俳句
水玉の散らばるごとく猫柳
三椏の花へ奥から水そそと
菜の花へ風の切っ先鋭かり
春の雪解けし水田に水光る
枯葦の折れしを沈め春の水
春浅し立ちたる草の鳴りづめに
枯れしもの沈め春水透き通る
葦原にきょうまだ残る春の雪
晴れ
○中山四季の森公園へ、信之先生と吟行。俳句界5月号に投稿する俳句を依頼されて、頭を悩ましている。今寒いときに、5月の句を出せよと。嘱目で45年も育ったものには、嘱目以外の俳句は難しいのである・・・。
○四季の森公園は風が強すぎ、吟行には、不向きながらも、少々句を得る。これは、花冠に投句。
○ブログ句会の選は夕方となる。
節分ネット句会投句
節分寺裏山までも清められ
梅の花遠くに白き昼の月
水浴びの水にかがやく春の椋鳥(むく)
○午前、節分句会入賞発表。
http://blog.goo.ne.jp/kakan15/
○午後、花冠3月号発送。
http://blog.goo.ne.jp/kakan12/
俳句
節分の夜道に落ちる木々の影
晴れ
○節分。
○節分句会。28名投句
○花冠3月号が印刷所より届く。表紙の色は、今までで一度も表紙に使ったことがない色。夜、封筒に入れ、メール便のシールを残して、発送準備完了。明日朝、シールを貼って午前中には発送予定。あわせて、ブログ句会月間賞も。
○節分句会の入賞発表は明日午前10時。
○現代俳句一日一句鑑賞(高橋正子著)の立子の夏料理の句の鑑賞がブログに引用されていると、教えてもらう。
▼まるまる短歌と俳句 @和の空間:
http://maruta.be/waqoo/30
○
俳句
晴れ。
○夜積もった雪が今朝まで残る。車の屋根などは、5センチくらいの積雪。
○3月号発送の準備。
俳句
初雪の土あるところ白く積み
ただ一人来れば木苺実を熟らす
連れ立ちて泉の元の余花にあり
葉桜の光合えるも海も瞳に
牡丹の百花に寺のしじまあり
牡丹の花に銀輪止めてあり
菖蒲束ざんぶと投げいれ湯をあおく
洋館に黄薔薇は野生味を帯びて
吹かるると葉裏に紅き桜の実
楠若葉心冷やして燃ゆるなり
子の眠るときは濃かりて花みかん
ピアノある部屋に濃かりて花蜜柑
農の家灯ともすころの花蜜柑
家々の灯ともるころの花蜜柑
カルストを翔け啼き啼きてほととぎす
大根島の百姓が売り白牡丹
曇りのち雨、夜、雪。
○夕方から冷え込み、初雪となる。
俳句
降り積みし楓もみじも枯葉なる
枯るる木に空はあおあお広がれる
蕾紅く小さく固く実生梅
賽銭を放りて拝む梅の寺
裸木の椋も欅もみな大樹
冬霞む夜に出て布巾干しにけり
裏山も清められいて節分寺
水浴びの水にかがやく春の椋鳥(むく)
日当たって山の椿の花であり
たらの芽のまだ枯色で棘ばかり
晴れ
○午前中、金蔵寺へ梅を見に信之先生と出かける。実は、2月吟行の下見。梅は大かた蕾だが、小さい木は開いている。2週間もすれば、ちょうどよいだろう。
日吉商店街のマルヤさんで、吟行の昼食にするお寿司を見て、ひと箱試しに買う。
○境内で、金蔵寺の世話をしている大工さんと出会い、話をする。昭和24年、日吉生まれ。われわれが四国松山から来たと話すと、奥さんは高知の薬屋の娘さんだと話してくれた。日吉は急に都市化しすぎたとも。金蔵寺の前に堀があって、道があって、田んぼが綱島の山まで続いていたとのこと。
○椋の木、糯の木、欅、実生の梅の木の話をする。欅は子供のころと幹の太さは変わってないとも。
○節分句会の投句を済ませた。節分句会、外部のかたがはやばやと二人投句。
○2010年、1月月間賞の祥子さんに電話。
俳句
節分の枡も飾りのひとつなる
流れ寄りまた離れゆき春の鴨
梅の花昼月遠く出でありぬ
野の空に昼月ありて冬ぬくし
ははそはの芽吹けるなかに余花ありぬ
南国の日のじりじりと花いばら
柏餅朽ち葉の色を画きてみむ
金雀枝の匂いて憂愁もち合わす
わが胸へ平らに開き山法師
豆飯に涙の瑠璃のこぼるなり
松山の西の百花の牡丹寺
銀輪を止めある庭の花牡丹
花蜜柑闇を香らす火事の夜も
花蜜柑谷間の闇を匂いけり
大学に年年歳歳楠若葉
丘なせるキャベツ畑に鯉幟
青潮の向こう火の島あるらしき
青潮の崖に打ち寄すとき白し
菖蒲湯をきりりと立てて子を呼びぬ
晴れ
俳句
花菜の束一つが開き売られたり
足元に雲寄せ来るか雲間草
うらさびし昼餉に餅を焼くときは
晴れどきどき曇り
○比較的あたたかい。お昼は安倍川餅とお茶。
○雲間草の花がぽつぽつと開きはじめる。
○西川徹郎の句集は「一読暗澹」とは、鈴木伸一の評。デューラーとは大違い。
○4月号の投句箱を開く。
○花冠俳句叢書句集の件で、電話。
○2月14日の吟行の計画。鴨居あたり?
俳句
曇り一時雨
○野菜市場へ出かける。今日は、曇りで、出品農家も少なくて、あまり珍しいものはなかったが、わけぎを買った。
○午前中、俳句界の2月号に掲載された西川徹郎の記事をよむ。水煙第4巻にも氏の文章を掲載している。それについて、いろいろ信之先生から講義。
○はがきの投函に郵便局へ。ついでに。年賀はがきのお年玉で、切手シートが4枚当たったので交換してもらう。
○午後は、3時間ほど休眠。
俳句
はつらつとまたかがやかにヒアシンス
晴れ
○書友閣に注文していた白扇50本が届く。50本の扇子といっても、荷となれば、小さいもの。しかし、数倍の箱に慎重に入れて送られてきた。
○このところ、ヒアシンスが団欒の話題をさらっている。3つの球根から、それぞれ花が二つずつ。今花ざかり。一つは切って壜に挿してテーブルに、鉢は出窓で日に当てている。
○雲間草(くもまぐさ)の鉢植えが届く。赤い花。園芸用なので洋種なのだろう。初めて購入。夏場の管理がむずかしそうだが、今はこんもりとしている。