●投句箱3月16日~20日● 2014年3月15日 06:21 | Weblog ※好きな句の選とコメントを<コメント欄>にお書き込みください。 ※お礼などの伝言も<コメント欄>にお書きください。 X Facebook はてブ LINE コメント 古田敬二 2014年3月16日 0:04 デイリー句会投句 馬鈴薯の種植え畝を高くする 昼の陽に種芋眠る畝高し 新築の槌音高し春の風 返信する 小口泰與 2014年3月16日 8:56 デイリー句会投句 ★たらの芽に浮子の絡まる夕まずめ ★嬬恋の色なき里にいぬふぐり ★春の草芝に萌え出で耘れり 返信する 多田有花 2014年3月16日 15:40 デイリー句会投句 低山の春の稜線を歩く 目の覚めるような菜の花畑かな 窓を開け春の風入れ走りけり 返信する 桑本栄太郎 2014年3月16日 19:39 デイリー句会投句 ★夕暮れの西空蒼く春の闇 ★菜の花のお浸し添える夕餉かな ★蛸足の白きも入りぬ若布和え 返信する 桑本栄太郎 2014年3月16日 19:46 好きな句 ★新築の槌音高し春の風/古田敬二 春三月の今の時季は卒業、転勤、引越しなどで何かと身辺の慌しい時です。春の到来だけでも心弾む中、新築の完成を待つ事も春の喜びが倍増です。 返信する 桑本栄太郎 2014年3月16日 19:55 好きな句 ★たらの芽に浮子の絡まる夕まずめ/小口泰與 気温の上昇と共に川魚の動きも活発となり、本格的な釣りの到来ですね!!。夕まずめの打ち返しが忙しいほどの釣果の光景が想われ、ぞくぞくと興奮して来るようです。 返信する 桑本栄太郎 2014年3月16日 20:02 好きな句 ★目の覚めるような菜の花畑かな/多田有花 嘗ては何処にでも在った菜の花畑も、近年は殆ど見かけなくなりました。何処かで、一大群落に遭遇されたものと拝察しますが、菜の花の黄色は集まれば驚くほどの黄明かりですね!!。 返信する 河野啓一 2014年3月16日 21:14 デイリー句会投句 ★早春賦歌声流るデイの朝 ★花杏淡く高くと咲き初める ★雪解かな箕面の谷に水の音 返信する 川名ますみ 2014年3月16日 22:39 デイリー句会投句 あたたかやアイロン台に白きもの アイロンとミシンを広げ春の居間 三月の母がミシンを踏むリズム 返信する 小口泰與 2014年3月17日 9:47 御礼 桑本栄太郎様 「たらの芽」の句を好きな句にお取り上げ頂き、そのうえすばらしいコメントを賜り厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。 返信する 小口泰與 2014年3月17日 9:51 デイリー句会投句 ★薄氷やごうごうと吹く木々の風 ★今生を浅間仰ぎて畑打 ★赤城より雨雲出づる揚ひばり 返信する 祝恵子 2014年3月17日 12:18 デイリー句会投句 ★池の面を見つめて抹茶椿寺 ★交番の地図を広げて古都の春 ★雪残る寺にご朱印頂きぬ 返信する 桑本栄太郎 2014年3月17日 18:59 デイリー句会投句 ★春泥を避けて川べり歩みけり ★ゆすら咲き花に取りつくカメラマン ★青空も入れて撮り居り花ゆすら 返信する 桑本栄太郎 2014年3月17日 19:18 好きな句 ★三月の母がミシンを踏むリズム/川名ますみ ようやく日差しも暖かくなり、春めいて来ました。 何もかもこころ弾む季節となりましたが、母上が踏まれるミシンの音も心地良く、明るく弾んで聞こえている作者です。「三月の母」との措辞に、温かい愛情まで垣間見えますね!! 返信する 桑本栄太郎 2014年3月17日 19:24 好きな句 ★池の面を見つめて抹茶椿寺/祝 恵子 何処のお寺でしょう?前後の御句より、京都のお寺と拝察しますが、椿で名高いお寺さんの静謐な佇まいの中で頂くお抹茶は、春の到来を楽しみ心から和むようですね!!。 返信する 黒谷光子 2014年3月17日 19:33 デイリー句会投句 青空の色を零して犬ふぐり 指先に香りを残し蕗の薹 香と苦み楽しむ夕餉の蕗の薹 返信する 黒谷光子 2014年3月17日 20:05 好きな句 ★青空も入れて撮り居り花ゆすら/桑野栄太郎 青空に映える可憐なゆすら梅の白い花、いい写真を撮られたことでしょう。