9月12日(火)

晴れ
●残暑はあるが、秋らしくなった。
●音楽スタジオに13時に予約をしていたので、行ったが、予約が入っていないという。そんなはずが。でもそれは確か。電子ピアノの部屋なら空いているという。迷ったが、そこでもいいかと。譜面を置くところが遠すぎて、眼鏡なしでは加線が二重に見えて困りはしたが、少し覚えて弾いてみたので、適当ながら、楽めた。
●鎌倉の成就院、紫陽花で有名だが、紫陽花を刈り取って減らしたという。その代わり萩を植えたのだと。9月下旬には見ごろになるだろうか。17日はどうだろう。

9月11日(月)

晴れ、どきどき曇り
●9月月例ネット句会入賞発表
正午発表予定には、30分ほど遅れたが、予定通りに発表。
●今日は9・11。誰も言っていない。世界はウクライナ戦争、モロッコ地震と災厄つづき。
●野球のU-18で、日本が台湾に勝って優勝したニュース。丸太君は、甲子園とU-18で優勝して、奇跡に近い。
●四時ごろセンター北のアカデミアへ。今度七里ガ浜へ行くので、旅行雑誌の「鎌倉」をめくる。アンナ・ハーレントの伝記が漫画になっているのが目に入った。それが3600円。『浄瑠璃寺の365日』。めくると「花は仏の姿」という言葉が目にはいった。菊なんかは特にそんな感じがする。
井筒俊彦の本が並んでいる。『意識と本質』の著者だったかなと著書一覧の見ると、そうだった。文庫で買って付箋だらけだが、臥風先生の俳句についての話にずばり嵌っているところがある。
帰宅は6時半ごろ。部屋は真っ暗。仏間に小さい灯をつけて行くべきだった。

9月10日(日)

晴れ
●9月月例ネット句会
●夕方句美子が来る。敬老の日の連休の予定を聞くので、七里が浜に行くと言うと、一緒に行ってあげるという。17日の日曜日に行くことにして、レストランに13時の予約を入れてくれた。
●鶏の唐揚げを作る。粉は片栗粉2に、小麦粉1の割合で混ぜて揚げる。いい出来上がり。ポテトサラダは久しぶり。じゃが芋を蒸し器で蒸して作った。味がしっかりしている。茄子とピーマンを炒めて赤みそメインの味付け味噌を入れた。考えなくて良い料理ばかりを句美子に持たせた。
●句美子に頼まれて葡萄を冷凍しておいたが、それを見て、売ってもいいくらいの出来じゃん、と喜ぶ。たしかにうまくできた。

9月9日(土)

小雨
●明日の月例句会の準備。投句された句をざっと見る。自分の句がなかなかまとまらないのに、投句された句はいい句ば並ぶ。刺激を受ける。
●朝、日の出前に5丁目の丘へ一人吟行に。丘の畑は作る人が亡くなったらしく、荒れ果てている。去年信之先生が満開の桜を背景に立っていたところは、孟宗竹の竹の垣根も朽ちて壊れ、畑は葛でおおわれている。少し歩いて、早速見えない絮らしきものが肌についたようで、かゆくなる。丘を一回りして帰る。五丁目全体が古くなった印象。

9月8日(金)

台風一過仏に留守居頼みたり  正子
台風の雨がすずしく葉を降らす 正子
 琴さんは十一月十一日癌で急逝
青い月琴さんのこと思い出す  正子
●台風13号が静岡に上陸し、関東地方を抜ける予報で、一日雨。夕方6時ごろ、台風は温帯低気圧になって、上陸しないで消滅した。千葉や茨城は線状降水帯ができて大雨。
●信之先生の句がひととおり整理できた。信之先生が自選した句もあるので、それを中心に選ぶことにするが、疲れてしまって、夜は音楽を聴いて、面白そうなYouTube を見て就寝。台風で籠っていたせいか、今日が金曜日である感覚がなかった。
●ますみさんがメールで「思いつくまま」として句を送ってきてくれた。

9月7日(木)

