓一
悠久の歴史をほこる奈良の斑鳩地方は、山もなだらかであり、見るものすべてがゆったりとしています。春風の吹く様までまでもが斑鳩の野に添うごとき優しさとは、大変共感を覚えます。
デイリー句会投句
★樟の新芽が赤い囀りに
★タンポポがモンシロチョウを呼び止める
★庭よりは道に傾れて芝桜
デイリー句会投句
桜散り野山全き明るさに
風通り過ぎればしばし花吹雪
一画に残りし大き山桜
お礼
小西 宏さま、
「見渡せば山晩春の色を成す」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。
今頃の山の色は日ごと刻々と変わっていきます。
桜から若葉へといれかわる時期のその変化を心地よく楽しんでいます。
デイリー句会投句
リラの花仰げば香り降りて来る
残雪の御岳遠望友病めり
里桜薄暮に満開空に月
デイリー句会投句
★桃咲くやいまだ目覚めぬぶとうの木
★さえずりや等間隔の雨雫
★雨後の朝ここのみ日矢の桃の花
デイリー句会
★ふあっとくる水草の香りあたたかし
★春の池水に触れては魚を呼び
★中華街女子会と笑う春の卓
御礼 小西宏さま
☆遠霞花散り終えて山裾に、の
の拙句に嬉しいお言葉を頂きながらおれいが遅くなっとりました。誠に有難うございました。
デイリー句会投句
★トンネルをぬけて緑の能勢の
里
★能勢街道花は吉野か嵐山
★遅桜したがえ鄙の町役場
御礼 桑本栄太郎さま
★斑鳩の野にやさしきや春の風
の拙句に嬉しい共感のコメントを頂戴し誠に有難うございました。
デイリー句会投句
桜散る並木仰ぎつ通り過ぐ
花筏引っ切り無しに村を出る
その上は決戦の地や桜散る
デイリー句会投句
散る桜すでに日陰に座す頃に
ランナーのあと一陣の花吹雪
躑躅咲く明るき尾根を登りけり
デイリー句会投句
<同期会旅行石和温泉にて>
★花屑の水路に浮かぶ旅の宿
★しみじみと湯に浸かりおり春薄暮
★外つ人の按摩器つかう春の宿
デイリー句会投句
★母の忌や勿忘草の零れ咲き
近所の農婦
★朝な掘り春筍茹でる外かまど
★鋤簾より揚がる蜆の黄金色
好きな句
☆遅桜したがえ鄙の町役場 /河野啓一☆
大阪の地理には疎いのですが、能勢街道には今でも古い町並みを残す所があるのでしょうか。古びた町役場(失礼)に咲き遅れた桜が花の姿を残している。「したがえ」が情趣を伝えます。
デイリー句会投句
★散る花の何処よりかな日の眩し
★チューリップ開き過ぎたる昼の眠
★月昇る春ほのぼのと東空
デイリー句会投句
河馬は寝て池に動かぬ花筏
春泥を腹に乾かせ歩む犀
眩しげに春の陽仰ぐアシカかな
デイリー句会投句
★うすうすとしかも定かや糸柳
★中天にしきりに翔る揚ひばり
★わなわなと落花しきりや川速し
ディリー句会投句
次々と流れに加わり花筏
玄関の白に溢れて花水木
田に映る人影大きく春の夕
デイリー句会投句
水温む故郷を来し木曽の川
手を浸す木曽川確かに水温む
白鷺の大きな羽ばたき春の木曽川
デイリー句会投句
<同期会旅行富士五湖めぐりより>
<精進湖>
★残雪の親子富士見ゆ湖畔かな
<西湖いやしの里>
★山風の吹くや西湖の桜芽木
★春水の水車に流れ落ちにけり
お礼小西宏さま
★遅桜したがえ鄙の町役場 の拙句に
温かいお言葉を頂き誠に有難うございます。街とは名ばかりの田舎の風情を詠んだつもりです。
デイリー句会投句
★花散りて街一面のみどりかな
★いっせいに街の銀杏の浅緑
★あわあわと遠きを埋めレンゲかな
デイリー句会投句
★まれに見る春雨しげき山路かな
★鳥鳴きて落葉松萌ゆる山路かな
★竹秋や利根の流れの滔々と
デイリー句会投句
★色変えて森やわらかき木の芽色
★山桜散りくる崖の空眩し
★少女らの汗のごとくに躑躅咲く
デイリー句会投句
一抹の淋しさ残し散るさくら
岐路の目に濃き桃色の花蘇芳
朝空へ浅黄に解れハナミズキ
デリー句会投句
「同期会旅行、富士五湖めぐり」
<精進湖>
★忽然と雲晴れ来たり春の富士
<西湖へ>
★陰雪の落葉松林のつづきけり
<西湖、いやしの里>
★茅葺の村の水車や春の湖
好きな句
★色変えて森やわらかき木の芽色/小西 宏
春の景色が日ごとに進み、枯れ木山の枯色もすっかりさみどりとなって来ました。春景の山野のさみどりも、もう間もなく新緑となりますね!!。
好きな句
★岐路の目に濃き桃色の花蘇芳/小川和子
蘇芳の花は蘇芳色とも言われ、趣豊かな独特の濃い赤紫ですね。
春景のあわあわとしたパステル色の中、はっとするほどの印象的な色彩を巧みに捉えられました。
デイリー句会投句
一木のまわり紅色落椿
満開も葉を覗かせて桜かな
ときどきは降る花を浴び池めぐる
デイリー句会投句
八重桜見上げる空は薄曇り
よく晴れて残花に風の心地よし
晩春の石段手をひかれおりる