花を楽しみ、美味しさを楽しみ、俳句と写真に残す楽しみ、すばらしいと思います。 返信する 小西 宏 2014年3月17日 20:53 好きな句 ☆三月の母がミシンを踏むリズム /川名ますみ☆ 針の上下するリズム、糸の踊るリズム、そこを通って滑り出てくる布のリズム、音のリズム。伸びやかな春を感じます。 返信する 小西 宏 2014年3月17日 20:55 デイリー句会投句 ★紅膨れる椿蕾のつぎつぎと ★梅園に入れば風凪ぎ色朧 ★飯に焚く小さな香り桜えび 返信する 小口泰與 2014年3月18日 13:46 デイリー句会投句 ★夕づくと来鳴くうぐいす縁の先 ★黄水仙風にならいて向きむきに ★揺るる梢(うれ)捕まえがたき春の鳥 返信する 黒谷光子 2014年3月18日 14:37 デイリー句会投句 ★外に出でば春満月の真正面 ★春の月遮るものの何もなく ★お茶湯に茶柱の立つ春の朝 返信する 多田有花 2014年3月18日 16:48 デイリー句会投句 春風にセーラー服の少女たち 里芋をやわらかく煮て彼岸入り 鶯の囀り山路のあちこちに 返信する 桑本栄太郎 2014年3月18日 17:08 お礼 黒谷光子様 「青空も入れて撮り居り花ゆすら」の句をお選び頂き、嬉しい温かいコメントも頂戴しまして大変有難うございます。近在の丘の上の公園にはグランドがあり、円い頂き近辺には小さな梅林もあります。そして周囲には、土佐みづき、団栗、椎の木、山茶花、椿、雪柳なども植栽され、一本のみゆすら梅も咲いています。散策の折、アマチュアカメラマンの写真を撮る様子を眺めていました。 返信する 桑本栄太郎 2014年3月18日 17:18 デイリー句会投句 ★あおぞらの梢艶めき春日さす ★菜の花のひと畝残し耕さる ★うす淡く容ゆるびて山笑う 返信する 桑本栄太郎 2014年3月18日 18:47 好きな句 ★里芋をやわらく煮て彼岸入り/多田有花 ほとけ様のご供養には、本来普段家でよく家族が食べるものをお供えものとし、一緒に食べる事でご先祖様へ感謝の気持ちを表すとも聞いた事があります。厳しい寒さより開放され、ようやく暖かい彼岸の頃がよく表現されていると思います。 返信する 小西 宏 2014年3月18日 18:52 好きな句 好きな句☆外に出でば春満月の真正面 /黒谷光子☆ 玄関口でしょうかお庭でしょうか? 外に出て立つと大きな春の月。「真正面」が春の長閑さを湛えています。 返信する 小西 宏 2014年3月18日 18:53 デイリー句会投句 ★陽の庭に白木蓮の花浮かぶ ★さざ波立て陽を輝かせ春の風 ★ふと風の止み香の中に入る梅の園 返信する 古田敬二 2014年3月18日 22:57 デイリー句会投句 藪椿森の夕べに高く咲く 木五倍子咲く藪へ夕べの偲び来る さ緑に垂れて木五倍子の夕べかな 返信する 古田敬二 2014年3月18日 22:59 コメントいただきありがとうございました。 栄太郎さん、新築の槌音高し春の風 にコメントいただきありがとうございました。 他人の新築の工事の音でもなんだか嬉しい気持ちになりました。 返信する 小口泰與 2014年3月19日 9:01 デイリー句会投句 ★毛鉤追う雪代山女斑のおどる ★芽柳の彼方の榛名雪解かな ★水温み山風さわに鳥を呼び 返信する 黒谷光子 2014年3月19日 13:17 デイリー句会投句 ★重文の堂や広間や馬酔木咲く ★名園は伊吹を借景春霞む ★春日射す境内に鳩たむろする 返信する 桑本栄太郎 2014年3月19日 16:38 デイリー句会投句 ★はじらいを見せて白れんついに咲く ★咲き初めのうすきみどりや白木蓮 ★夕暮れの淡き茜や春霞 返信する 桑本栄太郎 2014年3月19日 18:18 好きな句 ★重文の堂や広間や馬酔木咲く/黒谷光子 何処の寺院でしょうか?寺院の境内に馬酔木の花が咲き乱れ、否が上にも重厚な佇まいを想わせてくれます。 