曇り
活けてある水仙花の日々増ゆる 正子
水仙と小さき黄菊のあい馴染み 正子
水仙の花のゆるるは地震なりや 正子
●誕生日。まず、朝風呂。仏壇に燈明と線香とお水、ご飯をあげる。
●自由な投句箱の選とコメント。秀句2句とコメント。
●夕方コーヒー豆を挽いてコーヒーを沸かすが、3口ほど飲んだところで、病気になりそうな気分。すぐ戸締りをし、早々と5時に就寝。布団で静かにしていた。10時ごろ少しよくなったので、起き出して緑茶と、もらったお菓子の飛あゆを食べて、メールとブログをチェック。
晴れ、昼ごろ雨。
●子供たちがお参りに来る。お節をつくらないので、すき焼きにした。「わあ」と喜んで、牛肉いくら買ったか、とか聞いて食べる気満々だったが、結局お肉が結構残ってしまい、来年はお魚にしようと、と言うことになった。押しずしも用意したが、なだ万の高いほうのが残って、安いあっさりしたのが好評だった。なーんだ、なのだ。元希は鮨に目がないようで、何個食べたと自慢する。
そして「おばあちゃんは芭蕉の俳句を知っているか」と聞いてくる。「知ってるよ」と言うと、大晦日から元旦にかけて母親の里の岐阜にいっていたようで、向こうの祖父母や叔母たちと「芭蕉かるた」と言うのをしたと言う。奥の細道結びの地の大垣があるだけに、芭蕉はよく浸透している。
●孫の成長ぶり。半年前の信之先生の葬式のときは、それほど背が高いとは思わなかったが、会ってみると私の背丈を越している。靴は24.5センチ。大人とかわらない靴が玄関に並んで、だれがだれの靴がわからない。句美子が言うには、よく話すようになっている、と。
仏壇に出雲の「若草」を供えていたら、「これ、何?」と持ってきた。食べるてみるというので、外側を少し落として甘くないようにして渡すと、「甘いのがすきだから」と、そのままの方を食べた。大丈夫かなと見ていると、おいしいと言う。抹茶なら甘めをと言う。上用饅頭も平気で食べる。小さい子にしては珍しく和菓子がいける。
●夕食は、句美子と友宏さんの三人で。夕食の席に座ったとたん、スマホを見ていた友宏さんが、羽田でJALの飛行機が燃えて、事故があったと教えてくれる。コメントに正月なのに、と言うのがたくさんあると。
千歳空港からの旅客機と新潟へ地震の支援物資を運ぼうとしていた海上保安庁の飛行機が滑走路で衝突したとのこと。旅客機の方は死傷者なし、海保機は機長が脱出して助かり、あと5人は死亡とのこと。ありえないことが起こる。
●安倍さんが撃たれる前から、安倍さんははいかんなあと思っていたら、年末になって裏金作りに精出す政治家のていたらくが明るみになった。芸能界のスキャンダル以上の暴力。出世と金に目がくらんだ人たちが大勢いる。ふざけすぎる。まともな人も多いが、悪事は千里を走る。権力に阿ったきたテレビも新聞もこれで終わりになるだろう、という気がしてきた。もとにはもどせないよ。時は前へ進む。
喪中につき 新年のご挨拶をご遠慮申し上げます。
昨年5月花冠の創刊者で夫の高橋信之が亡くなりました。喪中につき
新年のご挨拶をご遠慮申し上げます。
髙橋正子の俳句日記をお読みくださっている皆様、今年も髙橋正子の俳句日記をよろしくお願いいたします。皆様の幸せをお祈りいたします。
2024年1月1日
髙橋正子
今朝咲いて二花の水仙すがしかり 正子
水仙と小菊を仏にまず供え 正子
好物の餅を重ねて供えけり 正子
●明日子供たちが来るので、野菜を洗ったり、下茹でしたり、いろいろ準備。準備が終わって炬燵に入ると、能登半島で地震がおき、大津波の警報出たニュース。夜7時からのウィーンフィルのニューイヤーコンサートを楽しみにしていたのに、それどころではなくなった。元日の夜の最も楽しい時間を地震と津波に奪われた人たちは、また大変なことになった。原発は大丈夫か。東日本大震災をもろに思い出す。
●夜、自由な投句箱の選とコメント。5名投句。新年とあって、みんないい句をそろえている。秀句として5名5句を挙げる。
雨のち曇り
●大晦日。「静かな日をお過ごしと思います。」という葉書きをいただいた。そのとおりに、静かな日を過ごしている。