デイリー句会投句 (
春の陽に池面に揺らぐフラミンゴ
春の水こぼしてまどろむヒグマかな
貴婦人の歩み若葉のキリンかな
お礼
桑本栄太郎さま
「色変えて森やわらかき木の芽色」にお言葉をお送り下さり、たいへんありがとうございました。今、森は新たな芽吹きの様々な色合いに包まれて優しく爽やかです。
デイリー句会投句
★海棠の咲く鉢ひとつ豪奢なり
★満天星の花に明るき葉の緑
★大路なる空に銀杏の木の芽色
出入り句会投句
★行く春を惜しむや風のうす緑
★若緑立ちて四月を送るかな
★公苑の丘に遊べるニ羽の蝶
デイリー句会投句
★ゆさゆさと古木の揺れし落花かな
★畑の雉鋭声を発し翔けりけり
★桃の花小犬もあくびしたまえり
デイリー句会投句
「同期会旅行より」
<山中湖>
★遊覧船に乗るや湖上の春の風
<東名高速へ>
★さみどりの新茶輝く牧野原
<浜松>
★鰻食べ旅の果ており春の夕
デイリー句会投句
相生山散策
白秋さん今日枳殻が咲きました
遠く見ゆ枳殻薄暮に咲きにけり
ヒメシャガの大木に沿い咲く薄暮
デイリー句会投句
花ふぶき車に触るる音うれし
木の芽雨銀杏並木の吹き揃う
銀杏の芽すべての枝にあさみどり
デイリー句会投句
★夕暮れの野川を駆ける落花かな
★借景に南アルプス桜咲く
★十州に連なる国や山桜
デイリー句会投句
厳島桃花祭 ご神能
★神能の笛に燕の飛び交えり
★奉納の舞楽へ満たす春の潮
★皐月咲く隣家に洩るる笑い声
デイリー句会投句
★からし菜の花菜明かりの中州かな
★釣り人の前に水脈曳く春の鴨
★歩む子の写真メールや花は葉に
好きな句
★花ふぶき車に触るる音うれし/川名ますみ
あれほど待ち焦がれた桜の開花もすでに落花盛んとなりました。風に散る花ふぶきの中に居ますと、車の中とはいえ、現世とは思えないほどの幻想的な光景と心情になりますね。お堀端の桜はその後、愛でられましたでしょうか?
好きな句
★神能の笛に燕の飛び交えり/佃 康水
奉納神事の舞楽は海の中の厳島神社で催されたようですね?厳粛な雰囲気の中にも、燕も飛び交い穏やかな初夏を思わせる光景が眼の前に見えるようで素敵です。
デイリー句会投句
★春深し杖突き一歩外に出る
★展望台丘の辺にあり風光る
★街の灯の淡くにじみて朧かな
好きな句
☆神能の笛に燕の飛び交えり /佃 康水☆
厳島桃花祭の御神能には多くの能楽師が参集し、きらびやかな装束のもとに能・狂言が奉納されるのだそうですね。それだけでも歴史と季節のゆかしさが偲ばれますが、そこに燕の飛び交うさまは笛の音をいっそう趣深いものに感じさせてくれます。
デイリー句会投句
★花摘んで湯に浮かべんと八重桜
★晴朗にして鶯の長き声
★午後の日の窓覆いたる藤の花
デイリー句会投句
木漏れ日の眩しき高みに木の芽採る
心地よき音たて木の芽採りにけり
水の音風の音だけ山笑う
デイリー句会投句
★チューリップほぐれて七色明かりかな
★たんぽぽや井出に鳥鳴く夕まぐれ
★一村を紅に染めたり桃の花
お礼
桑本栄太郎様 小西 宏様
「神能の笛に燕の飛び交えり 」の句に素晴らしいお言葉を頂き誠に有難うございます。今年も桃花祭が4月15日に、そして16日、17日に午前、午後に能、狂言が交互に行われました。このお祭りは特別で神殿へ入るための入場(300円)が必要ですが一日居てもお能の拝観料は要りません。一日居れば満潮もまた大干潟も現れそれぞれの趣を体験出来ました。そんな中、燕は神殿の海を生き生きと飛び回っていました。
デイリー句会投句
★溢れる花溢れる花人通り抜け
★学生も立ち寄り投句花の下
★春風や二人で歩く水の街
お礼
桑本栄太郎様
「花蘇芳」の句にコメントをお寄せ頂き
有難うございました。手に触れてながめました。
デイリー句会投句
★トンネルを抜けて高槻げんげ田に
★乗り換えの駅のホームや躑躅咲く
★何処より来たり留むや花の塵
デイリー句会投句
吹く風を愛でし残花の花見かな
おにぎりをもらう燕飛ぶ頂で
ショー終わり春の夜道を戻りけり
好きな句
☆チューリップほぐれて七色明かりかな / 小口泰與☆
子供の頃に描いた端正なチューリップの花の姿。しかし、日の長けてみれば大きくほぐれて爛熟の姿を空に広げています。「ほぐれて七色明かり」に新鮮な写生を見ます。
デイリー句会投句
★ベランダに躑躅の揺れる朝の光
★池底に蠢めく黒き蝌蚪の群れ
★眠き眼に照る昼の色八重桜
デイリー句会投句
★風に揺れ消えては次のしゃぼん玉
★うっすらと虹色光るしゃぼん玉
★しゃぼん玉吹いて追いかけまた吹いて
デイリー句会投句
豌豆の蔓のび白蝶舞うごとし
草笛の聴こえ来るかに麦青む
復活祭共にゆたかに愛餐す
デイリー句会投句
★谷深しおちこち鶯鳴き交わす
★今落ちし椿に木漏れ日届きけり
★山路来れば一株なれど濃き菫