返信する 多田有花 2014年3月19日 18:35 デイリー句会投句 校舎からゆるゆる昇る朧月 芽立ちの香たち初む山を歩きけり 春の山歩く上着を脱ぎ捨てて 返信する 多田有花 2014年3月19日 18:37 お礼 栄太郎さま、 「里芋をやわらく煮て彼岸入り」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。 暑さ寒さも彼岸まで、の言葉どおり、ぐっと暖かくなってきました。 返信する 桑本栄太郎 2014年3月19日 19:17 好きな句 ★毛鉤追う雪代山女斑のおどる/小口泰與 もう毛鉤を追う季節となったようですね?雪解川の水に泳ぐ山女を雪代山女と言うようですが、毛鉤を追って輝く山女のパールマークが眼の前に見えるようです。 返信する 佃 康水 2014年3月19日 20:02 好きな句 ☆陽の庭に白木蓮の花浮かぶ/小西 宏 日差し有る庭に咲いている白木蓮、あの白い花が空に浮かんで居る様に見えます。納得の御句です。 返信する 佃 康水 2014年3月19日 20:04 デイリー句会投句 ★粒餡を炊く香の満ちて彼岸入り ★刺身盛る尖る細魚の口添えて ★初花や川青々と止めどなく 返信する 河野啓一 2014年3月19日 21:06 デイリー句会投句 ★霞立つ朝の空ゆく鳥の群れ ★主送る門辺に咲くや八重椿 ★塩むすび提げて出掛ける春の 野辺 返信する 小西 宏 2014年3月19日 21:29 好きな句 ☆粒餡を炊く香の満ちて彼岸入り /佃 康水☆ 個人的な話ですが、私は粒餡が大好きです。噛み心地がいいのか、香りをより強く感じるのか。それはともかく、輝くような光に満ちた春の日を生き生きと描写する御句です。 返信する 小西 宏 2014年3月19日 21:30 お礼 佃康水さま 「陽の庭に白木蓮の花浮かぶ」へのお言葉、たいへん嬉しく頂戴いたしました。白木蓮の透き通るような白さに感動いたします。 返信する 小西 宏 2014年3月19日 21:31 デイリー句会投句 ★春寒も股引おいて家を出る ★伐られたる枝に突き立つ梅の花 ★陽に近き枝の黒きや花芽ぐむ 返信する 古田敬二 2014年3月19日 22:23 デイリー句会投句 青空へ開花宣言桜花 ざわめいて開花宣言青空へ 春光へ青鷺ゆっくり首伸ばす 返信する 小口泰與 2014年3月20日 9:59 御礼 桑本栄太郎様 「雪代山女」の句を好きな句にお取り上げ頂き、すばらしいコメントを賜り厚く感謝申し上げます。ありがとうございました。 返信する 小口泰與 2014年3月20日 10:02 デイリー句会投句 ★つばくらの川くつがえる風の中 ★七十年浅間の雪解仰ぎおり ★かしましき声を降ろせり花見舟 返信する 黒谷光子 2014年3月20日 15:28 お礼 小西宏様 「春満月」の句にコメントをいただき、ありがとうございました。玄関を出た先に遮るものの何もなく満月を見ることができました。うれしく読ませていただきました。 返信する 黒谷光子 2014年3月20日 15:55 お礼 桑本栄太郎様 「馬酔木」の句にコメントをいただきまして、ありがとうございました。長浜御坊さんとよばれている真宗の大通寺で毎年「馬酔木展」が開催され庭にもありますが盆栽の馬酔木がたくさん展示されます。湖北は真宗寺院が多く、その中核となっているお寺です。江戸初期の建立で本堂、広間、書院など重要文化財が多くあります。たまたま近くに行きましたので拝観してまいりました。 返信する 佃 康水 2014年3月20日 17:15 お礼 小西 宏様 「粒餡を炊く香の満ちて彼岸入り」の句へ大変嬉しいお言葉を頂き誠に有難うございます。粒餡の食感を好まれる方が多いですね。割と簡単ですので最近は専ら粒餡にしています。仕上げに水あめを入れると艶良く出来上がります。明日また作ることになりました。 