2月14日(水)

晴れ
あかつきの椿の花の伏して落つ  正子
白壁も障子も日当たり春の寺   正子
塀に沿う水仙つきて濃く匂う   正子
●土曜日に送った花冠2月号が届いたようだ。関西から届いた書き込み。5名。
夕方敬二さんの奥さんから電話。敬二さんの句が載っていて、大変喜んで声に出して読んでいると話してくれた。
敬二さんに替わると、話し始めてすぐ、「信之先生と話したい」と言われたので、心臓が止まりそうだった。想いの熱い敬二さんのこと、本当に話したいのだろう。
●「俳句」1月号に「俳句の今とこれから」と題して座談会の記事がある。一番若い岩田氏が俳句を読む力をこれからの人は養う必要があると提唱していたが、同感だ。前衛俳句はあまりに恣意的に最もらしく読まれたと思うし、前衛でない俳句も、読めていない気がしている。俳句は誰でも作れるが、読むのはなかなか難しい。
 俳句結社のIT化を進めたいと思っている主宰者は少なくないだろうが、主宰者がITに通じていないと難しいのでは。お膳立てしてもらっている主宰者はこれから務まらないのでは。これが、これからの俳句だと思う。
●昨日、俳壇に原稿を送ったので、きょうから確定申告の書類を作成する。

2月13日(火)

晴れ
白梅の枝がそよぎて輝ける     正子
めぐりつつ日は白梅を輝かす    正子
暖かし仏華の菊がよく開き     正子
●俳壇に明日締め切りの原稿「前書きのある句」をメール。PDFファイルを添付。3時間して、優しすぎる返信あり。
●角川から信之先生の句を歳時記に採録するからと封書が来る。折り返し、すぐに諾と返事した。
わが影の付き来て楽しさ寒き日も 信之
●元希に誕生日のお祝いと、ユーハイムのリングのバウムクーヘンと、モロゾフの猫缶チョコを贈る。誕生日のバウムクーヘンはちょうどよい大きさが品切れ。ひとまわり小さいサイズになった。いく品かは完売です、とある。発注しても届かないとのこと。

2月12日(月)

晴れ
椿赤し藪の一枝手折りてきて   正子
群れあそぶ春の雀のわれを見ず  正子
 N先生の手紙
窓の雪ことばピュアと思いつつ   正子
●2月月例ネット句会の入賞発表。最高点句が同点4句。みんなおんなじに一生懸命ってことです。
●you tube で音楽を聴いていると、ストリートピアノの動画が入る。はじめはそんなことはなかったが、最近はストリートピアノがうるさい。見せびらかしてるのかと思う。ヨーロッパでは、ピアノが街をめぐり、鍵盤も落ちたままのピアノがあるようだが、それでもピアノに合わせて踊り出す人がいて、楽しそうだ。音楽を楽しんでいる。
●「前書きのある俳句」の原稿、締め切りが迫った。書いてはいるものの、今日も一句に訂正を入れた。いくらでも直すところが出てくる。手放す決断と勇気がいる。
●風呂の電球が切れる。取り換えようとするが、カバーがはずれない。LEDにして5年ぐらいもっているが、前はどうだったか忘れてしまう。それに5年もすれば、劣化してねじが回らなくなったり。電気屋さんを頼むしかない気がしてきた。

2月11日(日)

晴れ
●2月月例ネット句会
投句椿活け夜は背ナよりしんと冷ゆ 正子
  春の雪ことば真摯なハガキかな 正子
  .春の雪積もりし量の屋根にあり 正子
 
●湯山の筍と松山あげの筍ご飯とアサリの味噌汁の夕食。昆布と椎茸を佃煮風に炊く。好評。この前句美子に持たせた稲荷ずし、餃子もおいしかったそうだ。街でお惣菜屋をやればすぐ売れるよ、と。それは、それなりに大変。
  

2月10日(土)

晴れ
椿赤し藪の一枝折りて来し    正子
椿活け夜は背ナよりしんと冷ゆ  正子
●夕方7時花冠2月号が届く。黄色の表紙は澄んだ黄色で春らしく。原色と少し違うが、思い切った色のほうがよい。俳句だからと、遠慮する必要はない。
すぐ封筒に入れ発送準備完了。明日綱島郵便局から発送。11,12日が連休なので、届くのは15日以降。
●バースデーカードを買いに。金蔵寺西側の細道から、普通部のグランドのある2丁目へ。日吉商店街の中央通りに通じる道を駅まで歩く。山道に無患子の実が数個落ちていた。無患子は15メートルくらいの樹で、葉をすっかり落とし、まだ実がたくさんついている。実を2個拾いポケットへ。
普通部のグランドでは30人くらいの中学生が野球の練習をしていた。ネットの横を通るとき、整列していた彼らが、みんな私を笑顔で見る。反抗期の笑顔だと、とっさに感じた。わが子の中学生時代を思い出した。まさに、その顔。
帰りも歩いた。夕方にはまだ時間があるのでゆっくり歩いたが、藪の入口に来て藪椿の真っ赤な花に出合った。朱がかった赤は、蛇の舌かというほどはっとする。こんな椿の赤は見たことがない。悲恋の赤と言う色を思いついた。
やぶ椿悲恋の赤という色に 正子
ポケットに無患子を入れていたのを忘れていたが、取り出して手に持ってしばらくすると、手が少しねばねばする。今日は暖かくて、手が汗ばんだので、石鹸成分が浸出したということか。無患子の実は昔は石鹸として使われたらしい。黒い実は追羽根に。実を包んでいるのは、アールヌーボーのガラスのような半透明の薄茶色。

2月9日(金)

