俳句
晴れ
○俳句界2月号購入代金を俳句界に振り込む。
○今朝早くに、花冠3月号の発送準備を半ば済ませる。
俳句
晴れ
○俳句界2月号購入代金を俳句界に振り込む。
○今朝早くに、花冠3月号の発送準備を半ば済ませる。
俳句
白梅に遠くはなれて昼の月
梅の花いつもきれいな青空に
春隣鳥の水あびきらきらと
東名高速立体交差に春隣
流れ寄り離れて思い思いに鴨
鶺鴒が飛んで畑の空へ消え
晴れ
○川和町の鶴見川沿いを信之先生の案内で吟行。川和町は横浜市北部農業地区と指定され、浜なしと米の栽培。道路沿いに刈田、なし畑がある。行きは市営地下鉄グリーンラインで、川和町下車。帰りは、川和町八朔あたりを歩き、田園都市線の市ヶ尾まで。
市ヶ尾の成城石井により、栄太郎のど飴と、リンツのストロベリーチョコを買う。590円也。
○俳句界2月号が、昨日7冊、本日4冊、と二日に分けて送られてくる。
句美子の俳句5句が顔写真とミニ俳論付きで掲載される。
句美子は、祖母と叔母、兄に掲載号を送った。
俳句
晴れ
○気温は平年より暖かい気がするが、今朝は冷える。
○花冠3月号初校済ませ、印刷所にファックス。
○結露のため、ぬいぐるみや人形の服が湿っている。脱がせられるものは脱がしてドライクリーニング。ドイツのリシーちゃん人形の服も、ライオンの着ている西部ライオンズの服も、ウサギの服も。
俳句
曇り
○花冠3月号の初校ゲラが夕方メールで届く。夜校正。明朝印刷所へ校正をファックス。
○信之先生は、午前中鶴見川の吟行に出かけた。小机から上流。40分ほど歩いたらしい。
私は誘われたが、片頭痛がするので、家で休む。
○今年になって初めて、農協の野菜市に出かけた。どの野菜も寒さで葉が焼けている。形が不ぞろいなだけで、新鮮で、味がよい。買ったもの。大根、ブロッコリー、人参、ほうれん草、万能ねぎ、里芋。野菜はあっという間に無くなって、30分もすると売り切れてしまう状態。
俳句
晴れ
○大寒。大寒だが、四月ごろの陽気。17度まで気温が上がった。
○片頭痛がするので、昨日は一日安静にしていたが治らないので、病院で薬をもらってきた。
俳句
曇り
○鳥海ゆい川柳句集『寂しさ指数』より
完璧を信じたころのミシンの目
プラタナス一本道ですら迷う
如雨露もって私の森へベランダへ
マラソン中継くまなく映す捨てた町
子を抱けばどこまでしなう母の腕
金色の風だった日がある狐
今が来る今が遠退く浜日傘
月の横子どもだろうか星光る
朝の水あふれ誰にも言えぬこと
ポケットにつかまり渡る交差点
積極的な右手に苦労させられる
蚊を払い男払って夏の橋
百日紅咲いている間は喪に服す
坂道を上ると海が見えドキン
鳳仙花あの日弾けたのは私
春だものマリも溺れてみたくなる
欠けている部分どこにもないカタチ
俳句
晴れ
○花冠3月号入稿。エックスパックで1時過ぎ送る。信之先生がポストまで。
○夕べから寒くてよく眠っていないのだが、それにしても寒い。風邪の前兆か。
フリースの上にセーターを着て、その上からボックスコートを着てなお寒い。
家族がそれぞれ着るものを持ってくる。コートを脱いで、息子のお古だがの上等なジャンバーを着るように、その上にウサギ模様のピンクの綿入れ半纏を着るようにと。その格好で落ち着くが、ストーブにかじりつき、日経マガジンを目でつらつら追う。しかし、寝るのが一番と思い午後は寝る。
