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コメント
デイリー句会投句
デイリー句会投句 (河野啓一)2015-03-11 10:18:24★浮雲の遠きや今日は震災忌
★春吹雪妻は歯科医へ走りゆき
★天気図も厳しや列島冴え返る
デイリー句会投句 (小口泰與)2015-03-11 10:31:27★本流へくい込む支流蕗のとう
★ほつほつと山茱萸咲けり鳥の声
★瀬頭の荒きや梅のふつふつと
デイリー句会投句
★木五倍子垂れる藪吹く風に揺れるほど
★いち早く早緑見せて木五倍子垂れる
★森に独り芽吹きの大樹に凭れけり
デイリー句会投句
復興の言葉溢れて凍返る
啓蟄や野球部員の声高く
春の雪パッチワークの色合わせ
デイリー句会投句
<東北大震災追悼>
★みちのくに光みせばや木の芽張る
★携帯の訓練メールや冴え返る
★天皇(すめらぎ)の式辞かしこき震災忌
デイリー句会投句
★青き踏み弓引き絞る女子高生
★洗面をはたと止め聞く初音かな
★小魚の群れし岸辺に水草生う
デイリー句会投句
★紅梅の時序の正しく咲きにける
★揚ひばり瀬頭荒び初めにける
★校庭の鴉あまゆる春休
投句
つばの有る帽子選んで春吹雪
春の夜鼻歌聞ゆ子供部屋
代表の祝意表すスケート場
デイリー句会投句
春の雪彼方で海の光りおり
春場所や力相撲に拍手湧く
大相撲観戦春のおこわ持ち
デイリー句会投句
★囀りの朝の日射しの窓明かり
★殊更に目覚め明るき春障子
<東北大震災追悼>
★黙祷の瞬時四年や春愁ふ
好きな句
殊更に目覚め明るき春障子/桑本栄太郎
日の出も早くなって障子越しの朝日を嬉しく思う気持ちが伝わってきます。
デイリー句会投句
★夕陽から噴き出る様に春の雪
★フロントへ着地すぐ消ゆ春の雪
★尾びれには餡無き鯛焼き冴え返る
デイリー句会投句
★名草の芽時序あやまたず出でにけり
★縄文の土の匂いや風光る
★山茱萸の花や和菓子のうす緑
デイリー句会投句
★池の面に揺れて霞みて丘の芽木
★菜の花の耀く朝の光かな
★はんなりと開花控えし芽木の群れ
デイリー句会投句
対岸に羽ばたく音す春の鴨
漣の寄せくる岸辺花菜満つ
「蝶々」と幼子は指差し呼びぬ
御礼
上島祥子様
「殊更に目覚め明るき春障子」の句をお選び頂き、嬉しい
コメントも頂戴しまして大変有難うございます。
三月に入り、朝の日の出も少しづつ早くなって来ました。
好天気の朝の満ち足りた目覚めは、殊更に障子明かり
が明るく感じられます。
デイリー句会投句
★細枝の赤くときめき春の雨
★春北風やうつむく列の登校生
★のどけしやガラスにひびく飛機の音
デイリー句会投句
★啓蟄の畝滑り落つ天道虫
★梅林の香り横切り吟行す
★畑一面星の降る様いぬふぐり
デイリー句会投句
★煙突が雲と繋がる春の昼
★初音聞くきらめく池の波影に
★木五倍子(きぶし)垂れ山路にひかり移りゆく
デイリー句会投句
★三県に境連なる野焼きかな
★しっかりと芝を掴みし春の草
★そよ風や等間隔に落ひばり
デイリー句会投句
★枝先のぽつとひと粒ゆきやなぎ
★雲雀野や田面の風のさみどりに
★山茱萸のほつほつ解く垣根かな
デイリー句会投句
★谷深く霞むピンクの梅林
★白梅を覗けば蕊の騒ぎかな
★軽やかに春ひびかせて棚田水
デイリー句会投句
★雪しろや出荷まちわぶ稚魚の群
