明け方小雨。
「天平」の匂いのお香秋立つ日 正子
ししとうを煮て真みどりの発色す 正子
秋暑し供える水を冷たくし 正子
●花冠369号に写真を差し込む場合について印刷会社にメールで問い合わせ。
コート紙で写真分をカラーにすることにした。記事中の写真2枚はモノクロにする。花冠で写真を入れるのは初めてだが、創刊40周年なので特別と考える。切り詰めて、詰めて、総ページが58ページになった。
●花冠の編集最後の詰めをし始めたが、変な暑さに疲れて、就寝。明日仕上げて印刷所に入稿とする。
曇り、夕立。
きらきらと夕立ビルの間を走り 正子
たいくつな夏の真昼や香を焚く 正子
ほおずきの青きものから赤きまで 正子
●大船で電車事故。電柱が傾いてそれにぶつかったという事故。
●花冠の編集最終段階。
曇り
元安川
蝉音ふる川面の水のさざ波す 正子
原爆の日少女少年詩をよみぬ 正子
夏菊の仏花にありて愛らしさ 正子
●原爆記念式典をテレビで見る。花輪を渡したり、平和の言葉を述べる小学生たちの歩く速さが速い。この歩く速さは美しい。
●句美子が久しぶりに来る。板橋に荒川の花火を見にいったら、枯草が燃える火事になって、一つの川岸の花火が中止になったという。対岸の花火は続いていたと。花火大会の前には枯草に水を撒くらしいが、それも酷暑のせいで効かなかったようだ。
●台風6号がUターンして沖縄や奄美地方を再び襲っている。
晴れ
●府中の妹が野菜など送ってくる。玉ねぎ茶、乾燥レモングラース、青パパイヤドレッシング、山椒のしょうゆ漬けなどあり。
●写真をデジタル化してもらったのを写真店に取りに行く。DVDに入れてもらっていいが、dellにはCDの入れ口がない。で、USBをノジマで買ってきていれてもらった。帰ってすぐ創刊40周年の記事に張り付けた。4枚は無理で3枚。
晴れ
●花冠369号の裏表紙、花冠叢書の先行叢書(水煙時代)「愛媛俳句シリーズ」などを掲載する予定が、正確さが担保できないので、じっくり調べてからのせることにした。その代わり、小西昭夫さんの選んだ信之俳句30句を載せることにした。
晴れ
雲の峰行く手の空の力なり 正子
夫が詠み書き留めたり雲の峰 正子
雲の峰南方方位に生まれたる 正子
●暑いさなかとは言え、急ぎの用で日吉の丸善へ。
●昨日写真店にプリントした写真をデジタル化できるか聞いた。今日は休みで、明日出かける。
晴れ
●『花の幹』のお礼状を出す。ある量を手書きするのが疲れるようになった。パソコンで打って、和紙のレター箋に印刷。
●今朝、花の水を変えようとしたら、百合の花びらがガラス細工のように透き通ている。枯れているようにも見えない。花の水に氷を朝夕入れている。そのせいでもないだろうが。
●夕方そごうへ。今日は往復東横を利用。帰りの電車は「清瀬行」。私鉄が相互乗り入れで長距離を走るようになった。知らない町行きの電車に会うと戸惑う。
それに、車内アナウンス「きよせゆき」と言っているのだろうが、「ひよしゆき」に聞こえる。
曇り、雷鳴、一時雨。
雷の去りし静けさ香を焚く 正子
洗い髪夜風ふくみて乾きけり 正子
無造作な本や文具に夏灯 正子
●昼過ぎから雷鳴。川崎では大雨警報。工事の人が川に流される事故。停電もあったらしい。
●櫟主宰の江崎紀和子さんから自身の第三句集『花の幹』(本阿弥書店)が送られてくる。好きな句。
遍路装束一人づつ違ふ白
ひときはしづか初鴨とその水と
歩を強く氷室の氷担ぎ出す
爽籟や水にしづかな水の影
浸してはゆらぐ手のひら水の秋
先がけの田鶴のこゑなりまぎれなし
なべつるのつと見廻せる野性の眼
彼岸花手折れば真水にほひけり
しろまんじゆさげ永劫に死に別れ
潮流のふつとゆるみし朧かな
晴れ、夜雷鳴、雨
遠雷のさまよい鳴るも近く来ず 正子
百合生けて水替うたびの祈りかな 正子
ペチュニアも小さき仏華としていける 正子
●夜、8時だったか9時だったか雷が鳴っていた。雨になるとは思わなかったが、夜中一雨あった。
●花冠369号、編集捗る。原稿を作りながら、少しずつ編集を変えている。369号を9月号とするのが、いいか、と思案中。
晴れ
●朝の光が秋めく感じがする。
●恵子さんの俳句をメールで返信する。一昨日は、「ファックス嫌い」ですまそうとする恵子さんに無理やりファックスを使わせる。恵子さんついに電気屋の奥さんを呼んできたとのこと。ファックスの送受信はできるようになった。通信手段は多い方がいい。
一事が万事。俳句に関してもそう。記者は並みの俳人以上に詳しく専門的によく知っている場合もあるが、決して「専門家ではない」。ここの違いを間違えないでほしい。