○したがって、何もしないように、夕食はポトフ。あずきもぜんざい用に煮るが、味付けをする元気なし。
○夜早めに就寝するが、床のなかで、鳥海ゆいさんの川柳句集『寂しさ指数』を読み、十句ほど○印を付ける。近いうちにお礼。
俳句
○花冠3月号の信之先生の表紙字を選定。
○3月号は第28巻通巻315号となる。誌名変更ということでそうする。
○明日正午過ぎには入稿予定。
○一日底冷え。
銀杏冬芽
高橋正子
大根白菜売らるる中の水仙花
一束が一握りなり水仙花
冬川の淀みあおあお家鴨居て
レモンの香潮の香混じり牡蠣を食ぶ
蒼きまで冬至の夜空澄みてきし
元旦の空へ欅が芽を張れる
追悼宮本和美さん
新年の月に発ちゆくさびしさよ
雪の降る気配がありて労働す
早稲田大学二句
学生喫茶ジャズと会話と暖房と
枝打ちの銀杏冬芽が地に弾み
道端に出でて花梨を売る男
十ほどの蜜柑の色のあたたかし
戻り来て胃の腑に落とす冬の水
千両の実が無造作に倒るるよ
葉牡丹の小さきものを寄せ植えに
スーパーの一画占めて餅売らる
ラ・フランス雲を掴むごとき味
牡蠣殻を爆ぜるに任せ牡蠣を焼く
寒風の街を行く身を透け通り
つかみどころなきを食べたりラ・フランス
夕さみしポインセチアに灯がともり
水仙の花をゆすれる沖の風
切山椒買うや菓子型古りし店
白菜・大根売らるる中の水仙花
レモンの香潮の香混じり牡蠣を食ぶ
紅葉山夜は黒々と魔を住ます
一束が一握りなり水仙花
鎌倉に切山椒を買うて来る
切山椒のみを土産に初詣
切山椒買うに店屋のしまいかけ
切山椒土産に下げて夕電車
太陽があってひた啼く冬の鵙
純白の家鴨見ている冬河原
家鴨遊ぶ冬川そこに来て淀む
枯葦のかげに家鴨の二羽遊び
冬川の淀みあおあお家鴨居て
白菜の積まるる中の水仙花
里神楽大蛇(おろち)出しに子は眠し
追羽根に似て数え日の羽根和三
夜の凍てて抹茶の泡をふくっくらと
水仙の花鳴るまでの沖の風
蒼きまで冬至の夜空澄みてきし
冬至の夜空金三日月を掲げあり
凍空に星ひとつ連れ金三日月
黒豆を煮る香を背なに賀状書く
仕舞い湯のゆずの二つを持ちあがり
クリスマスイブの苺の赤つよし
新聞紙に白菜包みその形
もの燃やす煙も火も澄む年の暮
かりんの実ほとんど採られ年の暮
葉牡丹の白に初雪くればよき
藪柑子描かれしはがきをもらいける
龍の玉つくばむ少女の目に映る
戸に付けし飾りに鶴を舞わしむ
冬三日月もう入りかけし街の空
皸の指を組みてはものを書く
牡蠣うましことに宮島湾のもの
くちなしの実も丸餅も荷となれる
水仙と松が荷となり届けられ
水仙の葉くずを年の瀬のごみに
活けようとすれば千両の実がこぼれ
はぐくまれ蕾ふくらむヒアシンス
松の枝に沿わせ水仙すっくと活け
水仙の香がうっすらと朝の玄関
大晦日の月を見上げつつ帰る
大晦日の月のくまなき明るさに
ヒアシンスしんと冷えたる玄関に
千両の実があかあかとわが街に 正子
元旦の空へ欅が芽を張れる
雲遠し全く蒼き二日の空
水仙の花さ揺るるを持ち運ぶ
追悼宮本和美さん
新年の月に発ちゆくさびしさよ
どこまでも眩しい一月の太陽
雪の降る気配が周囲にあり働く
早稲田大学
学生喫茶ジャズと会話と暖房と
銀杏冬木学舎に馴染み押し並ぶ
プラタナス寒の朝日に透けみどり
早稲田大学演劇博物館
銀杏冬芽上舞台より眺めけり
枝打ちの銀杏冬芽の地に弾み