★水温む今朝の赤城山(あかぎ)は靄の中
★釣りあがる雪代山女掌に反りし
デイリー句会投
★父戦死故郷で鳴く雉のごと
★土手の土やわらかそうにハミングを
★朝日受け大きな桜よもうまじか
デイリー句会投句
★明るさに窓を開けば沈丁花
★空に咲き白木蓮の影妖し
★垣を染め紅要黐(べにかなめもち)新芽吹く
デイリー句会投句
★春水の堰水光る怒濤かな
★さくさくと鍬音ひびき風光る
★葉の剪られ畑に起ち居り春大根
好きな句
★明るさに窓を開けば沈丁花/小西 宏
朝の起きがけに明るい窓を開ければ、先ず沈丁花の
香り飛び込んで来る。心地良い朝の目覚めが想われ
今日、一日の幸せが約束された心情が素敵である。
デイリー句会投句
観梅やコンビニ弁当携えて
春昼の窓辺にミニのクラシックカー
曇天や菜の花畑の鮮やかに
好きな句
★曇天や菜の花畑の鮮やかに/多田有花
菜の花の黄明かりは、どこに居ても目立ちますね?
今日、外出先の至る所で菜の花の咲き乱れる光景を
眺めて来たばかりです。曇天も何のそのの明かりでした。
デイリー句会投句
★毛鉤追う雪代岩魚影流れ
★遠山のはや雪形や厩だし
★野良猫の通い道なり茎立てる
デイリー句会投句
★饒舌や田面の天(そら)の揚ひばり
★背丈伸びうすむらさきや豆の花
★空の映えつんつんつのる蘆の角
デイリー句会投句
★花馬酔木霞か雲か枝揺れて
★春が来てなおクリスマスローズかな
★髪刈って風に吹かれて花だより
好きな句
★垣を染め紅要黐(べにかなめもち)新芽吹く/小西宏
きます。何度か句材にしたいと思いながらできませんでした。平易な表現でありながら、紅かなめの芽吹きの素晴らしさが目に浮かびます。
お礼
河野啓一さま
「垣を染め紅要黐新芽吹く」に素敵なお言葉をお寄せ下さり、たいへん有難うございました。今はちょうど垣根の紅要黐の葉が入れ替わる季節で、古くからある緑と新しく伸び出る紅との交わりがとてもきれいです。
デイリー句会投句
★青空を覆える枝に確かな春
★軽やかな雲に乗り花迎えに行く
★水温みホー無き鳥のケキョの声
デイリー句会投句
★草原を一望すれば春の風
★芽吹き待つ林の中の囀りよ
★積りたる落ち葉潜りてクロッカス
デイリー句会投句
★卒業子鴨居隠しを越えにけり
★ふた回り靴も大きく卒業す
★春場所や舞妓言葉のはんなりと
デイリー句会投句
★梅散って花びらまるく愛らしく
★桜芽のはち切れそうな日の耀き
★春キャベツお好み焼に薄緑
デイリー句会投句
かけられて囀りを待つ巣箱かな
地に咲いて星の瞬きいぬふぐり
青空よりしだれしだれて枝垂梅
お礼
栄太郎さま、
「曇天や菜の花畑の鮮やかに」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。
おっしゃるとおり、菜の花の色は曇り空の下でも明るく輝いていました。
春の明るさを象徴する色だと感じます。
デイリー句会投句
★堰水のうたかた光り春の風
★石垣の矧ぎ目に草の芽吹きけり
★回るあり止まるもありぬ風車
好きな句
★春キャベツお好み焼きに薄緑/小西 宏
お好み焼きの具材に混ぜた、春キャベツの薄緑は
如何にも鮮やかですね?今頃の時季に食べるお好み
焼きは、小生も大好きで日に三度食べても良い程です。
「粉もんや三度傘」とでも・・・。
好きな句
★地に咲いて星の瞬きいぬふぐり/多田有花