返信する 祝恵子 2014年3月20日 17:21 デイリー句会投句 ★路地路地に子の声遊ぶ春休み ★子ら去りてふらここ軽くなりゆるる ★濃き色のヒカンサクラに目白鳴く 返信する 祝恵子 2014年3月20日 17:41 お礼 桑本栄太郎様、「椿寺」に嬉しいコメントを頂きましてありがとうございます。等持院にでかけました。4百年という、有楽椿が沢山の花を付けていました。 返信する 桑本栄太郎 2014年3月20日 19:14 デイリー句会投句 ★地ひびきを立てて紅置く落椿 ★川べりを歩めば風の余寒かな ★日暮れれば淡き茜や春霞 返信する 桑本栄太郎 2014年3月20日 19:24 好きな句 ★粒餡を炊く香の満ちて彼岸入り/佃 康水 春の彼岸、牡丹の咲く頃につくるのが「ぼたもち」、秋彼岸は萩の花の咲く頃のため「おはぎ」とも言いますね。小生はうるち米も少し入れ、まだもち米のつぶつぶが残るほど柔らかく搗き、餡も粒餡が大好きです。好物の小豆が煮える香りに、わくわくするほど期待が膨らみます。 返信する 川名ますみ 2014年3月20日 21:27 お礼 栄太郎さま、宏さま、「三月の母がミシンを踏むリズム」の句へお優しいコメントをお寄せ下さいましてありがとうございます。春めく頃になると、不思議と母は、よくミシンを踏みます。私がまだうとうとしている朝方、エプロンや布巾を、さっと縫ってゆくリズムが、心地好く響きます。 返信する 佃 康水 2014年3月21日 17:28 お礼 桑本栄太郎様 「粒餡を炊く香の満ちて彼岸入り」の句に素晴らしいお言葉を頂き嬉しく読ませて頂きました。皆さん粒餡を好まれますのでまた割に簡単に出来ますので粒餡の「ぼたもち」を作ります。お彼岸ですのでお供え用とお裾分け用とを今日も作りました。私も半潰しで作ります。 返信する
コメント
デイリー句会投句
馬鈴薯の種植え畝を高くする
昼の陽に種芋眠る畝高し
新築の槌音高し春の風
デイリー句会投句
★たらの芽に浮子の絡まる夕まずめ
★嬬恋の色なき里にいぬふぐり
★春の草芝に萌え出で耘れり
デイリー句会投句
低山の春の稜線を歩く
目の覚めるような菜の花畑かな
窓を開け春の風入れ走りけり
デイリー句会投句
★夕暮れの西空蒼く春の闇
★菜の花のお浸し添える夕餉かな
★蛸足の白きも入りぬ若布和え
好きな句
★新築の槌音高し春の風/古田敬二
春三月の今の時季は卒業、転勤、引越しなどで何かと身辺の慌しい時です。春の到来だけでも心弾む中、新築の完成を待つ事も春の喜びが倍増です。
好きな句
★たらの芽に浮子の絡まる夕まずめ/小口泰與
気温の上昇と共に川魚の動きも活発となり、本格的な釣りの到来ですね!!。夕まずめの打ち返しが忙しいほどの釣果の光景が想われ、ぞくぞくと興奮して来るようです。
好きな句
★目の覚めるような菜の花畑かな/多田有花
嘗ては何処にでも在った菜の花畑も、近年は殆ど見かけなくなりました。何処かで、一大群落に遭遇されたものと拝察しますが、菜の花の黄色は集まれば驚くほどの黄明かりですね!!。
デイリー句会投句
★早春賦歌声流るデイの朝
★花杏淡く高くと咲き初める
★雪解かな箕面の谷に水の音
デイリー句会投句
あたたかやアイロン台に白きもの
アイロンとミシンを広げ春の居間
三月の母がミシンを踏むリズム
御礼
桑本栄太郎様
「たらの芽」の句を好きな句にお取り上げ頂き、そのうえすばらしいコメントを賜り厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
デイリー句会投句
★薄氷やごうごうと吹く木々の風
★今生を浅間仰ぎて畑打
★赤城より雨雲出づる揚ひばり
デイリー句会投句
★池の面を見つめて抹茶椿寺
★交番の地図を広げて古都の春
★雪残る寺にご朱印頂きぬ
デイリー句会投句
★春泥を避けて川べり歩みけり
★ゆすら咲き花に取りつくカメラマン
★青空も入れて撮り居り花ゆすら
好きな句
★三月の母がミシンを踏むリズム/川名ますみ
ようやく日差しも暖かくなり、春めいて来ました。
何もかもこころ弾む季節となりましたが、母上が踏まれるミシンの音も心地良く、明るく弾んで聞こえている作者です。「三月の母」との措辞に、温かい愛情まで垣間見えますね!!
