俳句
晴れ
○コンテストの授賞式兼打ち上げを11月22日(日)に早稲田のリーガロイヤルホテルで行う。午前11時から午後1時。会費4千円を設定。リーガロイヤルに予約を入れた。
○信之先生、論文執筆中につき、横浜の紀伊国屋に出かける。私用に、『シェイクスピア名詩名句100選』(関口篤訳編/2006・6・30発行/思潮社)を買ってくれた。用はどこかによいところがないかというわけだが、それよりも、これを読み、シェークスピア劇を見たくなった。今は『リチャードⅢ世』が見たいものだ。
「この口先だけのご立派な世間、色男で通らぬとなれば、手は一つしかない。あっぱれ、悪党になってやる。」の名台詞。これをどういう風に役者が言うのか。
もう一つ、気に留めて置くべき台詞。『真夏の夜の夢』の「詩人のペンはまったくの空無に一つの確固とした居場所と名を与える」。「名を与える」がシェークスピアらしい。ともかくも、この本は、実際に芝居を見てみたくさせる本。
俳句
秋芝のキャンパス少し坂の上
晴れ
○神奈川大学横浜キャンパスへ。東急線白楽下車。六角橋商店街を通り到着。
俳句
花の色みな澄み今朝の鶏頭は
冷やしおく葡萄に露の吹いており
秋夜電車の灯にみなケイタイ読む
曇り夜雨
○永田明正さんから「道の花」という川柳の冊子が送られてくる。返礼に花冠9月号と10月号を送る。
秋の星
高橋正子
朝顔の紺の仰向きがちな朝
朝顔の紺一輪を水に挿し
追悼 志賀泰次さん
北の大地を詠みて秋立つ頃逝きし
つまみ菜を洗えば濁る水の色
いつよりか燕無き空青澄める
秋の星寝に就く前の大きな宙
剥く梨にわが顔映りいたるかも
堰落ちる秋水朝日を満面に
朝顔の垣根解きて風透けり
一椀の汁に絞りきる酢橘
フェンスより見越す芙蓉の白すがし
葡萄食ぶ一つ一つの冷たさを
夕涼に花壇の花の吹かれけり
追悼 志賀泰次さん
北の大地を詠みて秋立つ頃に逝き
やわらかな朝のひかりに送り盆
送り盆しずかな鮨のきらきらと
つまみ菜を洗えば濁る水の色
人の死にベランダ秋の風が立ち
雑穀を食べるに菜で足る秋初め
日の色の午後は黄ばみて法師蝉
つくつく法師子らの宿題急かしける
朝顔の絡まる蔓を外に垂らす
家の灯のこぼれぬところ虫の声
ベランダの四角の隅の虫の声
青葡萄急ぎ冷やせる氷水
剥く梨にわが顔映りいたるかも
朝顔の初花空の色であり
朝顔の紺の仰向きがちな朝(信之選)
朝顔の紺一輪を水に挿し(信之・美保子選)
朝顔の紺一輪を食卓に
朝顔の一輪を剪る鋏音
朝顔にパソコン近く置いてあり
秋口の朝顔さすがあわれなり
路肩より聞こえ出したる鉦叩
台風来つつ選挙速報はじまれる
なでしこに月はうっすら照りいたり
月の暈の内のあかりの澄むばかり
ガラス戸を出て聞く虫音強かりし
朝顔のみな外光へ向きし花
花枯れの紫陽花秋冷まといけり
木々の葉も枝も平らに秋朝日
秋冷のわが身にしんと至りけり
秋冷の空の烏の山の声
いつよりか燕無き空青澄める
さびしさは秋の星より降り来る
葡萄一粒つまみ瞳の黒からむ
鶏頭の燃えておるなり大和し国
堰落ちる秋水朝日を満面に
朝顔の垣根の四角風透けり
晴れし夜は空にしろじろ鰯雲
一椀の汁に絞りきる酢橘
秋来たれども次々とハイビスカス
秋光に青き水なる隅田川
秋の星寝に就く前の大空に
俳句
秋の星
いつよりか燕無き空青澄める
さびしさは秋の星より降り来る
葡萄一粒つまみ瞳の黒からむ
鶏頭の燃えておるなり大和し国
堰落ちる秋水朝日を満面に
朝顔の垣根の四角風透けり
晴れし夜は空にしろじろ鰯雲
一椀の汁に絞りきる酢橘
秋来たれども次々とハイビスカス
秋光に青き水なる隅田川
秋の星寝に就く前の大空に
○11月号の投句締切。
○コンテストの役員各位に早めに投句をするよう、また、知人に投句を勧めてくれるようMLを出す。
○富士峠の湧水を半ダース注文したのが届く。これまで飲んだ水のなかで一押し。子どものころ飲んだわが家の井戸水に似ている。因みに、わが家の井戸水は酒作りの水にもなっていて、冬になると酒屋から大きな木のコンテナをトラックに載せて、汲みに来ていた。
俳句
くもり()
○町内会名簿の自分の班の名簿を作り、ブロック長に提出。未提出者が、前回(16年度)の4分の1から、半数に増えた。
町内会の回覧は、少なくとも月2回はある。それに加え、募金、防災、行事などの連絡事務があり、結構仕事がある。
俳句
晴れ
○6日の全国こども俳句協会臨時総会の役員人事の件、インターネット俳句コンテスト協会設立総会の件について、MLで報告。
○コンテストの賞状に押すためのインターネット俳句協会理事長印(縦書き角印)を作ってもらう。15日に出来上がり予定。信之先生に頼む。
○コンテストの賞状を60枚(A4パソコン用)を準備の予定だったが、センター北にはなく、明日大倉山まで買い行ってもらう。
○コンテストの案内を載せた10月号花冠を知人に配る。
俳句
○全国こども俳句協会臨時総会と、インターネット俳句コンテスト協会設立総会に出席のために、信之先生と朝8時過ぎ、芭蕉記念館分館に向かう。到着したら、智久さん、友行さんがすでに来られ分館を開けてもらっていた。10時から句会、11時から臨時総会と設立総会を開催。
○午後1時半から、同じ分館で、文学の森主催の句会。編集長の林誠司さんと、スタッフの小倉さんのお世話で句会開催。お茶は、各自持参のようだったが、加代子さんが、八雲もちという目黒のお菓子を持参され、お茶を沸かしてくれた。自分で飲むお茶は、自分でもってくるのが常識となっていると知る。なにやら、われらの句会とは、別世界だ。
川柳の方2名、文学の森の関係の俳人2名、花冠4名と信之先生。編集長の林さん計10名。終って、集合写真。俳句界12月号に掲載予定。
句会終了後、信之先生がいただいた謝礼で、分館近くのプラザという喫茶店でビールで懇親会。おつまみを頼むが、切らしているとのこと。ボリュームあるミックスサンドとおしんこで歓談。編集長、小倉さん、信之先生、川柳の晶子先生、加代子さん、正子の計6人。智久さん、友行さんは、すぐ帰られた。帰宅は夜8時前。