小さくて愛らしいいぬふぐりは、まったくその通りの様子
ですね!!。
大変シンプルでいながらその実、とても巧みな詠みに
感嘆するほど共感します。
お礼
桑本栄太郎さま
「春キャベツお好み焼に薄緑」に素敵なお言葉を頂戴でき、とてもうれしく思っております。どうも有難うございました。
関西では、たこ焼やお好み焼などのことを「粉もん」と呼ぶのだそうですね。今では関東でもお好み焼が盛んですが、もともとは関西が発祥の地なのだそうですね。昔、神戸の街で若夫婦の会話を聞いて、下記のような駄句を作った記憶があります。季節は夏でした。
お好み焼きしたいねんキャベツ買うてきて
お礼
桑本栄太郎さま
「春キャベツお好み焼に薄緑」に素敵なお言葉を頂戴でき、とてもうれしく思っております。どうも有難うございました。
関西では、たこ焼やお好み焼などのことを「粉もん」と呼ぶのだそうですね。今では関東でもお好み焼が盛んですが、もともとは関西が発祥の地なのだそうですね。昔、神戸の街で若夫婦の会話を聞いて、下記のような駄句を作った記憶があります。季節は夏でした。
お好み焼きしたいねんキャベツ買うてきて
デイリー句会投句
★春荒の奇岩の山の鎖道
★芦の角妙義山(みょうぎ)を洗う雨ざんざ
★ぬかるみをありく鴉のおぼろかな
デイリー句会トウく投句
服部緑地公園
★梅林の空に囀りヒヨの声
★道すがら柳古木も浅みどり
★春の薗自転車に乗って少女たち
デイリー句会投句
★髪を切り身心ともに春うらら
★亡き父の鏡の中に入り彼岸
★菜の花のあそびせんとや蝶と化す
デイリー句会投句
春霞兄妹飽かず連弾す
少年のピアノの止みぬ夕霞
連山の裾野霞ませ夕暮るる
デイリー句会投句
入り彼岸夜には雨となる気配
西行の歌碑の彼方の春霞
山歩く人の増えたり春なかば
お礼
栄太郎さま、
「地に咲いて星の瞬きいぬふぐり」を好きな句にお選びいただき、ありがとうございます。
いぬふぐりが咲き出したのを見ると、ぱっと明るい気持ちになりますね。
小さい花ながら独特の美しい青色が地面できらきら輝いているようです。
好きな句
★春霞兄妹飽かず連弾す/川名ますみ
幼い兄妹なのでしょうか、それとももう青年期が近いような二人なのか、いろいろ情景が浮かぶ御句です。
優しい春のメロディを奏でているのでしょうね。
「春霞」がその情景全体を朧に彩って、淡いパステル画のようなおもむきです。
デイリー句会投句
匂うかに天向くはくれん日和かな
花散らす野鳥つぎつぎ寒ざくら
クリスマスローズ咲かせ御苑に春来る
デイリー句会投句
★陽に揺れて豊かな水や葦芽ぐむ
★春の田に耀き水の落ちる音
★パパも手をつなぎ卒園髪飾り
お礼
有花さま、「春霞」の句にすてきなコメントを頂きまして、ありがとうございます。
上階にお住まいのご兄妹が、ピアノが大好きで…。春霞の美しい昨日は、ことさら楽しげに奏でる音がこぼれ来て、私も優しい心持ちで過ごしました。窓外の朧な景色と相俟って、まさにパステル画の空気に居るようでした。
デイリー句会投句
海峡は薄ぼんやりと春の中
冴え返る五岳見渡す阿蘇のお湯
漱石の小説にひたる花曇
デイリー句会投句
★白鳥の引くや湖荒涼と
★芦の角膨るる川の自ずから
★しゃぼん玉追う子の眼生き生きと
デイリー句会投句
高らかに囀り響く都市の杜
春うらら芝生に憩う人多き