好きな句
★池の面を見つめて抹茶椿寺/祝 恵子
何処のお寺でしょう?前後の御句より、京都のお寺と拝察しますが、椿で名高いお寺さんの静謐な佇まいの中で頂くお抹茶は、春の到来を楽しみ心から和むようですね!!。
デイリー句会投句
青空の色を零して犬ふぐり
指先に香りを残し蕗の薹
香と苦み楽しむ夕餉の蕗の薹
好きな句
★青空も入れて撮り居り花ゆすら/桑野栄太郎
青空に映える可憐なゆすら梅の白い花、いい写真を撮られたことでしょう。花を楽しみ、美味しさを楽しみ、俳句と写真に残す楽しみ、すばらしいと思います。
好きな句
☆三月の母がミシンを踏むリズム /川名ますみ☆
針の上下するリズム、糸の踊るリズム、そこを通って滑り出てくる布のリズム、音のリズム。伸びやかな春を感じます。
デイリー句会投句
★紅膨れる椿蕾のつぎつぎと
★梅園に入れば風凪ぎ色朧
★飯に焚く小さな香り桜えび
デイリー句会投句
★夕づくと来鳴くうぐいす縁の先
★黄水仙風にならいて向きむきに
★揺るる梢(うれ)捕まえがたき春の鳥
デイリー句会投句
★外に出でば春満月の真正面
★春の月遮るものの何もなく
★お茶湯に茶柱の立つ春の朝
デイリー句会投句
春風にセーラー服の少女たち
里芋をやわらかく煮て彼岸入り
鶯の囀り山路のあちこちに
お礼
黒谷光子様
「青空も入れて撮り居り花ゆすら」の句をお選び頂き、嬉しい温かいコメントも頂戴しまして大変有難うございます。近在の丘の上の公園にはグランドがあり、円い頂き近辺には小さな梅林もあります。そして周囲には、土佐みづき、団栗、椎の木、山茶花、椿、雪柳なども植栽され、一本のみゆすら梅も咲いています。散策の折、アマチュアカメラマンの写真を撮る様子を眺めていました。
デイリー句会投句
★あおぞらの梢艶めき春日さす
★菜の花のひと畝残し耕さる
★うす淡く容ゆるびて山笑う
好きな句
★里芋をやわらく煮て彼岸入り/多田有花
ほとけ様のご供養には、本来普段家でよく家族が食べるものをお供えものとし、一緒に食べる事でご先祖様へ感謝の気持ちを表すとも聞いた事があります。厳しい寒さより開放され、ようやく暖かい彼岸の頃がよく表現されていると思います。
好きな句
好きな句☆外に出でば春満月の真正面 /黒谷光子☆
玄関口でしょうかお庭でしょうか? 外に出て立つと大きな春の月。「真正面」が春の長閑さを湛えています。
デイリー句会投句
★陽の庭に白木蓮の花浮かぶ
★さざ波立て陽を輝かせ春の風
★ふと風の止み香の中に入る梅の園
デイリー句会投句
藪椿森の夕べに高く咲く
木五倍子咲く藪へ夕べの偲び来る
さ緑に垂れて木五倍子の夕べかな
コメントいただきありがとうございました。
栄太郎さん、新築の槌音高し春の風 にコメントいただきありがとうございました。
他人の新築の工事の音でもなんだか嬉しい気持ちになりました。
デイリー句会投句
★毛鉤追う雪代山女斑のおどる
★芽柳の彼方の榛名雪解かな
★水温み山風さわに鳥を呼び
デイリー句会投句
★重文の堂や広間や馬酔木咲く
★名園は伊吹を借景春霞む
★春日射す境内に鳩たむろする
デイリー句会投句
★はじらいを見せて白れんついに咲く
★咲き初めのうすきみどりや白木蓮
★夕暮れの淡き茜や春霞
好きな句
★重文の堂や広間や馬酔木咲く/黒谷光子
何処の寺院でしょうか?寺院の境内に馬酔木の花が咲き乱れ、否が上にも重厚な佇まいを想わせてくれます。
デイリー句会投句
校舎からゆるゆる昇る朧月
芽立ちの香たち初む山を歩きけり
春の山歩く上着を脱ぎ捨てて
お礼
栄太郎さま、
「里芋をやわらく煮て彼岸入り」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。
暑さ寒さも彼岸まで、の言葉どおり、ぐっと暖かくなってきました。
好きな句
★毛鉤追う雪代山女斑のおどる/小口泰與