●台風13号が静岡や伊豆諸島へと近づいている。ひどくはないが雨。
●合同句集の信之先生の句をまとめる仕事をここ数日している。全句集を出すのに整理した句が誰かに渡ったままになっているのに気づく。ここに、信之先生も自分で選をしているのだが。平成15年から令和5年までの句が句集になっていないので、これをまとめる。20年間ほどの句。
●夜、自由な投句箱、月例ネット句会の投句を整理していて、有花さんのお母さんが亡くなられたことを投句から知る。夜も遅いので、メールでお悔み。
●ジャニーズ事件で、ジャニーズ事務所が4時間12分の記者会見。はじめは見ていたが、そんなに長く見れるものではない。感覚的には外国の事件の感じ。メディア側の罪はわかっていながら、問いにくい。

9月6日(水)

晴れ
外出に虫の鳴き出す夕ごころ  正子
方丈記立ち読む書肆の秋灯に  正子
置き積みの書の明るさに秋灯  正子
●小西さんからお悔みの葉書。花冠9月号で信之先生の死去を知り驚いたとのこと。
●夕方歩いて、日吉の丸善へ。ラジオ深夜便の「絶望名言」を聞いて、『方丈記』のその絶望名言のある終わりの方を確かめたくなった。解説本があればと思い店頭の検索機でさがす。検索にはかからなかったが、NHK出版の『方丈記』が見つかった。NHKの「100分de名著」の番組のための研究をまとめたもので、庵の詳しい図があり手軽に読める。

9月5日(火)

晴れ
●雨があがり、また暑い。
●葡萄を冷凍。ひとつひとつ軸を残して切り離し、洗って冷凍。
●九品仏という駅がある。気になる名前だが、阿弥陀如来が九体あるお寺があるとのこと。等々力渓谷と九品仏に、一度行ってみたい。
●ラジオの「絶望名言」で鴨長明の方丈記の言葉が紹介されていた。青空文庫で方丈記を探して読む。読みたいのは終わりの方。

9月4日(月)

切りもなし夫亡きあとのつくつくし 正子
秋の山越え来て書肆に文具買う   正子
秋ゆかし蛙・兎の一筆箋      正子
●夕べから雨が降ったりやんだり。雨のお陰で涼しくなる。
●合同句集の件、メールを見ていない人がいるので、みんなに電話。一人を残して全員と連絡が済む。
●暗がりの本棚から厚めの英語の本を取り出した。買ったことを忘れて紙がやけているが、「罪と罰」。めくるとわからない単語に鉛筆でアンダーラインを引いている。読んだ記憶がないが、読もうとしていたようだ。意外に一文が短い。複雑な構文がない。ドストエフスキーってこうだったか。苛酷な体験が文を短くさせたか、ということが思い浮かんだ。
ロシアがウクライナに侵攻して、なかなか戦争が終わりそうにない。そのせいで、ロシア文学を手に取りにくい。

9月3日(日)

晴れ、夜になり小雨。
雨粒のかかりし葡萄の荷が届く  正子
青ぶどう白磁のごとく手に受けぬ 正子
月の夜とずっと思いて雨の音   正子
●今日は句美子の誕生日。花冠40年の記憶とともに、の誕生日。いつもどおり今日来るかと思ったら、恩師のお見舞いに行くので来れないとメールが来る。
●妹が路地の葡萄が熟れたからと農協かどこかで買って送ってくれる。シャインマスカット、ピオーネ、ニューベリーA。ニューベリーAは葡萄らしい葡萄。これが一番好きかもしれない。まだ栽培し続けられている。
●霧の彫刻家として中谷芙二子さんという方がいるのを初めて知った。1933年生まれの中谷さんは、雪の人工結晶を世界で初めて作った中谷宇吉郎の次女とのこと。この親にしてこの子あり、を思う。霧を発生させ、自在に操る。彼女は、それをアートというより、デディケーション(献呈)と言っている。中谷宇吉郎の生まれ故郷、石川県には、行ってみたい美術館が多い。石川県は美と生活が高度に密着しているのかも。街並み、美術館、輪島塗、菓子etc.