春先の黄の花多く土佐みずき
デイリー句会投句
★ウグイスの歌のレッスン野に響く
★樟の木の新芽に風の心地よし
★俯いて満天星(どうだん)の芽のうす緑
デイリー句会投句
★さみどりとなりし田面や揚ひばり
★乙訓は風の丘なり花菜晴れ
★なだらかな遙か生駒嶺(いこま)や春霞
デイリー句会投句
行きずりに触るる真白き雪柳
目覚めたるごと温室の睡蓮花
瑞枝よりさみどりに垂る木五倍子かな
デイリー句会投句
★里山の寺の古りたり鴉の巣
★夕映えを波に加えし桜魚
★巣燕や堂の白壁雨に濡れ
デイリー句会投句
桜の芽つぼみにならむと緑さす
紫木蓮車窓に過ぎてより気づく
信号の向こう大きく辛夷咲く
デイリー句会投句
あしたから春休みなり鬼ごっこ
蕗味噌のレシピ言い合う春の土手
春泥を避けて春泥踏みにけり
デイリー句会投句
★中腹に十字架ありぬ山笑ふ
★そのままの翔びだしそうな白木蓮
★菜の花のあそびせんとや蝶と化す
好きな句
★紫木蓮車窓に過ぎてより気づく/川名ますみ
今の時季は、出掛ける度に春の景色の進み具合に気づきますね!!。小生もバス、電車で出掛ける時は必ず句帳を片手の春探しです。あ!今のは白木蓮?、あ!あれは桜?と車窓を過ぎてから気づく事が良くあります。その心情にとても共感致します。
好きな句
★春泥を避けて春泥踏みにけり/内山富佐子
春先は天候も変わりやすく、雨も良く降りますね!!。
ぬかるみの春泥とは、まったく御句の通りです。春泥の
リフレインにより、その情景の趣きが深く感じられます。
デイリー句会投句
★栗鼠の尾の揺れて木五倍子(きぶし)の花の散る
★崖道の意気鮮やかに藪椿
★竹の子を焚いて若布の色匂う
デイリー句会投句
★花に笑む遺影も歌えや我らの献歌
★満開の桜をバックに笑む遺影
★春の花に埋もれて君は棺に冷え
投句
山門の開け放たれて枝垂れ梅
吊雛の数を競いて城下町
春夕焼けしまい忘れの草履かな
好きな句
桜の芽つぼみにならむと緑さす/川名ますみ
暖かくなってきて花の準備をする桜が気になります。
まだ小さな緑がついただけではありますが。
お礼
栄太郎さま、紫木蓮の句にご共感頂きまして、ありがとうございます。いつもの通院の道のりですが、先週まで気づかなかった紫木蓮が満開になっていて、驚きました。すぐにはそれと分からず、仰るように通り過ぎてから「あ、今のは紫木蓮?」と気づいた次第。車窓の景色もはなやいで、通院も楽しいです。
祥子さま、桜の芽の句にコメントを頂戴しまして、ありがとうございます。桜の芽が日ごとふくらみ、その変化を見るだけでも、お花見のようにわくわくいたします。春に入り、桜の枝や花芽が、だんだん赤みを帯びてきましたが、ここ数日は花芽にうっすら緑色が透けて見えます。もうじき蕾になりますね。
お礼
栄太郎様
春泥の句をお選び下さいまして有難うございました。
雪国では土手にまだ所々雪の塊残っていて、雪解け水がしみ出てぬかるみを作っています。歩くところが狭いので無傷で通り過ぎるのが難しいのです。それでも明るいスニーカーで歩きたくなるのですから困ったものです。
好きな句
菜の花のあそびせんとや蝶と化す/桑本栄太郎
爛漫の菜の花が風に揺れているそのまま春空を舞いたい その願いが紋黄蝶となってひらひらと自由に舞っている。一面の菜の花畑の昼の幻想を見ているようなうっとりとした気持ちになりました。