もう毛鉤を追う季節となったようですね?雪解川の水に泳ぐ山女を雪代山女と言うようですが、毛鉤を追って輝く山女のパールマークが眼の前に見えるようです。
好きな句
☆陽の庭に白木蓮の花浮かぶ/小西 宏
日差し有る庭に咲いている白木蓮、あの白い花が空に浮かんで居る様に見えます。納得の御句です。
デイリー句会投句
★粒餡を炊く香の満ちて彼岸入り
★刺身盛る尖る細魚の口添えて
★初花や川青々と止めどなく
デイリー句会投句
★霞立つ朝の空ゆく鳥の群れ
★主送る門辺に咲くや八重椿
★塩むすび提げて出掛ける春の
野辺
好きな句
☆粒餡を炊く香の満ちて彼岸入り /佃 康水☆
個人的な話ですが、私は粒餡が大好きです。噛み心地がいいのか、香りをより強く感じるのか。それはともかく、輝くような光に満ちた春の日を生き生きと描写する御句です。
お礼
佃康水さま
「陽の庭に白木蓮の花浮かぶ」へのお言葉、たいへん嬉しく頂戴いたしました。白木蓮の透き通るような白さに感動いたします。
デイリー句会投句
★春寒も股引おいて家を出る
★伐られたる枝に突き立つ梅の花
★陽に近き枝の黒きや花芽ぐむ
デイリー句会投句
青空へ開花宣言桜花
ざわめいて開花宣言青空へ
春光へ青鷺ゆっくり首伸ばす
御礼
桑本栄太郎様
「雪代山女」の句を好きな句にお取り上げ頂き、すばらしいコメントを賜り厚く感謝申し上げます。ありがとうございました。
デイリー句会投句
★つばくらの川くつがえる風の中
★七十年浅間の雪解仰ぎおり
★かしましき声を降ろせり花見舟
お礼
小西宏様
「春満月」の句にコメントをいただき、ありがとうございました。玄関を出た先に遮るものの何もなく満月を見ることができました。うれしく読ませていただきました。
お礼
桑本栄太郎様
「馬酔木」の句にコメントをいただきまして、ありがとうございました。長浜御坊さんとよばれている真宗の大通寺で毎年「馬酔木展」が開催され庭にもありますが盆栽の馬酔木がたくさん展示されます。湖北は真宗寺院が多く、その中核となっているお寺です。江戸初期の建立で本堂、広間、書院など重要文化財が多くあります。たまたま近くに行きましたので拝観してまいりました。
お礼
小西 宏様
「粒餡を炊く香の満ちて彼岸入り」の句へ大変嬉しいお言葉を頂き誠に有難うございます。粒餡の食感を好まれる方が多いですね。割と簡単ですので最近は専ら粒餡にしています。仕上げに水あめを入れると艶良く出来上がります。明日また作ることになりました。
デイリー句会投句
★路地路地に子の声遊ぶ春休み
★子ら去りてふらここ軽くなりゆるる
★濃き色のヒカンサクラに目白鳴く
お礼
桑本栄太郎様、「椿寺」に嬉しいコメントを頂きましてありがとうございます。等持院にでかけました。4百年という、有楽椿が沢山の花を付けていました。
デイリー句会投句
★地ひびきを立てて紅置く落椿
★川べりを歩めば風の余寒かな
★日暮れれば淡き茜や春霞
好きな句
★粒餡を炊く香の満ちて彼岸入り/佃 康水
春の彼岸、牡丹の咲く頃につくるのが「ぼたもち」、秋彼岸は萩の花の咲く頃のため「おはぎ」とも言いますね。小生はうるち米も少し入れ、まだもち米のつぶつぶが残るほど柔らかく搗き、餡も粒餡が大好きです。好物の小豆が煮える香りに、わくわくするほど期待が膨らみます。
お礼
栄太郎さま、宏さま、「三月の母がミシンを踏むリズム」の句へお優しいコメントをお寄せ下さいましてありがとうございます。春めく頃になると、不思議と母は、よくミシンを踏みます。私がまだうとうとしている朝方、エプロンや布巾を、さっと縫ってゆくリズムが、心地好く響きます。
お礼
桑本栄太郎様
「粒餡を炊く香の満ちて彼岸入り」の句に素晴らしいお言葉を頂き嬉しく読ませて頂きました。皆さん粒餡を好まれますのでまた割に簡単に出来ますので粒餡の「ぼたもち」を作ります。お彼岸ですのでお供え用とお裾分け用とを今日も作りました。私も半潰しで作ります。