●自由な投句箱、月例ネット句会、発行所のブログのテンプレートを夜中12時を回ったので変え、年が明けた挨拶を書き込む。
●仏壇の正月の花を何にしようかと思っていたら、八百屋の片隅に水仙の花が売られていた。蕾だけでなく花もきれいに咲いている。それに黄色い小菊を足して買った。仏壇のまだ元気な花のお下がりは、丸い花瓶と、ガラスコップに差した。信之先生の写真の脇に小菊の小さな枝を集めて差した。水仙が正月らしい。
●ブログの仕事をしながら、You tube で音楽を聴いて、Arc Timesと一月万冊を見ていると新年になった。
●イスラエルは「いかんなあ、いかんなあ。」と思っていたら、南アフリカからジェノサイトだという批判が出ている。やりすぎる。
晴れ
●合同句集を贈呈した方から早くも礼状を頂く人。愛媛から二人。礼状の消印が27日になっているので、もしかしたら、愛媛にも6日に届いているのかもしれない。
●俳壇に花冠の広告を継続する旨、返信。ついでに広告料を振り込む。払い込み用紙の控え欄に住所氏名を書き忘れたので、近くの薬局に入り、ペンを借りて書き込む。一人留守番をしていた薬剤師の方が、すごく親切だった。老人だったからかもしれない。暇だったのかもしれない。
●すき焼きの材料の買い出し。春菊が倍に値上がりしてるが、春菊は入れたい。
晴れ
●喪中で正月はしないと言っても、子供たちが来ればそうもいかない。今日はそのこまごました買い物。
●正月にみんなが集まれるよう部屋の模様替えと拭き掃除。これで体が冷えてしまったので、ありあわせでタラちりにして、体がやっと温まった。
●年末になると今年も第九が演奏されてるのだろうか。お風呂のあとは、シューベルトの第九をウィーンフィルのベームで聞いて、ロシアのクインテットを聞いて、ナナ・ムスク―リの歌を聞いて、打ち倒れて就寝。これらはYou Tubeで次々出て来たので聞いた次第。
晴れ
●午後、小鉢と小皿、密閉容器を買いに横浜そごうへ。
●現代俳句1月号が届く。
筑紫盤井の「季語は生きている」。
新作現代俳句と鑑賞。恩田侑布子、林桂。
●残り系とで編んでいたマフラーが出来上がる。短いながら首にひと巻はできる。昔のマフラーは、このくらいの長さではなかったか。
●合同句集のプリントミスが見つかる。校正の甘さは、時間切れによるもの。合同句集の発行は無理を承知で発行したが、それがあらわれた感じ。他に問題がなければ、訂正して改訂版を出すこともありうる。今年は、力尽きた。
晴れ
●合同句集、全員に届いた様子。届いた書き込みが発行所ブログに入る。本の装丁に関心を持ってくれるのは、女性のようだ。男性は、こういうことにどう思っているのか、思っていないのか。
●ユベラをたびたび塗り込んだので、指のあかぎれがほぼ直る。
●髪をカット。美容室で、ほぼ二か月ぶりですね、と言われびっくり。ずっと編集に追われていたので時の感覚が抜けていた。
晴れ
●合同句集が届いた返事、京都、県内から。月例句会の賞品も届いた返事。
●合同句集で取り出していたいろんな資料をもとに戻す。編集の最後は、時間切れ。ま、いいや。
●正月はお節はつくらないが、それでも子供たちが来るとなると少々の買い物はしなくてはいけない。オーケーに2往復。
●有花さんが、バッハのクリスマスオラトリオをクリスマス前からずっと部屋に流していたとのこと。私は目下シューベルト。ピアノのぽろぽろと言う丸いスタッカ-トのような音がシューベルトらしいような気がする。
晴れ
中天に月と星あるクリスマス 正子
●合同句集を発送して、今日は完全に休みに。右手3本が一晩であかぎれ。ユベラを塗り込む。冬至の冷え込みせいかも。赤い毛糸が二玉見つかり、棒針でマフラーを編む。今日は50センチほど編めた。
●子どもたちは正月2日に来ると連絡。
●府中の妹から野菜10種ほど送ってくる。下仁田葱がある。いまは下仁田だけでなく、育てているようだ。柚子と慈姑、赤い皮のジャガイモアンデス。この小さいのを選んで昼ごはんにホイル焼きにして塩で食べた。
●昨日デパートのケーキ売り場で小さいケーキを買うつもりだったが、行列なので止め、近くの店のカニクリームコロッケを買った。クリスマスのピックがさしてある。