晴れ
●大倉山に今日こそは行こうと思っていたが、角川から『季語別 歳時記集成』(全五巻)へ、正子の俳句を掲載予定(あくまで)なので、諾否の返事をと手紙がきた。急ぐようなので、このため、大倉山行は明日以降にした。
6句あったが、そのうち2句は、おそらく同姓同名の方の句。私の句ではない。20219年までの発表句(句集)からなだそうだ。以下の4句は、20年以上前の句集からの句で、先に出版された大歳時記5万句に追加される2万句になるのだろう。20年経って、どんないきさつでこうなったのか、わからないが、諾の返事を出した。
「春めく」 鉛筆を削る木の香の春めくを       髙橋正子
「入学試験」受験子の髪ふっくらと切り揃う      髙橋正子
「蜻蛉」  水に触れ水に映りて蜻蛉飛ぶ       髙橋正子
「ショール」ストールをひらりと剥いで我にもどる   髙橋正子
同姓同名の高橋正子氏の俳句。以下の句はネット上で検索できる。歳時記の例句は、どのように集められているのか。句集から選んでいるかどうか、怪しい。
ライターの炎のひらひらと樹氷林 
捨水に光りありけり指荒るる
※一読、おわかりだろうか。私の息はこの句のように長くなく、呼吸の仕方が違います。「樹氷林」は見たことがないし、「捨水」は母世代の言葉なので、使いません。

2月8日(木)

晴れ
●2月号編集後の片づけ。
●大倉山の梅林も花がかなり開いている様子。午後行くことにして支度をしたが、風の冷たさに、出かけるのがおっくになった。14日締め切りの原稿のために吟行に行かなくてはいけないことはわかってはいる。
●『世紀末ウィーン文化評論集』(ヘルマンバール著・西村雅樹訳 岩波文庫)の「救いようのない自我」のところを「日本展」と合わせて読む。「救いようのない自我」の文章は高等な詩を読むような印象だった。「日本展」を読んで、なぜかなあと思っていたところが、ひらめいたように自己流解釈ながら、分かった。

2月7日(水)

晴れ
煙突の煙ぽっかり春の夕べ 正子
青と白の煙突立ちて春浅し 正子
春夕べ枝の電飾灯りだす  正子
●立春を過ぎたからか、朝10時ごろ太陽の位置を見ると、わが家の前の四階建てのマンションの上に太陽が来ている。前のマンションまで、そこそこ距離があるので、日陰になることはないが、冬至から立春までぐらい、太陽の高度が低いので、布団を干す時間が限られる。我が家は一階なので特にそうだ。これからの楽しみは、陽がよく差すこと。
●花冠2月号(370号)を、昨夜入稿したが、今朝、初校の電子ブックが届いた。正子の俳句日記のファイルを差し替え、午後に校了となり、印刷に回ることになった。出来上がって発行所に届くのが、10日夕方。
●夕方になって、センター北のダイソーへ、発送用の封筒を買いに出かけた。角5の封筒、今日は十分店にあった。夕食後、封筒に宛名シールをはり、発送準備完了。
●合同句集『泉』から、それぞれの人の春の秀句を選ぼうと読み始めた。いい句は、作る本人が楽しい気持ちで作っているんだと、わかる。
●ここ2,3週間メールが5日からい週間遅れて来る。メールの量が多くて、受け取れなくなっているのかもしれないと、古い要らないメールを削除。

2月6日(火)

雪のち雨、くもり
●今朝は雪が3,4センチ積もる。家や車の屋根が真っ白。近所の子が子供の背丈ぐらいの雪ダルマを作っていた。編集で忙しく外をあまり見ていないが、道路の端に解け残った雪が夕方もあった。都内のほうが積もったようだ。
●昨日から今朝4時まで編集をしていた。それから眠って、昼過ぎからまた編集。午後9時過ぎ、2月号(No.370)を入稿。入稿には5分もかからない。あっけなく終わる。編集の時間に比べれば、不安になるほど速い。実際編集にはどのくらい時間がかかったが、わからないが、集中したのは、1週間ぐらい。校正はいくらやってもきりがない。はじめにきちんとしておかないと次々でてくる。編集も試行錯誤しながら、経験を積んきている。少しずつ改良されている。
正子の俳句日記の9月17日の七里ヶ浜行は、別に取り出して、「七里ヶ浜に遊ぶ」にした。それにフリー素材の手書き風のイラストを付けた。合同句集の表紙のイラストを探して、フリー素材のイラストが無限にというほどあることを知った。表紙は濃いクリーム色に決めていたが、黄色にした。外国のペーパーバックなど、グレート、赤、黒、茶などの一色に文字やイラストを単色で印刷したのをよく見る。
●ブログの俳句日記、これを削って、原稿に収めるのに、いつも難儀している。無駄に書いているところもあるが、残しておきたいので書いている。
●2月14日締め切りの原稿に取り掛からなければ。一応原稿はできているが、
それを出すのは、心配だ。今夜は良く休んであすから取り掛かる。ちょうど1週間。

2月5日(月)

曇りのち雨から雪
●大雪予報のとおり、午後から雨が雪に変わった。3センチぐらい積もった。雨のようだが、雪のようでもある。小さい雪で、霙まじりだったかもしれない。
●花冠2月号の編集。総ページ56ページになった。2月号は盛りだくさん。編集が終わったのが、6日の午前3時50分。ZIPファイルにして明日印刷所へ送る。朝、もう一度校正して午後すぐに送る。
●寒いのでぜんざいが食べたくなった。ヘルシオに小豆を炊かせ、お餅があるので、ぜんざいを作った。ヘルシオにもだんだん使い慣れて、茹でるのは楽だ。ゆで卵、ほうれん草。餡も時間はかかるが、気にしなければすぐできる感じ。